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ポイ活で、異世界ファームを育成しよう!  作者: 櫛田こころ


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第160話 ポイ活チェックインを最大限に

 チェックインを地図上でいくつか展開させて、該当するかしないかをAIに読み込ませたら……照合しないのを消していく。


 数回それを繰り返したことで、かなり範囲を削れたがそれでもまだ『関東地方』の中から『加東奈月』を探し出せというミッションの達成には至らない。


 藍葉も、クロードも。それぞれ自分たちの端末で試行錯誤してみたが、どこをどう探ってみても『正解』が見つからないでいた。二、三時間ぶっ通しで続けてみたのだが、画面を見続けていると目の疲れが大きくなるので小休止を入れることにした。時刻を見たところ、もう夕方になっていたため、早いが藍葉は夕飯を食べようと決めた。



「寝るまでにまだまだ時間たっぷりあるし、先に食べちゃうね?」

『おん。俺も適当になんか食うわ~』



 今晩はカニクリームコロッケがメインの弁当にしたが、ひとりで味気なくとも胃袋に収めないと体がもたない。それを意識して、水分補給も色々繰り返してはいるが……相変わらず、成樹とは連絡が取れないので悲しんでいる場合じゃないと自分を奮い立たせるしかなかった。


 クロードの方もVR側からアクションをかけてはいるらしいが、担当のNPC業務に集中しているかで返答がないのは彼の方も同じだそう。


 なにかが動いたのか。


 『加東奈月』が動いたことで、彼の関係者たちとの連絡が取れないようにされているのか。


 その上で、こんな子供だましのようなミッションを設けたのか。それにしては具体的で『異世界ファーム』のポイ活側にしか出来ない仕組みを使わせている気がするけれど。



(う~ん……わかんない。チェックインを消費させてもポイ活側のポイントはそれなりに貯まっているから……)



 キャッシュレス決済で生き繋ぐように生活している側にとっては、良い事だらけのポイ活でしかない。藍葉は関係者になったのであまり意味がないのだが、ポイント還元されたそれを利用して物資を出来るだけこの家に配達してもらわなくては……ダメになってしまった日用品をなんとか搔き集めたいので、藍葉もポイ活には積極的に参加している。


 恋人だろうが、部下だろうが関係なく。


 厄介になっている側としては、それくらいのことはきちんとしたい。引きこもりで飽き性だった性格がこうも災害をきっかけに一新するとは思わないでいたが。



(やるっきゃない。クーちゃんといっしょに、奈月さんの身体をはやく見つけないと!!)



 スパムとか詐欺商法とかに関係しているかのように思われても、それを『偽装』して活動しないと誰も何も助けられない。全部の『正解』を伝えたところで混乱を招くだけですまなくなるのは……人間だと誰もが思って当然。


 その虚偽をはやいこと『安心』に向かわせるためにも、藍葉は少し早食いになったが弁当を完食して片付けることにした。そして端末を探りに探り、チェックポイントを回収しまくるのを再開したのである。


 ひとつ、ふたつ。とコツを掴めば、瞬時に消えていくチェックインがポイントに還元されていく。その数値は無視して、運営として搔き集めている『画像』をチェックインに利用していくとどんどん該当箇所の点滅が消えていくのだが。


 ひとつだけ、消えない『ルート』があるのを確認出来た。


 まさか、と何度か地図上をタップしても消えていかないルートが出来ていく。うねるようにして見える先には大きな施設らしい建物があった。



「クーちゃん! 見つけたよ!!」

『マジか?! どこや!!』

「えーっと……」



 焦らず、落ち着いてその場所をタップして名前を表示させてみたのだが。


 そこは元病院だった『田室第一病院』と呼ばれる廃墟だった。

次回はまた明日〜

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