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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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エピソード694 日々新たに学ぶべき事柄が本当に数多くあります

『アンリ卿と希望ナディーネさんによる御話を拝聴していますと、やはり御二方は生まれ付いての止事無やんごとない身分であらせられます貴族諸侯の血統なのだと強く再認識をします。私の真実ヴェレーナさん』


帝都魔法学園での談話室での会話を終えました私達は、学生寮シュトゥデンテン・ヴォーンハイムの自室に戻りましたけれど。私とヴェレーナさんは女子寮の部屋で寝台の上に並んで腰掛けまして、二人きりで御話をしています。


『レバークーゼン家の子爵ヴァイカウント閣下の次男であらせられますアンリ卿と、ゾーリンゲン家の男爵バローン閣下の末子まっしであらせられますナディーネさんには悪意が無い分、特に強くそう感じましたわね。私のフロリアーヌさん♪』


{首飾ハルス・ケッテりの主も、我が主と同じ感想を抱かれていられましたな}


私のヴェレーナさんは、帝国の首都でもあります帝都アーヘンにて手広く商売に成功なされていられます、免状貴族エードラー身分の豪商をご父君とされる環境にて生まれ育たれましたから。


『ヴェレーナさんは、帝国の地方部にて平民身分の村娘として生まれ育ちました私よりも、日常的に今宵のような会話を聞いて成長なされたのではありませんか?』


私の問いに対してヴェレーナさんは、綺麗な銀白色ズィルバー・ヴァイスの髪の毛を揺らしながら頷かれまして。


『父とは芸術を通じて親交のあります、レバークーゼン家の子爵ヴァイカウント閣下は、第三代皇帝陛下であらせられましたルドルフ一世陛下の血統を受け継がれていられますけれど。帝国の止事無やんごとない身分であらせられます貴族諸侯の皆様方の半数近くは、初代皇帝陛下であらせられますヨハン大帝の血統を受け継がれていられますわね。私のフロリアーヌさん♪』


{幼年学校カデッテン・アンシュタルトにて寄宿生活を送られながら士官教育を受けられています、カール卿の御父君であらせられますツヴィングリ男爵バローン閣下のように、異国出身の貴族諸侯も中には居られますから。そうした御方はヨハン大帝の血統は受け継がれてはおられませんな。我が主}


『ルネ卿の御父君であらせられますデュッセルドルフ家の上級の騎士シュヴァリエ様と、ザスキア女史のご父君であらせられます帝国騎士ライヒス・リッター様も、ヨハン大帝の血統は受け継がれていられないはずですね?。私のヴェレーナさん』


『はい。私のフロリアーヌさん♪。ザスキア女史の御父君であらせられます帝国騎士ライヒス・リッター様は旧ザクセン公国の御出身ですし。ルネ卿の御父君であらせられますデュッセルドルフ家の上級の騎士シュヴァリエ様も、止事無やんごとない身分であらせられます貴族諸侯の皆様方の家門との婚姻関係はありませんから、ヨハン大帝の血統は受け継がれてはいられませんわね』


{封建制度を政治体制に採用しております天命思想の帝国では、爵位や身分や立場や軍階級の他にも、初代皇帝陛下であらせられますヨハン大帝の血統を受け継がれているかどうかという違いもあるのですな。我が主}


『日々新たに学ぶべき事柄ことがらが本当に数多くあります。教えて頂いて心底よりの御礼を申し上げます。私のヴェレーナさん』


心底よりの感謝の気持ちを込めながら御礼を述べますと、ヴェレーナさんは笑顔で頷かれまして。


『私の方こそ御役に立てて嬉しく思いますわ。私のフロリアーヌさん♪』

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