エピソード767 選良の真価はそれだけでは決まりませんわね
『私の花さんの御父君であらせられますケルン家の伯爵閣下を含まれます、止事無い身分であらせられます貴族諸侯の皆様方は、アルトゥール卿を非常に強く意識なされていられますわね♪』
帝都魔法学園の談話室から、学生寮の女子寮にあります私の真実さんの部屋に移動をしまして、寝台に並んで腰掛けながら二人きりで御話をさせて頂いています。
『ハプスブルク大公家が支配をされていますエスターライヒ方面にて、償罪戦線で武勲を挙げていられます現役の帝国軍人の尉官の中尉の軍階級でもありますアルトゥール卿と対抗する事が可能だという、過分なる評価に与りまして恐縮に感じます、私のヴェレーナさん』
{止事無い身分であらせられます貴族諸侯の皆様方が、妾妃の連れ子と揶揄なされるアルトゥール卿が身に纏われている魔力は、我が主と同程度でしたな?}
『女魔法使いの私が言うのも奇妙に聞こえるかも知れませんが、天から根元魔法の素質を授かりし選良の真価は、身に纏う魔力の容量だけでは決まりませんから』
私の見解に女魔法使いのヴェレーナさんも、銀白色の美しい髪の毛を揺らしながら同意をされまして。
『私のフロリアーヌさんの仰られる通りですわね。複数の根元魔法を同時発動可能な魔法使いと女魔法使いの方が有利なのは確かですけれど、選良の真価はそれだけでは決まりませんわね』




