エピソード681 私が義理堅いかは解りませんが御恩返しをしたいとは考えています
「カラッカラッカラッ」
魔道具の街灯の明かりが照らしています、石畳で舗装をされています帝都アーヘンの貴族街を進む馬車の車窓から眺めます夜景は、今宵も人影が見当たらない無人の都市のような幻想的な風景に感じます。
{我が主は馬車の車内から、帝都アーヘンの貴族街の夜景を眺めるのを好まれますな?}
「カラッカラッカラッ」
私は帝国の君主であらせられます皇帝陛下の軍隊でもあります帝国軍にて三十年間勤め上げて、軍人恩給を受給しながら平民身分の自作農の一家の家長をしています魔法使いでもあります退役少尉を根元魔法の師としながら、地方部にて村娘として成長をしましたから。こうしてケルン家に仕える使用人の御者が運転します馬車に乗車をしながら、帝都アーヘンの貴族街の夜景を車窓から眺めるのは、帝都魔法学園に入学する以前でしたら想像さえ出来ませんでした。
{我が主はケルン家の皆様方とは非常に円満な関係を築かれていますが。やはり感謝の気持ちが強いのですな}
「カラッカラッカラッ」
貴方の言う通りです髪飾り。封建制度を政治体制に採用しています帝国にて、御領地と領民を御治めになられていられます止事無い身分であらせられます貴族諸侯の家門であります、ケルン家に家族の一員として迎え入れて下さいました、伯爵閣下であらせられます御父様に、伯爵夫人様であらせられます純粋御母様に、帝国騎士身分であらせられます隼御兄様に、帝国女騎士身分であらせられます豊穣御姉様には、心底よりの感謝をしています。
{我が主は本当に義理堅い御方ですな♪}
私が義理堅いかは解りませんが、御恩返しをしたいとは考えています。髪飾り。




