図書館都市ダンジョンについて
●図書館都市ダンジョン
「図書館都市ダンジョン。それは、様々な異世界から億を超える書籍や無数の雑誌・新聞等を召喚するダンジョンであり、この世界の神話・伝承・冒険記から創作物語や詩歌まで様々な情報を集積・書籍化する図書館であり、学者達をはじめとする多数の住民が生活する都市である。」
……いろいろと手違いがあって現状に。
関八州(板東とも)・武蔵の国足立郡にある高さ100m余りの丘の上。無数の図書館を積み上げた塔型ダンジョン。正式なダンジョン名は無い。
度重なるダンジョン災害により巨大化しダンジョン影響圏を拡張。急速な人口増加により300万人を越える住民が居住し、その感情を収集し寿命が尽きたら生命エネルギーも回収する「人間牧場」。周囲に広大な農村地帯を形成しつつある。あまりに巨大化しすぎたため年1万人程度の生贄を必要とする。
ダンジョンの運営理念は「物心共に健康で豊かな生活を実現する」。
タイプ:図書館。図書館施設及び蔵書・備品を複製召喚可能。
規模:本体高さ142km
影響圏半径:約1500km。このうち、ダンジョンシステムで管理可能なのは地表面に沿って半径255リーグ、1,231.14km
固有法則:建物内火気使用禁止、コアルーム等は部外者立入禁止、高層階の住環境維持(大気保持など)
複製召喚可能なモンスター
チュートリアルによる召喚モンスターは図書館職員の予定だったが、マスターが「librarian」を競走馬の名前と誤認したことが原因で紫蘇科修羅に置換された。さらに召喚基準が司書過程を持たない第三層群なので司書は入手出来ない。
※1章1話では冷蔵庫に野菜・果物・肉・魚・卵・牛乳などが並んでいたが、5話では修羅用の泥水みたいな不味い飼料となっている。
他は、図書館に居るネズミなどの小動物で、戦力になるモンスターは皆無。
複製召喚可能な図書館
第一層群は職員研修用の図書館、第二層群は市の図書館、第三層群は県の図書館の予定だったが、チュートリアルをすっ飛ばした影響で遠方の大学図書館。
複製召喚可能な建物は、各異世界日本の国又は地方政府が設置する公共図書館・公民館図書室・大学図書館・学校図書館・図書館類縁機関。日本語が使用されている世界の日本語図書館のみが複製召喚可能で、大英図書館・アメリカ議会図書館・古代のアレクサンドリア図書館などは複製召喚出来ない。特に最後のは入手出来れば古代史や哲学に革命が起きるが。
複合施設に含まれる図書館はその施設ごと召喚できるが、備品は図書館所属の物のみ。
対象年代は近代国家成立(世界により異なるが概ね19世紀後半)から21世紀末頃までの200年。
ダンジョン中枢(本体)の塔には、異なる世界であっても対応する図書館は重複召喚出来ない。新館と旧館など年代の異なる施設なら個別に召喚可能。また、学校図書館は召喚出来ない(影響圏内には召喚可能)。
塔以外では、別の世界の対応する同世代の図書館は異なる点があれば重複召喚可能。
複製召喚可能なアイテム
既に複製召喚済み図書館の蔵書・備品を複製召喚可能。異世界は無数にあるため召喚数の制限は無いが、量産品で多くの世界に大量に普及している物ほど召喚コストは低い。書籍の場合、印刷、または大量に写本された物のみ召喚可能で、発行部数が極端に多いと召喚コストはタダ同然となる。
【ダンジョンマスター】1章1話
いまだに名前自体が無い。一人称は「我輩」。畜生。黄色がかった灰色に黒の模様を持つキジトラの図書館猫。表にあまり出ないため自称官位等は無い。
主食はビール・ブラックコーヒー・チューハイ・エナジードリンクなど。ヨシ!。好物は「華氏-321度」。
ダンジョンシステムによる設定上の経歴は、埼玉県大宮市出身、工学修士。輪廻転生はしているだろうが前世の記憶など無いし設定上の経歴とも無関係。
●名前付きモンスター
紫蘇科の修羅。生物学的にはシマムラサキなど例外を除き雌雄同体。修羅の「人間体」は概ね服で見えない部分が「無い」ため裸でもR18にはならない。このダンジョンの名前付きモンスターは寿命が無いため概ね年齢不詳。
外見は元の植物の原産地の影響を受けるが、設定上の経歴は別に留学生と言うことも無く、宗教的にもこの世界の修羅は概ね仏教徒。
【マリー】1章3話
種族は紫蘇科ロスマリヌス・オフィキナリス。ローズマリー修羅。一人称は「わたし」。
外見は女性っぽく見えるが性別は無いため繁殖はクローンのみ。身長はわずかに高め(163cm)で細身。1纏めにした青い金属光沢の黒髪と尖った(長くは無い)耳を持つ。肌は白く目は深い青みがかった黒色(青を濃くした黒目)。
ダンジョンと一体化した「世界樹」であり、ダンジョン影響圏を掌握している。
官位は自称、正四位行図書頭。正式な名乗りは、ロスマリヌス・オフィキナリス・紫蘇図書頭・マリー。
ダンジョンシステムによる設定上の経歴は、埼玉県松山市出身、修士。元技術官僚。マルサス・ダーウィン主義の泡沫政党「進化党」議員秘書、国家公務員試験合格による政策担当秘書資格。だが、あくまでも設定だけ。
(経歴設定の基準が第二次世界大戦が無かった世界なので、名称等はいろいろ異なる)
ローズマリー(Rosemary)は「Rosmarinus(海のしずく)」に由来し、Rose+Maryでは無い。
【世界樹】
図書館都市ダンジョンの屋上に生えている巨大なローズマリー。
知識やエネルギーを保管する「外付けデバイス」として機能している。木質部の細胞は生きていないため、記録の書き換えは出来ない。
【ミント】1章13話
紫蘇科ミント修羅。
外見は中華っぽい中性的で、やや背が低い(158cm)。短い髪は明るい緑の金属光沢の緑髪で、目も鮮やかな明るい緑。肌は淡褐色。
客家のスーパー薄荷で、主に科学技術関係を担当しコンピューターシステムを管理している。生物学的には雌雄同体だが種族名と個体名が同じダンジョンモンスターなので、追加召喚も種子繁殖もクローンの作成も出来ない。
12体の分身に仕事を分担させている。分身の見た目は男だったり女だったり不明瞭だったり気分で変えたり多彩。
【アン】1章14話
紫蘇科ラヴァンドラ・アングスティフォリア。ラベンダー修羅。
外見は西欧系女性で、背は高く(174cm)痩せ型、薄紫の金属光沢の黒髪で、目の色は黒に近い深い紫。
服装は史実のイギリスメードに準じ、ダークグリーンの地味なロングドレス、白のエプロンと帽子が標準。生活力のないマスター・マリー・ミント達の面倒を見るのが仕事。
自称由緒正しきイングリッシュラベンダーで、ウサギ耳の付いたフレンチラベンダーはハレンチと見なしている。
【サピエン先生】2章22話
紫蘇科サルビア・オフィキナリス。セージ修羅。一人称は「私」または「儂」。
外見は男性で、身長は普通(167cm)。髪はわずかに緑を含む灰色の金属光沢で地の色は灰色。目は緑がかった灰色。格好は男性で雰囲気はオッサン。
医者で設定上は医学博士。
【ラージャ】3章33話
紫蘇科オキムム・バシリクム。バジル修羅。一人称は「私」。
外見はインド系女性で、背が高く(165cm)細マッチョな筋肉質。鮮やかな濃い緑の金属光沢の腰近くまである長髪。目は黒(緑を濃くした黒)。肌は褐色。
薙刀と乗馬を嗜む武将で、主に軍事と行政を担当。
【スカーレット】6章102話
紫蘇科サルビア・スプレンデンス。サルビア修羅。
外見はブラジル系女性で、深い緑の金属光沢の長めの黒髪、目は鮮やかな赤。服装は通常パンツスタイルのピシッとしたスーツ。
営業。
【キンラン】6章102話
紫蘇科コリウス修羅。
外見は東南アジア系関西人男性で、光の当たり方で赤や黄色など色の変わる金属光沢の短髪、目は薄い紫。多少肌の色は濃い。服装はド派手な極彩色のスーツだったりアロハだったり。エセ関西弁で正しい言葉遣いをしない。
営業。
【ファリゴール】6章104話
紫蘇科ティムス・ウルガリス。タイム修羅。
外見は性別不詳の南欧系で、緑がかった金属光沢の黒に近い濃い緑髪、目は薄い桃色がかった黒。小柄だが別に子供に見える訳では無い。
設定上は1890年頃から七代世襲の新聞社員で記者だが、異世界転生者では無いため特定の新聞社の設定までは無い。学芸員資格持ちだが司書では無い。
●名前有り一般モンスター
紫蘇科の修羅。シマムラサキ等は居ないため、今のところ全て生物学的には雌雄同体。設定上は全員大卒。ムラサキシキブ修羅は召喚すると源氏物語の紫式部になってしまい経歴に矛盾が生じるためか未召喚。
大場、農学博士、青シソ、専門は農業
荏原、工学博士、荏胡麻、専門は電気
サック、工学博士、チーク、専門は機械。細身で少し小柄のタイっぽい男。ウェーブのかかった短めの黒髪。
浜田、工学博士、ハマゴウ、専門は土木。見た目は短髪の女。背はマリーより少し低く、比較的がっしりした体格。
蘇我、工学修士、赤シソ、専門は生命工学。
水戸、工学修士、ミズトラノオ、専門は造船。
メリッサ、工学修士、レモンバーム、専門は航空工学、特にドローン。外見はギリシャ系の女。
レオノール、理学博士、広葉ラベンダー、専門は化学。外見はポルトガル系の女。
グラハム、理学博士、チェリーセージ、数学者。
五條、理学修士、ヤブムラサキ、山師。外見はアウトドア系の紫式部。24章444話で追加
芋川、文学博士、チョロギ、哲学者、裏方であまり出番は無い。
レオナルド、看護師、オレガノ、外見はイタリア系の男。
マリベル、栄養士、サルビア・ヒスパニカ、外見は南欧系の女。
アウローラ、獣医、マジョラム、外見はイタリア系の女。
その他、人数は徐々に増員。
●眷属
ダンジョンマスターの同族・類似種族。この世界には無い技術を持つ専門職で、ダンジョンを運営するのが仕事。
人文系はゼロ、社会系は事務チーム5名だけで、残りは農業・工業など技術系。
この世界の人でも可能な事務仕事は、多数の武士を登用して任せている。
●ダンジョンの住民たち(人間道)
【岡田太郎左衛門】1章15話
最初の入植者で今は名主。半ハゲの男。一人称は普段「俺」だが、目上には「拙者」。
【岸団長】3章40話
岸播磨守。
武士団「岸団」惣領にして岸村の国人領主。一人称は某・俺・儂など使い分けるが、この世界の人間にはよくあること。
【辻文蔵】7章120話
岸播磨守の親戚で「辻団」惣領。もちろん文蔵は諱ではなく仮名。
親戚に西帯刀と鼎弾正が居る。
【仙波伊予守次郎】7章111話
村山党一族の国人領主。武蔵の仙波掃部助の子。26章477話時点で息子が2人。本名(諱)は有るが親しか呼ばない。マリーは主君なので本名で呼んでも良いが呼んでいない。
【戸田都濃大領夜市】8章137話
戸田では無く戸田。妻は富海湯野。遥か西方の「中国」から来たらしい。
【私市山手】8章140話
私市党の惣領。国人領主。
【海上太郎】9章153話
総の国を財産没収の上で追放され亡命。
【久喜左馬頭】9章154話
久喜水軍。九鬼水軍ではない。
【村上八千代】9章155話
瀬戸内ではない総の村上水軍。平戸川ダンジョンの開発を巡り一族で内紛を起こし亡命。
【岡野小源太】9章158話
谷越の名主だっらが井戸が涸れ村を捨てることになる。新設された越ヶ谷村へ移住。
【尼さん】7章109話
夫が亡くなり子供達も自立したため出家し、観音様を信仰して余生を送るために来た。お付きの侍女が1人いる。
●ダンジョンの住民たち(修羅道)
【横野】【西条】ほか。7章112話
柿修羅の医者達。丸顔が横野、馬面が西条、馬面で背が高い坊主が祇園坊、酒飲みが川端。みな渋柿なので甘くない。
21章371話で使節団に同行したのが蜂屋で身終出身。
なお、この世界は植物の柿も大抵は渋柿で甘柿は少ない。
【ロカイ】7章112話
アロエ修羅の医者。真の百合ではないと科を追放された。
【田島さくら】9章159話
名前は「さくら」だが、薔薇ファミリーではなくサクラソウ修羅。ちなみに、村は「たじま」と読む。
【横瀬さくら】19章342話【青倉関平】【堂上こもり】【白岩霧藻】19章350話
桜草科秩父岩桜のプリムラ・レイニー・横瀬さくら
吸葛科岩衝羽根空木のザベリア・インテグリフォリア・青倉関平
金鳳花科節分草のエランティス・ピンナッティフィダ・堂上こもり
樺木科秩父峯榛のベツラ・チチブエンシス・白岩霧藻
いずれも好石灰植物の修羅。コンクリートの扱いはお手の物。道路工事を行う。
【夏坊主】26章472話
沈丁花科ダフネ・プセウドメゼレウム、鬼縛。男の僧侶。檀林(僧侶養成所)代表。
【白根】33章599話
リコプス・ルキヅス白根礼羽。ダンジョンモンスターではない紫蘇科修羅。
難儀森で受付をしていた。
●ダンジョンの住民たち(畜生道)
【ハルナ】3章44話
毛の国出身の半馬人。小栗上野介(小栗忠順ではない)の娘で大食い。一人称は「あたし」。
下半身と目・耳が馬で、頭は人間。毛色は鹿毛。牝。顔が動物では無いが、この世界では畜生道なので獣人。
ラージャが騎乗、つまり背負子に乗っている。かなり足が速い(さすがに異世界の競走馬よりは遅い)。
小栗ハルナという氏名を持ち、ダンジョンに召し抱えられた騎馬身分の侍で当初の俸禄は100俵5人扶持(四公六民なので、ざっと150石相当)。
【カスミ】【ツクバ】4章60話
東の国の半馬人姉妹。下半身と目・耳が馬で、頭は人間。毛色はカスミが栃栗毛で全体に暗い赤茶色っぽい色。ツクバが尾花栗毛で体は赤茶色だが、髪と尾は金髪。どちらも気性難で武将の騎乗に向くがタイプは異なる。
ダンジョンに召し抱えられ、名字は稲吉となる。ツクバは度々マリーが乗っている。
【ヴァサンティ】7章109話
シャルミシュターの娘ヴァサンティ。自称龍のアオダイショウで雨を降らせることができる「雨降らし龍」。ダンジョンの力があれば人化できるが質量は変えられない。たいへんな酒好き。
通常、ある程度の知能を持つにはそれなりに脳が大きい必要があるが、ヴァサンティは頭は小さいのに、なぜか普通に会話が出来る。
【吉川一族】7章113話
二郷半領水郷という湿地に住んでいた鯰獣人の一族。外見は服を着た人間サイズかやや小さい程度の鯰で、なぜか手足がある。現在は見沼や旧二郷半領水郷跡にまで広がった湖に住んでいる。
族長は高齢の雌ナマズ、吉川きよみ。息子の吉川高久が走り回っている。
【陽子】7章118話
高齢の妖狐。外見は二足歩行し服を着た狐。一族を呼び寄せ狐カフェを開店。別に稲荷神の眷属ではないため、食べるのは稲荷寿司ではなく鼠。特に鼠の天麩羅が大好物。狐狸はダンジョンの力があれば変化出来、見た目の大きさはかなり自由に変えられるが、質量は変えられない。
狐茶屋の他に、狸茶屋・猫茶屋・蛇茶屋・川獺茶屋などがあり、孔雀茶屋には異世界江戸時代同様の動物の孔雀を見学する茶屋も、着飾った孔雀男が接待する陰間茶屋もある。
【朝霧入道】【大蔵入道】【人丸入道】7章121話
はるか西の国から来た蛸入道。ただのタコでは無く、出家して仏僧(入道)となった蛸獣人。なお、この世界では僧侶の肉食妻帯は禁止のことが多く、肉食動物が出家できる宗派は限られる。
【正五位野田右中弁】9章159話
ゴイサギの半鳥人。頭が人間なので完全な鳥人では無く、ダンジョンの力を借りないと飛行出来ない。
他のゴイサギに、
正五位野田治部大輔
正五位野田大膳大夫
ら。全て正五位・従五位の官職を自称し、仮名は持たない。なお、白鷺には、
コサギの寺山美園
チュウサギの間宮大門
ダイサギの大崎玄蕃
らが居る。
【ウサギ】11章189話
直立二足歩行するウサギ。イングランド湖水地方ではなくアメリカっぽい一族。バーガーやアイスクリームを求めて移住してきた。知能を持つには十分な脳が必要なため動物のウサギより大きい。
図書館都市ダンジョンの外征軍の主力。武士団は惣領のみが直臣で部下達は陪臣だが、ウサギは指揮系統にかかわらず全員がダンジョンから直接俸給を貰う。
【狂犬隊】【火豚隊】20章360話
図書館都市ダンジョンの外征軍。突撃を行う犬獣人の歩兵部隊と火力支援を行う豚獣人の砲兵部隊。火豚隊はイカレた豚野郎。
【山猿隊】【鶏鳴隊】23章428話
山猿隊は山岳兵、鶏鳴隊は軽歩兵。狂犬隊と山猿隊は仲が悪い。ちなみに異世界の甲府には山猿連隊というものがあるが直接の関係は無い。
【無線担当】21章371話
豚獣人の無線技士。「ハムになろう」。使節団に同行したのがデュロック。図書館都市に留まったのがランドレース。もちろん獣人は食用では無い。
●ダンジョンの住民たち(外道)
六道を外れた妖怪で仏教を信仰していない種族が「外道」。天狗や鬼や河童など。必ずしも「邪教」ではない。外道の多くは輪廻転生しない。
【河童】7章119話
比較的希少な水棲種族。代表はアントニオ・アウグスト・サントス・ペレイラというパードレ。この地域とは異なる文化を伝える。御禁制の切支丹宗門とは全くの別物と思われており「河童はデウスという外道の神仏を信仰する」という認識。
ちなみに「カーパ」とは河童の言葉で外套を意味し、河童が陸上では乾燥避けに外套を着ていたことに由来する。自称は「プルトゥゲシュ」。




