エピソード680 妹のフロリアーヌが訪れてくれますと安心をしますわね
『チャプンッ。シャアアアッ』
『花が上屋敷を訪れますと、御母様の表情が明るくなりますから感謝をしていますわ♪』
『有難う御座います。御姉様』
家族四人での夕餉を頂きましてから、帝都アーヘンの貴族街にありますケルン家の上屋敷にて、豊穣御姉様と共に湯浴みを行っています。
『以前は私が御母様の御相手をしていたのですけれど、帝都憲兵隊の副総監という要職に就かれていられます御父様の秘書官補佐に就任をしましてからは、上屋敷で過ごす時間が少なくなりましたから。妹のフロリアーヌが訪れてくれますと安心をしますわね♪』
テレーズィア御姉様としましても、純粋御母様が寂しい思いをされているのは御存知ですので、帝都魔法学園の女子学生でもあります妹の私が、上屋敷を訪れてカタリーナ御母様の御相手をさせて頂いています現状には、安堵を覚えていられるようです。
『今後も頼みますわね。フロリアーヌ♪』
『はい。御姉様』
妹である私に対しまして、テレーズィア御姉様は笑顔にて御頷きになられまして。
『軍務省での尉官の少尉の礼服と軍服の採寸を行う際には、フロリアーヌは帝都魔法学園の学友でもある三人と共に行う事になりますわね』
やはりそうでしたか。レバークーゼン家の子爵閣下の庶子にして、高潔な貴公子であらせられますアンリ卿と。軍人一家でもありますゾーリンゲン家の男爵閣下の末子にして、気風の良い話し方をされます希望さんと。デュッセルドルフ家の上級の騎士様の子息でもありますルネ卿と共に。軍務省にて帝国軍の尉官の少尉の礼服と軍服の採寸を行えますのは、地方部出身の平民身分の村娘でした私としましては、非常に安心をします。




