エピソード700 学風を含めて様々な違いがあるようです
『チャプンッ。シャアアアッ』
『私の真実さんに教えて頂けなければ、帝国の地方部出身の私は代金を支払い公衆浴場にて湯浴みを行う方法さえ解らなかったと思います』
『御役に立てて嬉しく思いますわ。私の花さん♪』
異性の殿方で最も愛していますカール卿を、幼年学校の正門前まで御見送りをしましてから、湯浴みを行う為に公衆浴場に行きますと。希望さんとヴェレーナさんと恵さんの三人が先に来られていました。
『私は小さい頃からナディーネや男爵夫人様に色々と教えてもらえたけれど。根元魔法の素質があるからって帝都アーヘンにある帝都魔法学園に送られて学生寮で寄宿生活を始めても、環境の違いに馴染むのだけでも大変だよね』
ナディーネさんの御父君であらせられますゾーリンゲン家の男爵閣下から出入りを許されています、平民身分の御用商人の娘でもありますハンナさんの感想に、私は心底より同意をしまして。
『団体の盟主でもあります、帝国自由都市リューベックにあります叡智学園にて根元魔法を学ばれていられます、天から根元魔法の素質を授かりし選良でもあります魔法使いと女魔法使いの学生も、多分同じだと思われます。ハンナさん』
私とハンナさんによる会話を聞いていましたナディーネさんが、少し思い出すような表情をされながら。
『リューベックの叡智学園は、帝都魔法学園とは違い学生寮に入らなくていいらしいがな。まあ、団体の盟主でもあるリューベックで自宅から通ったり下宿生活を送る学生は、学生寮で寄宿生活を送る学生よりは街に詳しいだろうしな』
天命思想の帝国におけます根元魔法の二大教育機関は、帝都アーヘンにあります帝都魔法学園と、団体の盟主でもあります帝国自由都市リューベックの叡智学園となりますけれど。学風を含めて様々な違いがあるようです。




