エピソード791 御多忙な可能性は高いと思われます
『閲覧制限のあります書籍は持ち出し禁止ですので、図書館内部の閲覧室にて御読み下さい、帝国女騎士様』
『はい、解りました、ありがとうございます』
帝都アーヘンの貴族街にありますケルン家の上屋敷にて帝国軍の尉官の少尉の軍服に着替えましてから、皇帝陛下の直臣の臣下でもあります帝国女騎士身分を示すミスリル銀製の記章でもあります襟章を着けていますと、内務省検閲局の手帳の内容を確認なされた受付の警備員から許可が降りました。
{尉官の軍服に帝国女騎士身分を示すミスリル銀製の記章でもあります襟章を着けていましても、内務省検閲局に所属をされていると手帳の中を見て確認されましたな、我が主}
私の場合は初めての申請というのも関係しているのかも知れません?、髪飾り。
『おっ、花も来たか』
『はい、希望さん』
閲覧制限のあります書籍を収納しています区画には、私と同じく帝国軍の尉官の軍服に帝国女騎士身分を示しますミスリル銀製の記章でもあります襟章を着けたナディーネさんが先に来ていられました。
『アンリとルネはまだだ。もしかしたら貴族街にあるレバークーゼン家の上屋敷に、子爵閣下が今宵は戻られて無ぇのかもな』
『アンリ卿の御父君であらせられます子爵閣下は財務警察の警視正ですので、公務が御多忙なのかも知れません、ナディーネさん』
{我が主の御父君であらせられます伯爵閣下も、貴族街にありますケルン家の上屋敷に今宵は御戻りにはなられていませんでしたな?}
帝都憲兵隊の副総監であらせられます御父様だけで無く、秘書官補佐をされています豊穣御姉様もケルン家の上屋敷に御戻りになられていませんでしたから、御多忙な可能性は高いと思われます、髪飾り。




