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異世界日本  作者: かい
幼少期時代

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3/6

日ホンの文カ

俺は最近、とあることにハマっている。

それは日本文化を嗜むことだ!


朝には母が作ってくれた和食がある。

光り輝く水面にぷかぷか浮かんでいる油揚げに豆腐に、食べてと言わんばかりに踊ってるわかめのある味噌汁。

明太子が光沢を増させ、ちょっぴり黒ずんでいるが、美しい黄になってる卵焼き。

香ばしく、生命の力強さを感じる鮭。

ほんとは違うんだけど、まるで黄金のように光り輝き、王のように見える白米。

どれも美味しいのだ。前世の記憶が曖昧だから、断定はできないかもしれないが、和食は人生で食べたものの中で1番美味しい。まぁ、この人生はまだ3年くらいしか経っていないけど。


ご飯を食べる前に1つ儀式をしなければいけない。でも、それは簡単だ。

たった、一言言えばいいのだから。

「いただきます!」

「いただきますが言えてエライね」


母はよく俺を褒めてくれる。

俺がまだ幼い年もあるのかもしれないが、にしても、たくさん褒める。

この程度で褒めるのだから。


初めて立った時は

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、立てたの!???????????????????凄いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

って叫んで、嬉しさのあまり倒れてしまうぐらいだ。


初めて「マッ…m、m、…マ!」って言ったときは

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、喋れたの!???????????????????凄いいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

って叫んで、倒れて頭打って、大変だった。


正直、所詮他人のことなのに、ここまで喜べることはもはや尊敬までいかないこともないが、褒めすぎで逆に怖いまであるのが、現状だ。


だとしても、作ってくれるご飯は美味しいし、和食とかいう神料理を教えてくれたし、感謝しかない。


ちなみに日本語の文法は聞いてるうちにやっと理解できるようになったが、発音だけは難しく、未だまともに喋ることはできない。


最近、他にハマっているものといえば、アニメだ。

最近、見たものでいうと、「キリメルティイイラバル」という作品だ。鬼にされた家族をもとに戻すため、修行し、倒すという物語なのだが、実に面白い。

笑いもあり、涙ありで非常に見やすく迫力もあって続きが作られるのが待ち遠しい。


他なら、ゲームにもハマってる。

最近、遊んだものでいうと「スリパルブザナズン」というゲームだ。配管工の兄弟が攫われたお姫様を助けるために旅に出るというもので、ストーリーはそんなないが、直感的に遊べるし、やっていてやり甲斐だったり、ボタンを押す感触の気持ちよさもある。少なくとも、俺の覚えてる範囲では、前世にこんなものはなかったので、実に新鮮だ。


最近、日本文化の中でも特にハマっているのが、日曜8時半からやっているヒーロー番組達だ。

そういえば、この国は1年 1日 1時間 1分 1秒という時間という概念は、前世の国でも似たようなものはあったが、曜日という概念はなかった。そのため、曜日で1日1日を捉えるというのは不思議な感覚だと感じる。


話を戻そう。そのヒーロー番組に俺は何故か惹かれる。カッコいいし、素敵だし、ストーリーも新鮮で面白い。だが、惹かれる理由では、そこではない気がする。

本当になぜだかはわからないが、ヒーローという存在がいるという強い憧れが心の中にある。

これは俺がまだ幼いから、単純に惹かれるのか…

俺には全くわからない。


まぁ、そんなことどうでもいい。俺はここから優雅な1時間半を過ごすのだ。

「プリジルカラヤル頑張れ!」


「カリメルナラジリダル頑張れ!」


「5人全員、頑張れ!!!」


こうして、今週も優雅な1時間半を過ごした。


夕方頃、出かけていた母が帰ってきた。

何かちょい大きめな荷物を持っているが、コソコソしている。あまり、荷物の大きさもあって、あまりコソコソできてないけど。

ついでに今頃、起きてきた父を怒っていた。

「流石に起きてくるのが遅いわよ」って。

父は「いや、仕事で疲れていた」と弁明していたが、昨日も土曜日で仕事なく、1日寝込んでたので、今日も1日寝込んでいるのは、遊ぶために徹夜をしているからと見抜かれて、余計怒られた。

流石に擁護できない状況である。


夜もご飯を楽しみにしている。

最近、離乳食が1年くらい前に終わり、最近やっとまともな食事をすることに慣れてきて、毎日、何が食べれるか楽しみである。


今日は何かなと思ってたら、急に暗くなった。それはしばらく続いた。

停電…?と思ったら、急に火が暗闇に現れた。俺が魔法を使ったわけでもないのに、なんで?もしかしたら、火事かもしれない!?とも頭をよぎって、水之流儀の魔法を打つか迷ったところに

「Happy birthday to you

Happy birthday to you

Happy birthday,

dear 蓮

Happy birthday to you

 誕生日おめでとう!!!」

そこには白い円柱状のホイップクリームがあった。

火の正体はその円柱にある柱から出るものだった。


どうやら、日本では生まれた日を誕生日とし、その日になったら、毎年祝うという風習があるらしい。

祝う内容としては、ケーキを食べ、他にも好きなものを食べるという。


「火を消してみなさい」

父が言った。


消すと言っても普通の人間が消す方法があるというのか…?それとも、魔法を使えるということを親は実は知っている?

取り敢えず消すために小声で「カリゼン」と唱えた。そして、火は消えた。

しかし、両親は突然、火が消えて唖然とした。

「せっかくなら、本人に消してもらいたかったな(わ)」と愚痴をこぼした。

どうやら、俺が魔法を使えることには気づいていないらしい。

では、どうやって消すのが正しかったのだろうか…全く見当もつかない。

なんか、申し訳ないことしたなと落ち込んでいると、明かりがついて、

パァンって鳴った。


クラッカーというものが鳴った。

「誕生日おめでとう!」

両親は改めて言った。

流石に自分達が悲しんで主役を落ち込ませてはいけないと思ったのか、気持ちの切り替えが早かった。


そして、大好きな和食が出てきた。

今日は寿司のようだ。

太陽に照らされる海のように輝く刺し身に、ただでさえ輝いて見える白米も合わさればそれは美味い以外の何者でもない。


そして、完食したとき、母が帰ってきたときに持ってた何かを持ってきて、渡してくれた。

母に「開けてみて」とニコッと言われた。

開けてみると中には現在、放送されているとある特撮の変身アイテムとロボがあった。

どうやら、明らかにハマっていると感じ取った母は誕生日プレゼントにはこれがいいと、選んでくれたようだ。

あんなに惹かれていたものが使っていたアイテムが手元にきて実に嬉しかった。


記憶を取り戻し、元の世界へと帰りたい気持ちは揺らがない。

だけど、この世界に来て体験したことは、きっと忘れないだろう。

いつか無事に帰れるのなら、この世界に来てよかった。

そう、幸せに感じるのだった。

途中でキリメルティイイラバルとかスリパルブザナズンとか出てきます。これはちゃんと本物を異世界語へと翻訳したものです。本人はちゃんと原名で言っているのですが、それを書いてしまうと、僕が違う家に転移(刑務所にね)させられることになるので、勘弁してください。

実は異世界語は適当にかいているのではなく、法則性があります。是非、読み解けそうなら読み解いて下さい!

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