エピソード698 帝国ターレルの銀貨でしたら帝国以外の国々でも商人から受け取りを拒否される事は無いという安心感を
『幼年学校では、今でも投石機の組立と操作方法も学んでいるよ。姉さん』
『射石砲の砲兵部隊があっても、投石機の組立と操作方法も学ぶの?。兵士』
本日の帝都魔法学園での講義を終えましたので、私とアンリ卿と希望さんとザスキア女史と真実さんと恵さんは、飲食店にて寄宿生活を送られながら士官教育を受けていられます、カール卿とギュンター卿と雑貨屋さんと合流をしまして、夕餉を頂きながら話をしています。
『うん、姉さん。射石砲は火薬や砲弾の補給が途切れれば使えなくなるけれど、投石機なら現地調達した材料で組立て、岩を砕けば攻囲戦を継続可能となるからね』
{ザスキア女史の弟でもありますギュンター卿の話は、首飾りの主の見解と同じですな?。我が主}
私のヴェレーナさんの父親は、帝都アーヘンにて手広く商売に成功なされています免状貴族身分の豪商として、内務省管轄の衛兵隊にも備品を納入されていますから。皇帝陛下の軍隊でもあります帝国軍の内情にも詳しいのだと思われます。髪飾り。
『まあ、これがあれば大抵の物資は現地調達が可能となるが。射石砲による砲撃を行う為に必要な火薬と砲弾はそうもいかないからな』
直接民主制を政治体制に採用していますシュヴァイツ共和国から帝国に移住をされました、商人の息子でもあります移民二世のクレーマーさんが、財布からヨハン大帝の肖像が刻印をされています帝国ターレルの銀貨を取り出し見せられますと。ギュンター卿も頷かれまして。
『父上も帝国軍と戦った旧ザクセン公国の住民でさえ、帝国ターレルを大量に目の前に積まれれば、態度が変わると話されていた』
{ザスキア女史とギュンター卿の姉弟のご父君でもあります帝国騎士殿は、旧ザクセン公国から帝国に移住サなされて外務省にて勤務されていますからな。我が主}
天命思想の帝国の基本方針は、来る者は拒まず去る者は追わずですから。髪飾り。
『帝国ターレルは国内だけでなく、近隣諸国でも流通しています国際通貨となりますわね』
私のヴェレーナさんの話に、カール卿も御頷きになられまして。
『国土全体が耕作には適さない寒冷な山岳地帯でもありますシュヴァイツ共和国では、男性の多くは傭兵として異国に出稼ぎに行きますが。報酬としての支払いは、帝国ターレルを望むそうです』
帝国ターレルの銀貨でしたら帝国以外の国々でも商人から受け取りを拒否される事は無いという安心感を、カール卿の御父君であらせられますツヴィングリ男爵閣下の生まれ故郷でもありますシュヴァイツ共和国でも共有をされているようです。




