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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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エピソード789 図書館での手続きの確認

『ワイワイ・ガヤガヤ・ザワザワ』


『花《フロリアーヌ》は放課後に貴族街にあるケルン家の上屋敷《かみやしき》に寄り帝国軍の軍服に着替えてから、図書館《ビブリオテーク》で閲覧制限のある本を読む許可が降りるか試す予定なんだな?』


帝都魔法学園の学生食堂《メンザ》で朝餉《あさげ》を摂《と》りながら、ゾーリンゲン家の男爵《バローン》閣下の末子《まっし》でもあります希望《ナディーネ》さんの言葉に私は、真実《ヴェレーナ》さんに言われて伸ばしています金髪《ブロンデス・ハール》を揺らしながら頷きまして。


『はい、その通りですナディーネさん。上屋敷《かみやしき》にてケルン家の伯爵《グラーフ》夫人様であらせられます御母様《ムッター》と御話をしまして、御許しが出ましたら図書館《ビブリオテーク》で閲覧制限のある本を読む許可が降りるか試す予定でいます』


{我が主の御母堂であらせられますケルン家の伯爵《グラーフ》夫人様は、基本的に帝都アーヘンの貴族街にあります上屋敷《かみやしき》にて御過ごしになられていますな}


先のブランデンブルク家の侯爵《フュルスト》閣下であらせられます、純粋《カタリーナ》御母様《ムッター》の御父君でもあります御爺様《グロースファーター》に御会いに行かれる事もありますけれど、それ以外では貴方の言う通りケルン家の上屋敷《かみやしき》にて御過ごしになられています髪飾《ハール・シュムック》り。


『アタシもゾーリンゲン家の上屋敷《かみやしき》でお袋の許可が出たら、図書館《ビブリオテーク》で閲覧制限のある本が読めるか試すかな?』


ナディーネさんの発言に対して隣の席に腰掛けています恵《ハンナ》さんが、驚いた表情を浮かべながら薄茶色《ヘル・ブラオン》の瞳による眼差しを向けまして。


『ナディーネが読書家《ビューヒャー・ヴルム》だったなんて初めて知ったけれど?』


ハンナさんの感想に対してナディーネさんが笑われながら。


『特に読みたい本があるというよりは、必要性が生じた時の為に手続きを確認しておきたいだけだからな、ハンナ』


成る程。


{軍人一家であらせられますゾーリンゲン家で生まれ育たれた、腕輪《アルム・バンド》の主らしい考え方ですな、我が主}


『アンリとルネも手続きの確認を行うか?』


ナディーネさんの藍色《ドゥンケル・ブラオ》の瞳による視線を受けました、レバークーゼン家の子爵《ヴァイカウント》閣下の庶子にして次男でもあります、黒髪《シュヴァルツ》と褐色《ブルネット》の肌色をされています高潔な貴公子のアンリ卿は頷かれまして。


『はい、ゾーリンゲン家の帝国女騎士《ライヒス・リッテリン》殿。父上の御許しが降りましたら、図書館《ビブリオテーク》で閲覧制限のあります本を読む手続きの確認を行いたく思います』


{アンリ卿は腕輪《アルム・バンド》の主と過ごせる機会は逃されませんな、我が主♪}


アンリ卿はナディーネさんに対して一途な殿方ですから、髪飾《ハール・シュムック》り。


『ルネはどうする?』


レバークーゼン家の子爵《ヴァイカウント》閣下の庇護下にあります、デュッセルドルフ家の上級の騎士《シュヴァリエ》様の子息でもありますルネ卿は少し考えられましてから。


『帝都憲兵隊に奉職《ほうしょく》するようになったら、調べ物をする為に図書館《ビブリオテーク》で閲覧制限のある本を読む必要性が生じる事もあるかも知れないからな、手続きの確認をしておく事にするアンリ』

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