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風が囁いた:南の村の朝

翌朝には、南の村へ到着した時よりもずっと身体が楽になっていた。傷に使ってもらった薬草は思っていたよりずっと早く効き、腕の切り傷はまだ見えていたものの、もうそれほど気にならなかった。足の裏も十分に良くなっていて、サンダルを履けば普通に歩けるようになっていた。エリッサもかなり調子が良さそうだったが、いくつかの傷にはまだ包帯を巻いていた。その間、ヴァエロリンはほかの村へ送った使者たちの帰還と、ノールについての巡回隊からの新しい報告を待っていた。


その日の午前中、セラヤが客人用の家の入口に現れた。


「一晩休んだんだから、もう十分でしょ。少し外に出ましょう」


エリッサは家の開口部の近くに座り、腕の革紐を調整していたが、顔を上げようともしなかった。


「一人で行けば。私はやることがあるから」


「何をするの? 壁でも眺めてる?」セラヤは意地の悪そうな笑みを浮かべて私へ顔を向けた。「行きましょう、アルヴェン。今いる場所の良さをちゃんと分かる人に、村を案内してあげる」


私はエリッサを見て、何か止めるような反応がないか待ったが、彼女は肩をすくめただけだった。


「何? 私の許可でも待ってるの? そんなに見て回りたいなら、さっさと行けば」


セラヤはその無愛想さを楽しむように、面白そうな笑みを浮かべた。


「ほら。あなたを追い出したくて仕方ないみたい。行きましょう」


私はセラヤのあとをついて渡り道を進み、村の漁の大部分が行われている場所までやって来た。いくつもの足場や近くのカヌーにはエルフたちが散らばっていて、根の間に張られた網を回収している者もいれば、槍を手にしたまま微動だにせず、魚が十分近くを通るのを待っている者もいた。


しばらく眺めたあと、セラヤは置き場から一本の槍を取り、私の手へ渡した。


「やってみて」


私は重い武器を見て、それから透き通った水へ目を向けた。


「こんなのやったことないんだけど」


「それなら期待も少なくて済むわね」


彼女は縁へ近づき、水を指した。


「もう少し上」腕を組みながら指示した。「違う、上げすぎ。穂先を下げて。そう。そこまで下げない……少し上。アルヴェン、あなたって本当に加減ってものがないのね」


「言うだけなら簡単そうなんだけど」


セラヤはその言葉を無視し、根の近くをゆっくり泳いでいる魚を指した。


「あれ」


私は縁へ近づき、数秒待ってから槍を投げた。かなり大きく外した。


正直に言えば、そのあとも五回くらい試したが、全部外した。


「シルヴァリスにかけて、アルヴェン、あなた本当に下手ね。槍を貸して」


私は槍を彼女へ渡した。すると彼女はそれを元の置き場へ戻した。あのやり方で魚を捕るのは見た目よりずっと難しく、彼女が隠そうとしている笑みを見れば、私の出来がかなり面白かったことは明らかだった。


漁をしていた場所を離れ、さらにいくつかの渡り道を進むと、茅と編んだ枝で覆われた足場へ着いた。そこは村のカヌーを作ったり修理したりする工房だった。何人かの職人が、曲がった道具を使って大きな丸太の内側をくり抜いていた。


私はほとんど完成している一艘の船を、しばらく立ち止まって眺めた。


「じゃあ、村中にあるあのカヌーは全部ここで作ってるのか?」


「ええ、全部よ」セラヤが答えた。「全部共同のもの。カヌーがなければ、ここでは行けない場所がたくさんあるから。でもカヌーといえば……あなたたちがここまで来るのに使ったあれも、私たちのものだったのよね」


身体が少し固まった。


「うん」


「しかも、櫂は一本しか持って帰ってこなかった」


理解するのに一秒かかった。


「それについては……」


「もう一本はどうしたの?」


「コモロクに噛まれた」


セラヤが驚いて瞬きをした。


「コモロクが櫂を噛んだの?」


「正確には、俺を噛もうとしたんだ。防ぐために櫂を使った」


彼女は顎で工房の隅を示した。そこには、側面に深い傷を残した私たちの古いカヌーが置かれていた。


「つまり、傷だらけのカヌーを返して、持っていった櫂も一本しか戻さなかったってことね」


「そういう言い方をされると……」


彼女はさらに数秒カヌーを眺め、それから真剣な表情で私を見た。


「弁償してもらわないとね」


「弁償?」


「櫂と、カヌーの傷」


「どうやって?」


セラヤは答えなかった。


「こっちのお金なんて持ってない。というか、そもそもお金を使ってるのかも知らない。働くとか、何か手伝うことならできるけど、もし新しい櫂を作れって言うなら、作り方なんて知らないぞ」


セラヤは真剣な表情を保とうとしていたが、長くは続かなかった。口元が少し持ち上がり、そのまま笑い始めた。


「冗談よ、アルヴェン」


私は話すのをやめた。


「完全に本気の顔だっただろ」


「それが狙いだったの。皮肉って知らない?」


少し気まずくなった。


「皮肉くらい知ってる。でも俺がこの村に来たのは昨日なんだぞ。共同のものを壊すのが犯罪じゃないなんて、どうやって分かるんだよ」


セラヤはまだ笑っていた。


「何をされると思ったの? 櫂の代金を払い終わるまで働かされるとか?」


「ここの習慣を知らないんだ。それでもおかしくないだろ」


彼女は数秒私を見つめ、笑みを少しだけ弱めた。


「そういえば……あなたって、本当はどの村の出身なの?」


その質問は不意打ちだった。


「えっと……」


「北の村じゃないわよね」


私は彼女を見た。


「どうして分かる?」


「だって、あそこで育った人には見えないから。というより、ほかのどの村の出身にも見えない」


彼女は少し間を置いた。


「槍で魚を捕ることすら知らないし」


「それについては……」


「それだけじゃないわ」


セラヤが少し首を傾げた。


「話し方が違う。仕草も、振る舞いも、かなり違う」


私は腕を組んだ。


「話し方の何が違うのか、今でも分からないんだけど」


「うまく説明できない」


彼女はもう一度私を見た。今度は、さっきまでのからかうような調子ではなかった。


「それに、話せば話すほど、八つあるどの村から来たようにも思えなくなるの」


今度は、答えるまでに少し時間がかかった。


「それで?」セラヤがさらに聞いた。「どこから来たの、アルヴェン? それに、本当は何者なの?」


「俺は……」


これ以上余計な疑問を増やさずに済む答えを探し始めた。


何か答えを作り出すより先に、声が聞こえた。


「こいつはただの馬鹿なのよ」エリッサが入口に姿を現した。腕を組み、眉をひそめている。「北の村の出身で合ってる。ただ、物事の常識がないまま生まれてきた不幸なやつってだけ」


私は彼女へ顔を向けた。


「精神的な支えをありがとう」


「どういたしまして」


セラヤは片眉を上げた。まだそれを信じるか決めかねているように、数秒私を見続けたが、やがてエリッサへ視線を戻した。


「珍しいわね。もっと大事な用事があるのかと思ってた」


「あるわよ。ただ少し外に出ることにしただけ」


「そう」


エリッサが目を細めた。


「何?」


セラヤは笑った。


「別に。私に彼氏を取られるのが怖くなったのかなって思っただけ」


「こいつは私の彼氏じゃない」


即答だった。セラヤは私を見た。


「じゃあ、誰とも付き合ってないの?」


私が指一本動かすより先に、セラヤは素早く一歩近づき、両手で私の腕に絡みつき、わざと身体を密着させた。彼女の胸が腕に押しつけられるのを感じる。セラヤは私を見上げながら、何気ない様子で私の髪の一房を指に巻きつけた。


「セラヤ……」


「何?」


「何してるんだ?」


彼女は笑った。


「ただ、うちのお客さんに親切でおもてなししてるだけよ」


私が何か言い返す前に、セラヤはエリッサを見た。


「嫉妬してる?」


エリッサは数秒黙っていた。それから大声で笑い出し、近くにいた二人の職人までこちらを見るほどだった。


「嫉妬? こいつに? 笑わせないで」


私は彼女を見た。エリッサは笑い終えると、完全に真顔になって続けた。


「好きにすれば。こいつは賞品っていうよりお荷物よ。それに全然私の好みじゃない。私はもう大人の女なの、セラヤ。こいつがあなたの腕の飾りになってるくらいで私が気にすると思ったなら、時間の無駄だったわね」


今度はセラヤの方が言葉を失った。私でさえ反応するまで少しかかった。


彼女は何度か瞬きをした。


「すごい……大人になったのね」


エリッサはすぐに顎を上げた。


「当然でしょ。今さら気づいたの? でも、その腕は離してあげたら。見れば分かるでしょ、その男、息苦しくて居心地悪そうよ」


セラヤは再び私へ視線を向けた。少し唇を尖らせ、首を傾げる。


「私といると息苦しいの、アルヴェン?」


「俺は……」


彼女は私の腕をもう少し身体へ押しつけた。痛いほどではなかったが、その動きで彼女の身体がさらに強く触れているのを感じた。


「苦しい?」


頬がさらに熱くなった。


「く、苦しくない」


セラヤの笑顔がすぐ戻った。


「やっぱりね」


私はエリッサを見た。彼女はこちらを見つめていた。


怒っているようには見えなかった。驚いているようにも見えない。数秒、その表情が何を意味しているのか考えたが、結論にたどり着く前に彼女は目を逸らした。


セラヤがまだ私の腕にしがみついていた時、後ろから男の声が聞こえた。


「セラヤ、その二人をからかうのはもう十分だ」


彼女はようやく私を離し、声のした方を見た。


「ナエルン」セラヤが呟き、笑みを消した。


年老いたエルフが、曲がった根から作られた杖を支えにしながら渡り道を歩いてきた。木に結びつけられた紐からは、羽根、種、小さな貝殻、磨かれた石が下がっている。真っ白な髪は肩まで伸び、顔の一部には簡素な模様が入っていた。服装は南の村らしい軽いものだったが、ほかの者より長く、杖と似た小さな装飾がついていた。


彼は私たちの前で止まった。


「エリッサ。セラヤ」


二人は短く頷いた。それから彼は私へ視線を向けた。


「そして、お前がアルヴェンだな」


「はい」


「まだ名乗っていなかったな。私はナエルン。この村のシャーマンだ」


エリッサとセラヤの姿勢が変わった時点で、それらしい立場の人だとは予想できていた。


「お会いできて光栄です」


ナエルンは頷いた。


「ヴァエロリンがお前と話したがっている」


「俺と?」


「そうだ」


エリッサがすぐに一歩前へ出た。


「じゃあ行きましょう」


ナエルンが片手を上げた。


「彼だけだ」


エリッサが眉をひそめた。


「許可を求めたんじゃない、私は――」


ナエルンはゆっくり彼女へ顔を向けた。


「行かせん」


「いつからあなたが決めるように――」


「娘よ。カエルレスの娘というだけで、お前の無礼を許している者たちと私を一緒にするな。もう一度その口調で私に話したら、お前の父親と祖母が教え損ねた礼儀というものを、私がきっちり思い出させてやる」


私は世界が崩壊するのを待った。エリッサは命令されることが嫌いで、反対されることも嫌いで、誰かに頭を下げることなどほとんどない。顎が固まり、指が強く握られすぎて関節が白くなるのが見えた。彼女は丸一秒、老人を睨みつけ……それから一気に息を吐き、地面へ視線を逸らした。


「……分かった」


私は彼女を見つめた。


珍しい光景だった。年上の戦士と口論し、自分の父親にまで逆らい、行動を制御しようとする相手にはほとんど誰にでも言い返すエリッサを私は見てきた。ヴァレリス師は、彼女が本当に自制する数少ない相手の一人だった。


私はナエルンを見た。


「あの……」


彼は私へ視線を戻した。


「何だ?」


「それ、ぜひ教えてください」


ナエルンがわずかに眉をひそめた。


「何を教えろと?」


私はさりげなくエリッサを指した。


「どうやったら、その生き物をそんなに大人しくできるんですか?」


セラヤはすぐに笑い出した。私もつられて笑い、エリッサが何か言い返してくるのを待った。


彼女は何も言わなかった。


腕を組んだまま、虚空を見つめ、ひどく閉ざされた表情をしていた。


私の笑いもすぐに止まった。ナエルンも面白いとは思っていないようで、さっきと同じ真剣な顔のままだった。


セラヤが片手を上げた。


「私は?」


ナエルンが彼女を見る。


「すでに言った通り、呼ばれているのはアルヴェンだけだ」


「分かった……」


「来い、若者」


私はもう一度エリッサを見た。


「またあとで」


彼女は小さく頷いただけだった。


私はナエルンのあとをついて渡り道を進んだ。数分ほど歩いたあとも、まだエリッサの反応が気になっていたので、聞いてみることにした。


「どこへ行くんですか?」


「私の家だ」


私は彼を見た。


「ヴァエロリンがあなたの家にいるんですか?」


「いる」


一つ疑問は解決したが、代わりにいくつも増えた。


私たちはそのまま歩き続けた。


「俺と話したい理由は聞いてますか?」


「聞いている」


私は待った。


ナエルンは何も付け加えなかった。


「それで……?」


「本人から説明する」


それ以上聞くのは諦めた。


ナエルンの家は、村の賑やかな場所から少し離れたところにあった。ヴァエロリンの家より小さく、客人用の家よりも閉ざされた造りになっていた。入口の近くには木や種、羽根で作られた護符がいくつか下がっており、中の棚には薬草の入った小さな容器が並んでいた。ほかにも見覚えのない物があり、おそらく儀式に使うものなのだろうが、詳しく見る時間はなかった。


主室へ入ると、ヴァエロリンとマエリエルが私たちを待っていた。


二人は床に広げられた織物の敷物の上に座っていた。ナエルンも近くへ座り、私にも別の場所を示した。


最初に口を開いたのはマエリエルだった。


「座ってください、アルヴェン」


私は従い、敷物の上に座って三人を順番に見た。


「何かあったんですか?」声が揺れないように意識しながら聞いた。


ヴァエロリンは胸の前で腕を組み、真剣な表情を崩さなかった。


「それは、これからあなたがどれだけ正直に私たちと話すつもりかによります。先ほど、ナエルンが自宅の縁側から村の様子を見ていた時、あなたが下の渡り道を歩いているのを見たそうです」


私はシャーマンへ視線を向けた。ナエルンは暗く濁った目で私を見つめていた。


「お前は、自分がただ同胞の一人にすぎないふりをすることはできる」ナエルンは乾いた鋭い声で言った。「だが、この私のような偉大なシャーマンから、自分の魂まで隠すことはできん」


その遠回しな言い方で、ヴァレリス師を思い出した。どうやらこの世界のシャーマンたちは、どんな偽装も見抜くという、同じように厄介な能力を持っているらしい。


ヴァエロリンはため息をつき、話を引き継いだ。


「ナエルンはそのすぐあとに私のところへ来て、見たものを報告しました。そして、あなたが古い予言にある七人の英雄の一人だと教えてくれた。ではアルヴェン、本当にその一人なのですか?」


私は一瞬視線を落としてから、もう一度彼を見た。嘘をつく理由はなかった。


「そうです」


ヴァエロリンがわずかに眉を上げた。


「否定しようとすると思っていました」


「何のために? ナエルンはもう知ってます。どうやらシャーマン相手に嘘をつくのは、あまり賢い方法じゃなさそうですし、それに俺も、ここで余計な揉め事を起こしたくありません」


ナエルンは表情を変えずに答えた。


「少なくとも、その点では多少の分別はあるようだな」


マエリエルが横目で彼を見た。


「必要以上に話を難しくしないで、ナエルン」


彼は答えなかった。ヴァエロリンが再び私へ意識を向けた。


「アルヴェン、なぜそれほど重大なことを隠していたのですか。理由については、ある程度想像がついていますが」


私が口を開くより先に、ナエルンが目を細め、毒を吐くように言った。


「北の村の長が関わっているに決まっている。こいつに正体を隠すよう命じたのもあの男だろう。カエルレスは何か政治的な企みをしているに違いない。そのうえ、あの問題ばかり起こす自分の娘まで寄越して、こちらを監視させ、厄介事を持ち込ませて――」


「もういい、ナエルン」ヴァエロリンが遮った。その声は、シャーマンを黙らせるのに十分なほど強かった。「北の村は我々の同盟相手であり、友でもある。個人的な感情をここへ持ち込むのはやめてください。我々は状況を冷静に理解しようとしているのです。それに、エリッサとアルヴェンがここにいることは、すでに使者を送ってカエルレスへ知らせています。ノールの問題について私と会談するため、こちらへ来ても構わないとも伝えました。ですから、アルヴェンの正体について今回分かったことも、必ず彼と話します」


ナエルンは不機嫌そうな顔で腕を組み、そのまま黙り込んだ。ヴァエロリンは深く息を吸い、私を見た。


「では。自分を弁護するために、何か言うことはありますか、アルヴェン?」


私は顔を上げ、一言一言を慎重に選んだ。


「理由を説明させてもらえるなら……」私はそう切り出し、マエリエルから短く続きを促すように頷かれた。「北の村の長は何も関係ありません。俺が自分で隠すことを決めました。自分が予言の英雄だなんてことを、あちこちで言いふらすのは賢明じゃないと思ったんです。それが俺たちの安全にどう影響するかも考えましたし、こんな情報をそこら中に広めて回るのが賢い行動じゃないという点には、皆さんも同意してくれると思います」


しばらく沈黙が続いた。その沈黙を破ったのはマエリエルで、ずっと穏やかな口調だった。


「理解できます、アルヴェン。少なくともそれは、あなたが重要な情報を慎重に扱う人だということを示しています」


だがヴァエロリンは、完全には納得していないようだった。


「あなたの理由を理解することと、私の家の中で何も知らされないままにされることを快く思うかは別です」


ナエルンは私と目を合わせないまま、喉の奥で低い音を鳴らした。


「英雄と呼ばれたからといって、それだけで価値のある人間になるわけではない、若者よ。男の価値を決めるのは、水かさが増した時にどんな選択をするかだ」


私は黙ってその説教を聞いた。ここで言い返しても何にもならない。抑えた敬意を示すように、ただ頷いた。


ヴァエロリンは姿勢を正した。


「この件はひとまず置いておきましょう。今、本当に重要なのは、七人の英雄の一人がなぜ恐怖の森へ来たのかということです」


私は深く息を吸った。もう逃げる場所も、隠せることもなかった。背筋を伸ばし、目の前の三人を見た。


「俺はアンソールのカストラン王から、大使として派遣されました」私はしっかりとした声で話し始めた。「俺の任務は、この森に暮らすダークエルフたちの間で、直接の同盟を結ぶための交渉をすることです」


短く間を置き、次の言葉の重みが部屋に広がるのを待った。


「俺たちが力を合わせ、この大陸を蝕んでいる本当の敵と戦うための同盟です。魔王と」

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