エピソード785 平民身分の女魔法使いの生まれという部分は共通しておりますからな
『花は貴族街にあるケルン家の上屋敷を訪れる時には、基本的に馬車で移動するんだよね?』
『はい、恵さん、その通りです』
公衆浴場での湯浴みを終えましてから、洗濯屋に立ち寄り帝都魔法学園を目指して夜の帝都アーヘンを歩いて移動していますけれど、ハンナさんが薄茶色の瞳による視線を私に向けながら。
『希望もそうだけれど、馬車で移動する事が出来る身分なのに、歩いて移動するのをフロリアーヌも好むよね?』
ハンナさんの疑問に対して私は、魔道具の街灯の明かりが灯されています、石畳で舗装をされています帝都アーヘンの夜景に瑠璃之青の瞳による眼差しを向けまして。
『私は帝国の地方部の自作農で育ちましたから、石畳で舗装されている道を夜も魔道具の街灯が明るく照らしている帝都アーヘンの夜道を歩くだけでも、日々新たな発見があります、ハンナさん』
私の返答を聞かれたハンナさんは、得心がいかれた表情にて短いツインテールの髪型にされています、赤茶色の髪の毛を揺らしながら頷かれまして。
『その気持ちなら私も解るかな。男爵閣下が御治めになられているゾーリンゲン家の御領地も、帝都アーヘンのように石畳で舗装されて魔道具の街灯が整備されている訳では無いから』
ナディーネさんの御父君であらせられます男爵閣下から、ゾーリンゲン家への出入りを許されています御用商人の一人娘でもありますハンナさんとは、私は帝都魔法学園に入学する以前の生活環境には共通点があります。
{ハンナ女史は腕輪の主とは同い年の幼馴染みですから、我が主とは異なる点もありますが、平民身分の女魔法使いの生まれという部分は共通しておりますからな}
貴方の言う通りです髪飾り、御領地と領民を御治めになられていられます止事無い身分であらせられます貴族諸侯でもあります男爵閣下から、ゾーリンゲン家への出入りを許されています御用商人の一人娘でもありますハンナさんとは、農家の村娘でした私は多くの点で異なりますが、平民身分の女魔法使いという生まれでは共通をしています。




