表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Slaughter  作者: はく
25/26

Last Kill

「あぁぁぁぁぁぁ!」


ゼオは泣きながら走った。

ゼファーも泣きながら怒りの表情をし、銃を構えた。


「ははっそんなボロボロの身体で」


ダッ

ブンッ


「なにができる!」


ニコルズはゼオの顔面を殴りふっ飛ばす。


「動くな!」


ゼファーはニコルズに叫ぶ。


「別にいいけど、この足元のマガジン邪魔なんだよね。」


カチャ


ニコルズも銃を構える。


「よくもルーカさんを…!」

「ははっただの女に戻ったあいつはもう必要ない、火種だから消させてもらったよ」

「火種はお前だ!」


ゼファーは銃を構え直す。


「ふふはっどこを狙ってるんだい?傷が痛くて仕方ないんだろう?」


言う通り、銃を構えるのも激痛が走る。

しかし狙いは合っている。


「もう終わりだよSlaughter…」


パァン


パラララララララララ


ニコルズが放った弾丸はゼファーの脚に当たる。


「ぐぅ…」


ドサッ


パラララララララララ


倒れるが撃つのは止めない。

狙う先は、



マガジン



パラララララララララ


カァン


一発が落ちているマガジンにあたり、火花が散る。



ドバババババババン バァン バァン バァン バァン バババババン



ニコルズの足下で大爆発と弾丸が舞い直ぐに煙で見えなくなる。

破裂音が消え部屋が静まる。


「う…う…」


煙の奥で何かが呻いた。


「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」


煙が薄くなり、その場が見えると、両脚が骨と千切れた肉片だけになっているニコルズがのた打ち回っていた。


「あぁぁぁぁぁ!!脚がぁぁぁぁぁ!!」


ゼファーはその光景を倒れながら見ていると、ゼオがゼファーの頭上をゆっくりと歩いて通った。


「や、やめろぉ…!やめろやめろやめろぉ!」

「俺達も何度も叫んだよ…それ…」

「私に協力すれば!素晴らしい世界を見せてやる!あぁぁぁぁぁ!」


ニコルズの脚からはおびただしい量の血が流れる。

やがてゼオはニコルズに近づいた。


「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!死にたくない死にたくない!助けてくれDarknessぅ!」

「そんな事言ってもDarknessは宿らねぇよ…」

「あ…あ…あぁぁぁぁぁぁ!!!」


ガッ ジュブッ


ゼオはニコルズのわき腹を蹴り仰向けにさせる。

その蹴りで、ニコルズの腹から腸が飛び出る。


ドスッ


ゼオはニコルズに馬乗りになる。


「やめろぉ!」


血を吐きながらニコルズは両手でゼオの首を絞める。


カシッ


ゼオはその腕を掴んだ。


ブッッチィィィィ

バチャバチャバチャ


「いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


ニコルズの腕を引きちぎり投げ捨て、ゼオは 自分の両手を顔の前にやった。

そして手に黒煙を纏わせた。


「ひゃ、ひゃめろぉぉ…!」

「じゃーな……死ね…クソ野郎………っ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


グチャグチャグチャグチャニチャビチャグジュグジュグジュグジュニチャァニチャニチャブチャ


「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


グチャブシャグジュグジュジャドンッ チャドンッ ドンッ ドゴンッ ドンッドンッドンッ


ニコルズの頭は完全に砕け散り、ゼオは頭があった床を殴る。

それでもゼオは殴るのを止めなかった。


「ゼオ、もう終わったよ…」


ゼファーがゼオに声をかけると、素直に殴るのを止めた。


「ずいぶん素直だな、いてて……」


ゼオはルーカの頭を見る。


「ルーカ埋葬しなきゃだからな…」


ゼオはルーカの頭に近づき、座って抱えた。


「ゼオ…」


後ろからゼオを見ると震えている。


「ゼオ?」


ゼファーはゼオの顔を見ると、声を出さず、悔しそうな顔で泣いていた。


「…ゼオ…」


ふっ とゼオの先を見ると、ニコルズが持っていた水晶が転がっていた。

ゼファーはそれに近づき、思いっきり踏んだ。


ガッ ガッ ガッ


「くそ…壊れない…」


ガッ ガッ


パラララララララララ


銃を撃ってもびくともせず転がって行ってしまった。


「ダメか」

「もういいよゼファー…」


ゼオはルーカの頭を抱きかかえたまま、こっちを見た。


「もう…Darknessは使わない…終わりだ…元通りになるのも、殺すのも」

「…うん…そうだね」


ゼファーは銃を捨てた。


「屋上行こうぜ」

「屋上?」

「ああ、世界…変わっただろ?」


2人は屋上に向かった。


街は、所々、火災が起き、空は真っ赤。

地面は死体だらけで、民衆が殺し合っている。


「世界変わったね…」

「ああ、最低な方向にな」

「Laughter…か、皮肉なもんだよな、こうなると」

「笑い、喜びか…ははっ、いいんじゃねぇの?てか合ってる」

「なんで?」

「この国の名前Laughter、俺達S、サイコウイルスのS、つまり頭にSを付けてみろよ」


「……なるほどね……」


2人はしばらく、地獄と化したLaughterの街を見ていた。


「…じゃあ行こうかゼオ、ルーカさんの身体も見つけなきゃ」

「ああ…」


ゼファーは踵を返して屋上の出口に近づく。


「俺達…これからどうすればいいんだろうね?この傷も治るかなぁ…ゼオ」


ゼオに話かけるが、ゼオは横にはいなかった。


「ゼオ?」


振り返ると、ルーカの頭を地面に落とし、空を見上げるゼオがいた。


「Darkness!!」




赤く染まった空にはとてつもなく巨大な黒い球体が浮かんでいた。



「なんで……?」


ゼファーは膝から崩れ落ちる。


「まだ殺せって言うのかよDarkness!!」



Is not there it by the end in this?

…だ……まだDarknessは…殺し…たり無いぞ…?


なにを…している………早くもっと血をよこせ


早く殺せ



そうだ…手始めにお前達を殺してやろうか…



「やめろ!!もうやめてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!」




2人の叫びは届く事無く。

Darknessは地に降り立った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ