表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
毒奏者  作者: frith
百魔のダンジョン
15/26

魔法と魔術 其ノ参 【闇魔法】

種族特性『睡眠不要』を追加しました。

──────────────────────

『睡眠不要』

睡眠が不要となり、いついかなる時も最大の肉体性能で活動できる。但し、あくまでも肉体的疲労がなくなり、その結果として睡眠が不要となるだけであり、精神的な疲労は消えない。精神的疲労を取るためには睡眠をとる必要がある。

──────────────────────

 〈『魔力感知Lv.4』を取得しました。〉

 〈『魔力操作Lv.4』を取得しました。〉

 〈『集中Lv.7』を取得しました。〉


(………………うん、もういいかな?)


  魔法を使うための基礎たる魔力操作。それをエルガは、1日かけて全身の魔力を操作することに成功した。更に、一部分だけなら倍に近い速度で動かすことが出来る。


(多分、これは付け焼き刃のような技術だよね?確か、『魔力操作』スキルにも『操作技術に補正が入る』ってあったし。だとすると、補正がどの程度かは知らないけど、この操作技術は補正込みでの技術。これからも操作技術を上げていって、これくらい出来て当たり前並にしないとね。)


 因みに、これが『魔力感知』スキル、及び『魔力操作』スキルの『解析』結果だ。


 ──────────────────────


『魔力感知』

 魔力を感知する感覚に補正を入れるスキル。魔力を感知する感覚が一定値を超えればこのスキルのレベルが上がる。


 ──────────────────────


 ──────────────────────


『魔力操作』

 魔力を操作する技術に補正を入れるスキル。魔力を操作する技術が一定値を超えればこのスキルのレベルが上がる。


 ──────────────────────


 エルガの固有能力(ユニークスキル)『解析』ならば、これらのスキルにより入ってくる補正がどの程度か感覚的にわかるのだが、エルガはまだ『解析』のことを『視界内で確認したものの情報を開示する』スキルだと考えているので、今は確認することが出来ない。


 閑話休題


 また、エルガが魔力操作を始めてから1日たってはいるが、エルガ自身はほんの数時間程度しかたっていないと考えていた。それは魔力操作を始めてから凡そ10分で獲得した『集中』スキルの影響である。


 ──────────────────────


『集中』

 任意でスキルレベルに応じた集中状態に入ることが可能になるスキル。集中状態に入った時、集中する事柄が1つの事柄であればその事柄に対する熟練度が上がりやすくなる。2つ以上の場合はそれだけ上がりやすくなった熟練度が分散しやすくなる。また、基本は自動で発動する。

 このスキルは集中状態での集中度合いでのみレベルが上がる。

 ──────────────────────


 このスキルにより、集中して何かをやればいつの間にか時間が過ぎ去る体感時間の早まりが後押しされていた。

 更に、エルガが魔粘体(スライム)種に属する魔物である、ということも関係している。種族特性『睡眠不要』で肉体的疲労はなくなり、魔力を操作し続けることで感じるはずだった精神的疲労も『集中』スキルで余り感じてはいない。食事も、魔粘体(スライム)種は数ヶ月食事をしなくても死なない燃費の良さと生命力を兼ね備えているので、特に問題は無い。その生命力の高さは、台所の黒い悪魔()以上なのだ。


(さて、遂に魔力操作で体全体の魔力を操作することに成功したわけだから…………魔法が……!……使えるっ…………!)


 エルガは、魔力操作を体全体で出来るようになったことにより、魔法を使うことができるようになった。但し、使えるようになったのと、使うことが出来るのはまた別だ。なぜなら、エルガはスライムだ。当然、口のような発声器官など無い。必然的にイメージによる魔法の発動、即ち無詠唱で魔法を発動しなければいけないのだ。


(まあ、想像力には自信があるし、どうにかなる、かな?)


 そう思考し、若干の不安が残る中、エルガは魔法のイメージを固めようとした。


(まず、僕の適正属性は『水』『闇』『時空』だったはず。……『解析』。……うん、あってるね。この中だと、どれがいいかな?)


 エルガは迷った。『水』ならイメージがし易い分すぐに出来るだろう。『闇』はどのようなことが出来るか不明だ。『時空』に至ってはそもそもイメージすることが出来ない。この時点で『時空』は除外された。それからだ。エルガが悩んだのは。『水』ならば簡単だろうが『闇』は難しそうだ。ならば『水』にすべきだろうが、後々『闇』や全くイメージの出来ない『時空』を使うとなれば、イメージしにくい『闇』で慣らすべきだ。

  その考えがグルグルとエルガの思考内で回っており、いつの間にか『集中』まで発動していた。


(………………よし、『闇』にしよう。『水』よりはイメージし難くて『時空』よりはイメージし易いはず。)


 と、『闇』を使うことに決めたが、実は無意識下で数年前に蓋をした黒歴史の蓋が緩み、その影響で『闇』にしたと知ったら、エルガは何を思うだろうか。少なくとも、床を転げ周り、悶絶することは間違いないだろう。


 閑話休題


『闇』を使うと決めたエルガは、早速とばかりに闇魔法で定番となっていることを思い浮かべた。


(えーと、闇そのものを物質化して相手に当てるの、精神に作用するの、生命力とか魔力とか吸収するの、後は『影魔法』とかの影を操るのも闇魔法で可能っていうのもあったっけ。ここで出来るのは、1つ目と4つ目だけだから……、よし、1つ目の、闇そのものを物質化して相手に当てるのにしよう。)


 そこまで決まったら、後はイメージするだけなのだが、まだ一つの問題をクリアしていなかった。


(闇……闇の物質……そんなの無かったような………………あ、何で前世基準で考えてるんだろう?ここは魔法のある世界。多少の無理は通る、筈。)


 そう、1つの解けていない問題とは、闇を前世基準で考えていたこと。それにより、『闇という物質』が思いつかなかったのだ。但し、それはあくまでエルガが心のどこかで『魔法は無い』と考えてあたことが原因だ。魔力というものに触れ、地球とは別の世界だと改めて認識したエルガは、最後の問題をクリアした。


(魔力を極微小の透明な粒子だとイメージ。それを放出して、一箇所に固める。そして一箇所に固まった粒子を真っ黒い粒子に変換。それをネットで見たライフル弾の形に圧縮。但し、後方にはそれよりも小さい、真球状にしたものを配置。ライフル弾形の闇を回転。限界まで回転させたら後方に設置した闇を爆発させる。この時、爆発の衝撃はライフル弾形の闇にだけ当たるように指向性を持たせる。目標はダンジョンの壁。多分これで、ダンジョンの壁は穴が開くはず。)


 イメージが完了し、エルガは遂に前世を含めての生の中で初めての魔法を使用し始めた。


 そして、エルガの周囲に変化が起きた。まず、よく目を凝らさなければ分からないほどだが、エルガの周囲が蜃気楼のように揺らめいた。次に、その揺らめきが1点に集まることにより、今度は少し目を凝らせば見える程度まで揺らめきがハッキリとなった。直後、その揺らめきが真っ黒に染まり、1点に凝縮した。そしてライフル弾の形を取り、後方に真球が出来ると、ライフル弾形の闇は、回転を始めた。暫く、周囲には、ヒュンヒュン、と、回転する音が響いていた。そして、後方にあった真球が破裂した直後、黒い直線を描きながらライフル弾形の闇はダンジョンの壁へと一直線に向かい、直径1センチ、深さ50センチの穴を開けた。


(おお!出来た!使えた!しかも威力高い!……あ、でも、少し魔力消費が多すぎるし、無駄も多いかも。大体4分の3ぐらいの魔力が無くなったし、魔力感知で感知してた分だと余計に垂れ流してる感じがしたからね。)


 エルガは魔法を使うことが出来たことで、とても興奮していた。もし体に目があれば、間違いなくキラキラと輝いていただろう。但し、所詮は魔法どころか魔力にも触れたことのなかった者の放った魔法だ。無駄が多いのだ。エルガ自信が実感している通り、魔力の無駄な垂れ流しなどがその証拠だ。


(ただ、これは多分数をこなせばいい筈。魔力が回復したら、また違う属性とかを試したりして練習しよう。)


 そう思考し、エルガは視覚情報をシャットダウンして(本能的に出来ることの一つ)、瞑想のようなものを始めた。あわよくばMP回復系のスキルが手に入ることを願いながら。


 ────

 〈『闇魔法Lv.1』を取得しました。〉

 〈『瞑想Lv.1』を取得しました。〉

 〈『MP自然回復強化Lv.1』を取得しました。〉






どうもー、frithです。

すいませんでした。更新出来なくて。これからは注意します。orz

明日も投稿……多分すると思います。頑張ります。応援、宜しくお願いします!

評価、感想、ブクマ宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ