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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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695/750

エピソード695 腕輪の主はハンナ女史の言葉は素直に聞かれますな

フロリアーヌ歯磨はみがきと洗顔に来たか』


『はい。希望ナディーネさん』


同性の女性の中で最も愛しています真実ヴェレーナさんとの御話を終えましてから、帝都魔法学園での明日の講義の予習を行いまして、就寝前に手拭いと石鹸ザイフェ歯磨楊枝ツァーン・ビュルステ歯磨粉ツァーン・パステかごの中に入れまして洗面所に行きますと、先にナディーネさんが来ていました。


『あー。あの後にハンナと二人きりで少し話したんだが。気を悪くしたか?』


軍人一家であらせられますゾーリンゲン家の男爵バローン閣下の末子まっしでもありますナディーネさんは、普段は歯切れの良い話し方をされますが、珍しく奥歯に物がはさまったかのような物言いをされましたので。


『私も先程までヴェレーナさんと二人きりで御話をしていましたけれど。日々新たに学ぶべき事柄ことがらが数多くあると感謝をしていました』


ナディーネさんは藍色ドゥンケル・ブラオの瞳による視線にて私を見詰められまして、本当に根に持ってはいないか観察されましたので。


『ケルン家の伯爵グラーフ閣下であらせられます御父様ファーターに、養女として家族ファミーリエの一員に迎え入れて頂ける前の、帝国の地方部にて生まれ育ちました平民身分の村娘でした私なら、アンリ卿とナディーネさんに対して内心で含むところがあったかも知れませんが。今の私は止事無やんごとない身分であらせられます貴族諸侯の皆様方の社交界で生きていかなければいけない令嬢フロイラインですので、御二方による御話は非常に勉強となり感謝をしています』


ナディーネさんは私による発言が皮肉では無いと判断をされますと、安堵した笑みを見せられまして。


『そうか、助かった。ハンナからも言われたが、以後は発言に注意する事にする』


{腕輪アルム・バンドの主は、ハンナ女史の言葉は素直に聞かれますな。我が主}


私が同性の女性で最も愛していますヴェレーナさんの言葉を聞くのと同じだと思います。髪飾ハール・シュムックり。



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