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転生トカゲの奮闘劇  作者: エイトミクロ
序章
8/9

初戦闘


なんで俺一人で戦わなにゃならんのじゃ…


出発する前にレンヤさんから「ゲイル王国までの道のりでの戦闘は一人でやれ」と言われた時俺は困惑した。

俺はリングリというレンヤさんの弟子と一緒に行くのはどうだと提案され出発を同意したんだ。その提案を聞いた時は戦闘はリングリに全任せしようと甘い考えをしていた自分を殴りたい。その結果がこれだ!


レンヤさんが言うには息吹を使える蜥蜴人は俺が初めてらしく、いずれ必ず誰かに目をつけられると言われた。もしもの時のために戦闘経験を積ませておいた方が良いと言うレンヤさんの意見に村長とリングリは納得していた。


当然俺は反対したがリングリの説得(脅迫)に折れてしまった。


んで…


「その結果がこれだよ!!」



「ーーグルフフフ!!!」



現在俺はゲイル王国へ向かう途中の森の中で野生の魔猪とエンカウントしてしまい戦闘中だった。

普通の猪と違い魔猪は体がどす黒く目は白目を向いており全身に奇妙な模様があった。


「ちょっとまって!本当に俺一人で戦うのかよ!」


「まあ頑張りなさいよ。私はレンヤさんから手を出さないようにって言われてるから手助けはできないわよ」


そう言うリングリは木に登り呑気に実っている木の実を食べていた。


「グルフフフー!」


「おわわー!」


魔猪が突進を仕掛けてきたので俺は慌ててジャンプをして回避を試みた。


「グルフッ!」


「あがあッ!!」


しかし魔猪が俺の動きに合わせて跳び上がりそれによって空中で無防備な俺の腹に重い衝撃が走った。


「リングリ、助け「ダメよ」そんなあ!」


「言っとくけど魔猪は蜥蜴人の子供でも倒せる雑魚なのよ。そんなのに手こずるってどんだけあなた弱いのよ」


…マジっすか?


自分が弱いのは自覚してたがまさか子供でも倒せる相手に俺は苦戦してるのは流石に情けなさすぎる。俺にだって多少のプライドはあるんだ。


「グルフフー!!」


「またか!」


魔猪が再度突進を始めた。どうすればいいのか無い頭で必死で考え、そして思いついた。

俺はあの時ゾンビに向けて放った息吹の感覚を思い出した。そして空気を肺に大量に送り込むように息を吸いーー


「くらえ息r「あ、それだめ」あだ!」


「グルフー!」


「ごばらッ!!」


何かを頭にぶつけられ、放とうとした息吹を止められた。そして魔猪の突進をもろに鳩尾に喰らってしまい吹っ飛ばされ背中を木に強打した。


「なっ何すんだよ…」


下を見ると木の実が転がっておりリングリが投げたことはすぐに理解できた。俺は仰向けになっている状態から何とか力を入れて上半身を起こしリングリを睨んだ。


「あなたはバカなのかしら?こんな森の中で息吹を出したら大火事になって大変なことになるわよ」


「あっそっか」


いかんいかん。息吹は火を吐くと言う強力な能力だから場所を考えて使わないと。しかしどうする?頼みの綱の息吹が使えないのはかなりの痛手だぞこれ…


「グルーッ!!」


「また来た!」


今までと同じように真っ直ぐに突進してきた魔猪に俺は構え…まてよ?真っ直ぐに…こいつもしかして?


「そりゃ!」


ギリギリまで引き寄せて直前に今度は横に飛んで避けた。


「グギャアッ!!」


すると魔猪は曲がる事が出来ずに俺の後ろにあった木に思いっきり鼻をぶつけた。



そして…


「ぬおりゃーー!!!!」


「グギャアー!!」


怯んだ隙を逃さず魔猪の前足を自分の尻尾で掴んで全力で走った。当然掴まれている魔猪は仰向けで引きづられ悲鳴を上げている。


「うおーー!!」


力の限り森の中を引きずり回った。情けないとかかっこ悪いとか言われそうだが構うものか!途中何回か木に打つかった魔猪が叫んでいた気がしたが確認してる余裕はない、手を休めたら殺られる。(動かしてるのは足だが)


「グギャ…」


引きずり続けてるうちに魔猪に抵抗する力が無くなって来たのがわかった。


「おりゃあああッ!!」


助走の勢いを利用し体を反転させ魔猪を木に叩きつけた。たのむ、これで倒れてくれ…!


「グギ………」


「…よし勝った!」


力尽きて倒れた魔猪を見て俺は両手でガッツポーズをした。


「何うかれてんのよ、さっきも行ったけどこいつは子供の蜥蜴人でも倒せるのよ。そんな雑魚にあんたは苦戦してたのよ。」


「…はい、すいません」


そうだよね…こいつ子供でも倒せるんだよね…


「「「グルフッ……!」」」


「……」


怖いなー嫌だなー。後ろから魔猪の唸り声が何体も聞こえてくるんだけど…


「あ、言い忘れたけどこの森には魔猪があと何体も」


リングリの台詞を聞き終わる前に俺は走った。後ろを振り向くと恐ろしいほどの数の魔猪が俺を殺さんとするばかりの勢いで迫っていた。


「おわーー!!助けてリングリーー!!」


「手を出すなって言われてるからね〜」


「あんた鬼かよ!!」




その後俺達が森を抜けれたのは五日後だった。




キャラクターデータ

魔猪



普通の猪よりも遥かに獰猛な魔物。動きが単調で真っ直ぐにしか突進できずギリギリのところで避ければ隙が生まれのでそこを叩けば簡単に倒せる。

子供のリザードマンは魔猪の倒し方を学校で学んでいるので簡単に倒せるがバジルは全くそのことを覚えてなかったので苦戦をした。成績最下位だから仕方ないよね!



リングリはレンヤからバジルが本当に危なくなったら助けてやってくれと頼まれているので、本当に危なくなったら助けようと考えていました。同族を見殺しにするほど鬼畜ではないはず。ないはず…

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