別れの日
何とか書き上げたぜ
二日後
ボガネ子爵領道
「今ベルズ騎士爵領に刺客を送りました。これでゼフィルを逃がすことはないでしょう。」
「よくやったノイ、これであの領地はおれのものになるんだ。クハッハッ。」
「ゲイルはすぐに兵を募るでしょうが、集まって200でしょう。別働隊も含めればこちらが負けるはずがありません。」
「ふむ、女子供は殺すなよ奴隷にして売っぱらうんだからな。そういえばセリーという女はとても美しいと聞いたことがある。」
「はっ、確か美しく貴族学校始まっての天才と言われていましたな。」
「そいつは生かしておけ、奴がいればメイル男爵は味方につけれる。そうすればこの東側でおれはトップ5の貴族になれるんだ。」
ベルズ騎士爵領屋敷会議室
「大方トップ5に入るとかそんなところだろう。」
ゲイルは何度かボガネ子爵に会ったことがあるが野心家の彼のことだ、とすでに見抜いていた。
「しかしすでに戦いの火蓋は開かれている。現状俺たちは子供のために頑張るしかないのだ。」
「追い返しましょう。ゲイル様。我々は最後までついていきます。あなたが集めた猛者を信じてください。」
この猛者とはセリーがいつかこのような状態になることを見越して連合
国中から集めた若者たちだ。お金がなく盗賊をやっていたり、盗みを働いていた子供たちに畑を与えて、いざという時一番槍を務める約束をした。中には傭兵などもいて練度もすごく今も鍛えているため強い。この者たちは行き場のない自分たちに安全に住む場所を与えてもらえた恩義より、忠誠心も高い。
「うむ、頼むぞ。」
ルーガル村
ゼフィルはルーガル村にやってきていた。
「今から俺の屋敷に行くぞ。」
「なんで俺たちは逃げるんだよ。戦うべきだろ。」
「何言ってるの私たちにできることなんてないじゃない。」
「ジャスミンの言う通りだ。君たちにできることはない。あとは任せて屋敷に行きなさい。」
「お父さんの言う通りよ。みんなで屋敷に行きましょう。」
「お父さんはここに残らなければいけないから、先に行きなさい。ティスあとは頼んだぞ。」
「ジョセフあとは任せて。ジャスミン行くわよ。」
「お父さんは行かないの?一緒に行かなきゃヤダ。」
ジャスミンの母ティスに連れられて、ジャスミンは泣きながら連れて行かれた。
ジョセフはゼフィルとロイネに向かって、
「お前たち、ジャスミンを泣かせたら許さないからな。しっかりと幸せしてやってくれ。」
最後は目に涙を浮かべていた。
「ロイネ、お前はこれから自由だ。俺とお母さんはここに残り戦うからな。」
「分かった。死なないでくれよ。」
ほとんど話は済んでいたらしい。
ゼフィルとロイネは二人で屋敷戻りながら話した。
「ゼフィル悔しいな。何もできないなんて。」
「ああ、足手まといなんてな。俺たちはなんて無力なんだ。」




