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地理および登場人物

図書館都市ダンジョン以外の地理および主要登場人物《第三十三章まで》



●武蔵(むさし)の国

 図書館都市ダンジョン付近から西方向と南方向に広がる。図書館都市ダンジョンに最も近いのは入間(いるま)。国府は多摩(たま)の府中(ふちゅう)・国主は武蔵守(むさしのかみ)。入間(いるま)・比企(ひき)など郡ごとに代官が置かれている。松山《まつやま》・河越《かわごえ》といった一部の城は代官ではなく世襲城主が支配。

 武蔵は当て字で語源は全く不明。悪口では「穢(むさ)し」=ムサい、など。

 住民は多くが人間。人口約150万人。砂漠なので生産力は乏しく人口密度は低い。


 かつて西の山岳地帯などに多数のダンジョンがあったが、大多数は天然洞窟と差がなく図書館都市に駆逐された。


【代官】1章9話

 吉田(よしだ)西市佑(にしのいちのじょう)。

 偉そうなオッサン。この地域としては背は高いが、1.7m程度で、別に6尺あるような大男ではない。

 ダンジョン都市より西方「入間」地方の代官(非世襲領主)。


【越前屋】名前は未出、1章8話

 燃料商。一人称は「わたくし」が多いが場合によっては違う。

 新聞紙や燃やすための本(最もありふれた本)を仕入れて各地の炭薪仲買(燃料小売店)に売るのが仕事。石炭を扱うのが夢。図書館都市ダンジョンに入り浸る。


【隅田屋】8章135話

 酒屋。杜氏を呼んできて、「くだらない」酒を造る。ただし、この世界は海が無いため酒の大量輸送が出来ず、「新幹線」開業まで下り物の酒は少なかった。


【三郎】2章28話

 比企小森新戸(ひきこもりにいと)三郎、無位無冠。

 北西の比企に住む武士団の生き残り。兄二人をマリーに殺された。


【右馬太夫】【兵衞次郎】【左衛門太郎】2章28話

 冒険者。


【火浣布(かかんぷ)の山ダンジョン】22章386話

 秩父奥地にある140種もの鉱物を産するダンジョン。火鼠の長老ティーリル・オーラヴスドッティル(父はオーラヴ)、その息子で族長のクヌート・ビャルナルソン(父、つまり長老の亡夫の先代族長はビョルン)、その息子エーリク・クヌートソン(父は族長クヌート)らが暮らす。

 火鼠達の輪廻(リンネ)名は「ラットゥス・ノルウェギクス」で、ノルウェーラット。異世界のノルウェー人と異なり名字は無くヴァイキングのように父称を使用する。


【練馬大根畑ダンジョン】22章396話

 大根修羅のダンジョン。ダンジョンの機能としてはアブラナ目全体に成長促進効果があるが、ダイコン以外のキャベツやワサビなどは産しない。


【小塚原刑場ダンジョン】11章190話・崩壊

 豊島(としま)代官所・平塚(ひらつか)付近にあったダンジョン。ゾンビパニックを起こすもダンジョンごと掘り崩されて崩壊。放出されたエネルギーでマリーの脳を焼き切りかける。

 様々な異世界の刑死者を異世界複製転移させて使役するダンジョン。死罪や獄門では首を切り落とすため、ほとんどの死体は首無し。


【血洗島】

 かつて『百合の国深谷(ふかや)』ダンジョンがあったが、禰宜(ネギ)達が百合科(ファミリー)でないことが判明。おびただしい血を流した挙げ句に崩壊。



●総(ふさ)の国

 図書館都市ダンジョンの南東を中心に広がる。首都は葛飾(かつしか)の国府台(こうのだい)・国主は上総介(かずさのすけ)。

 住民は人間が多く畜生と修羅がいくらか。人口約100万人。千葉氏・結城氏が居る。国土は国府台(こうのだい)を中心に南北と東へ長く延びる。


【総(ふさ)国主】17章307話

 武田上総介(かずさのすけ)。


【総の使者】6章91話

 総(ふさ)奏者(そうじゃ)、岡本主油正(あぶらのかみ)。国主の武田上総介(かずさのすけ)の使者。


【飯沼(いいぬま)ダンジョン】8章125話

 総(ふさ)東端に位置する水属性のダンジョンで魚を産するが、過去2回、千人前後の犠牲者を出す大規模遭難を引き起こしている。

 元は海上(うなかみ)氏が支配していたが、銚子(ちょうし)に乗って国府台(こうのだい)の指示に従わないため討伐された。


【中山(ちゅうざん)競馬場ダンジョン】2章29話

 国府台近くに位置する農園ダンジョン。「本質」は農場では無いため徐々に衰退中。

 ニホンザル獣人の弼馬温(ひつぱおん)、孫(ソン)浩懿(ハオイー)(22章393話)、袁(ユェン)総生(ゾンシォン)が住む。キンシコウでないのはダンジョンの仕様。


【佐倉牧(さくらまき)ダンジョン】22章397話

 ダンジョンモンスターの馬を産するが、名前付き(ネームド)ではないためダンジョンから連れ出すことが出来ず、倒して馬肉(サクラ肉)等をドロップするしか使い道が無い。草も単なるダンジョン背景で生きていないため牧草地としても役に立たない。



●粟(あわ)の国

 総(ふさ)の南にある。文化的には南方系で多数の民族集団からなる。

 住民は人間・修羅・畜生。狸獣人が有名。人口約30万人。戦乱により減少。


 主な産物は砂糖・柚や染料の藍など。サツマイモは河越芋より美味しいと言う人もいる。


【粟(あわ)軍】8章125話・死亡

 総大将、細川(ほそかわ)民部少輔(みんぶのしょうゆう)、阿波守(あわのかみ)三好(みよし)木工頭(もくのかみ)、安房守(あわのかみ)里見(さとみ)右馬頭(うまのかみ)、総(ふさ)の海上(うなかみ)典膳(かしわでのすけ)ら。餓鬼の大軍「大餓鬼夜行」を呼び込むも敗北。



●毛(け)の国

 北の方に位置する。首都は群馬郡の総社(そうじゃ)・国主は上野介(こうずけのすけ)。特に一芸に優れた者に上野介の名乗りを許す慣習がある。

 住民は毛の者、つまり畜生が多い。人口約100万人。宇都宮氏・小山氏が居る。国土は東西に長く延び、その北側は人口希薄な山岳地帯。


 東部に広大な塩の大地「那須塩原(なすえんげん)」ダンジョンがある。その南方には餃子を産するダンジョンがあるが、当然日持ちしないため乾燥させて出荷される。


【上野介(こうずけのすけ)】

 国主(こくしゅ)。だいぶ高齢の婆さん鹿。雌なので角は無い。


【狸獣人】6章90話

 群馬(ぐんま)郡司(ぐんじ)、高橋対馬守(つしまのかみ)。二足歩行する大きい古狸。雌。好物は鶏頭。植物のケイトウではなくニワトリの頭。


【アサマ】6章90話

 馬獣人の牝。大食馬四天王。


【田中伊織】23章413話

 群馬郡金井村の人間の男。乗馬は大桑栗毛。見た目は異世界の「甲を着た古墳人」。


【メークイン男爵】14章257話

 ソラナム・ツベローサム・アイリッシュコブラー・メークイン男爵。つまりメークイン男爵という名前の男爵薯修羅。那須塩原(なすえんげん)ダンジョンの住民。

 那須塩原(なすえんげん)は、那須塩原(なすしおばら)とナスカと茄子科が融合した荒涼たる平原型ダンジョンで塩類平原が拡がる。表面はカラッカラの塩の層で、地下は塩分の多い泥沼。塩上帆船により横断。


【入山(イリヤマ)クニ(六合)】19章345話(穴地獄は14章267話)

 群馬鉄山(穴地獄)ダンジョンのマスター兼モンスター。ソレノストーマ・ブルカニコーラ・入山(イリヤマ)クニ(六合)。茶蕾苔(チャツボミゴケ)修羅。

 身長140cm程度と小柄の女性(栄養体は配偶体なので雌雄がある)。和服に袴の女学生スタイル。鮮やかな蛍光緑の髪は腰まであり、頭に大きい明るい赤色(たまに気分で違う色)のリボンを付ける。



●東(ひたか)の国

 東方に位置する。厳密には総(ふさ)北部を挟んだ向こうだが境界は曖昧。郡の範囲が不明になるほどの混乱状態。本来の国主は常陸介(ひたちのすけ)だが、現在は有力者が自称する状態。

 筑波(つくば)内薬佑(ないやくのじょう)が討たれたことでさらに混乱が酷くなっている。小田氏や佐竹氏が居る。

 住民は人間が多く畜生と修羅がいくらかだが、東部はほぼ人間。人口不明(推定でおよそ30万人程度と急速に減少)。


 土地が痩せているため、水を与えても大豆しか育たないと言われるが、別に窒素固定する植物なら栽培可能。


【小田城主】6章92話

 小田右京亮(うきょうのすけ)。若き小田城主で亡き小田讃岐守(さぬきのかみ)の子。名は信治(のぶはる)。ちなみに通字は「治」の方なので、息子が元服しても「信長」にはならない。

 屋形号を称する名門。悪筆なのでマリーは「織田」と思っているが小田である。


【内薬佑】4章48話・死亡

 筑波(つくば)内薬佑(ないやくのじょう)。常に一人称を使わない。

 東方、総の国のさらに東の国にある筑波の殿様。配下に加え傭兵や冒険者をかき集め図書館都市ダンジョンを制圧しようとしたが、本隊・別働隊とも虐殺された。

 宇都宮氏や小山氏といった屋形号を称する名門よりもさらに古い古代氏族だが、屋形号を称することが出来ないのが最大の不満。


【石田平馬】23章413話

 馬場城のサムライ。馬は船曳黒で、奥州産の漆黒の三春駒。三春駒と言っても玩具ではなく動物の馬。



●相撲(すもう)の国

 武蔵(むさし)の南に位置する。相模(さがみ)では無いがガザミ(蟹)は産する。首都は餘綾(よろぎ)にある本郷。

 人口約30万人たらず。


 木材を産する森ダンジョン「丹沢ヒルズ」があるが、不快な吸血動物が多い。


【茶坊主】6章93話

 大膳亮(だいぜんのすけ)入道(にゅうどう)照頭(しょうとう)。僧侶。

 ラクダに乗ってやってくる。


【天狗(ドイチェ)】13章250話

 マスターの居ないダンジョン丹沢ヒルズに住む外道種族。自ダンジョン内では飛行可能だが外では飛行出来ない。大天狗の蛭田(ヒルダ)、坊主の余半(ヨハン)とその妹李奈(リナ)などが居る。数百年前に宗教戦争を引き起こし大幅に数を減らした。丹沢ヒルズの天狗(ドイチェ)は河童(プルトゥゲシュ)と同じ宗派。

 天狗は『鬼(ルースキ)』をエルフェン、妖精と言い、鬼は天狗をネーメツ、物言わぬ動物と言う。なお、天狗には「ドイチェ」以外の種類も居る。



●甲(かひ)の国

 武蔵(むさし)の西に位置する。農業という視点では貧しく風土病だらけの土地だが、山の産物が多い。

 住民は人数では人間が多いが、活躍しているのは餓鬼。人口約30万人。餓鬼は石垣・餓鬼は城。


【渡辺摂津守】

 府中勤番(きんばん)支配。身長5尺(152cm)足らずの餓鬼。餓鬼なので性別は無い。

【小林信濃守】

 府中勤番(きんばん)支配。身長5尺8寸(176cm)とこの世界としては長身でがっしりした筋肉質の樹木系修羅。生物学的には雌雄同体。

 彼らの配下に



●科(しな)の国

 武蔵(むさし)の西に位置する山岳地帯。

 住民は人間・修羅・畜生・餓鬼とも居るが人数では人間が多い。人口約80万人。


 多くのダンジョンがあり食品・木材・鉱物資源などを産するため、冒険者も多い。


【読書(よみかき)村】21章368

 図書館都市ダンジョン影響圏の端。西方への玄関口。異世界では木曽谷だが、この世界では飯田の近郊。


【木曽五木ダンジョン】25章463話

 針葉樹の森が拡がるが、閉鎖的で交易に興味は無い。裸子植物修羅は裸。

 近隣に寝覚の床(ねざめのとこ)ダンジョンがあり三返りの翁(みかえりのおきな)が「長寿の薬」を持っているが、人間には効果が無い。



●越(こし)の国

 毛(け)の国よりさらに北、山の向こうにある。国主(こくしゅ)は御実城(みじょう)様と呼ばれるが、謙信では無い。

 領域は広大で人口は300万程も居るが、一体感は乏しい。

 いくつか米を産するダンジョンがあるが、海が無く水上輸送が使えないこともあり、関八州では米は貴重品だった。

 越(こし)の者は真面目で忍耐力がある努力家。種牡人を使うため家庭には父親はいない。

 国主は佐藤越守(こしのかみ)。


【越後屋】17章314話

 越(こし)の両替商。越後屋はこの世界にも異世界にもたくさんあるが、相互に直接の関係は無い。


【頸城(くびき)郡司(ぐんじ)】23章411話

 巻き込まれ体質でいつも苦労させられる。


【魔の山谷川】15章278話

 毛(け)と越(こし)の境に居座る危険なダンジョンで、ここ100年ほどの間に少なくとも800人が遭難。現在は転送陣で迂回可能。


【三角草野ダンジョン】23章401話

 蚊帳吊草科(ファミリー)修羅が支配する規格外サイズダンジョン。本名を知られると支配されるため、種名+通称を使用する。

 シペルス・パピルス、太陽に愛されし者:カミガヤツリ。猊下。

 カレクス・モロウィイ、冬を越える者:カンスゲ。カレクスの代表の1人。

 スキルプス・カリフォルニクス、沼を渡る者:トトラ芦の一種。葦舟使い。実はフトイ属でスキルプス(ホタルイ属)ではない。

 レピロニア・アルティキュラータ、筵を編む者:アンペラ。側近

 カレクス・ディスパラータ、笠を編む者:カサスゲ。

 フィンブリスティリス・セリアケア、砂浜で遊ぶ者:ビロードテンツキ。行商人。フィンブリスティリス・ウェラータ、沼で布を織る者:メアゼテンツキとフィンブリスティリス・フェルギネア、岩を積む者:イソヤマテンツキも同様。

 カレクス・ツンベルギィ、谷地坊主(やちぼうず)に乗りし者:アゼスゲ。越の国主と面会

 カレクス・セスピトーサ、谷地坊主(やちぼうず)を並べる者:カブスゲ。有力な坊主



●【サド金山】11章206

 越(こし)の先、サドの国にある金山ダンジョン。「女王様」が奴隷を豚と罵って鞭で叩くと金を落とす。また、各地のダンジョン産の雑多な金貨や小判を規格品の小判に鋳直す。



●奥州

 図書館都市ダンジョンの北東方面。


【左遷城】15章275話

 4つの城が並び、西に松永隠岐守、北に父島弾正忠、東に高井六位蔵人、南に天王寺摂津大夫が居る。松永家は密貿易、父島家は弾正でありながら盗賊黙認、高井家は蔵人なのに性的不祥事、天王寺家は越権行為により左遷されたという。


【日本駄右衛門】15章275話・死亡

 左遷城の北に住み着いていた海賊。呼び寄せた鼠小僧や石川ともども処刑された。


【捨猫和泉(すてねこいずみ)】20章351話

 猫啼温泉ダンジョンのマスター。本名「そめ」。和泉式部に捨てられた猫という伝承があるため、こう呼ばれる。命が9つあり、殺されると相手が死亡後に子孫に七代祟る。つまり繁殖能力が無くクローンしか作ることが出来ないマリーには無効。



●身終(みのおわり)の国

 西方の大国。自称濃尾(のうび)。


【長田左馬頭(さまのかみ)】19章338話

 身終(みのおわり)国主。自称左馬頭。裸子植物なので裸でうろつく松修羅。側近に胡瓜(きゅうり)修羅の桐生六郎と雄鶏の河田次郎。なお、異世界には左右から棒で突かれて磔(はりつけ)にされた松がある。


【海豚池(いるかいけ)ダンジョン】21章368話

 イルカ池を中心とした偶蹄類(鯨偶蹄目)ダンジョン。代々のマスターは「ゴールデン・オルカ」という称号を持つが、この世界には英語が無いため意味は不明。補佐の1頭は「ウインドジャマー」という名のイルカ。

 池の畔に文明開化時代の町があり、村長は美濃牛(みのうし)、ミノタウロスのミタケ。住民は偶蹄類。

 ダンジョンの実際の運営は「海豚六人衆」が指揮する。


【飛島】21章369話

 浮いているとされるダンジョン。莫大な財宝が眠るという。


【新幹線】

 図書館都市ダンジョンが入手可能な新幹線の車体に、電気自動車の1600V・400kWモーターを搭載。2両編成で自重118t・出力3.2MW。最高速度は70mi/h(112km/h)。流用した部品の制約により200km/h出すことは出来ない。

 1,000t程度の貨車を引っ張る事が可能で、貨車が自重15tで35t積みなら20両、貨物は700t。


【リコプス・ルキヅス・白根(シロネ)礼羽(ライハ)】33章599話

 大餓鬼の南にある「新幹線」駅、「難儀森」の受付。紫蘇科(ファミリー)の修羅。



●遠方のダンジョン

【商都梅田】

 はるか西方にある巨大ダンジョン都市。商人の株仲間などの組合が多数あり、商人達の代表が管理する。各層群は直径1km程度はある。

 技術的には「大大阪」時代の1920年代頃。各層群に「駅長室」と称するコアルームが多数あり、全層群の全コアを同時に制圧しないと攻略できない。

 「商都」なので、古代中国の商王朝の要素を持つ。


 タイプ:駅(駅の備品を産出・在阪企業のみ)

 規模:七層群。

 固有法則:影響圏外でも半径100リーグ(482.7km)以内に線路を生成可能。

 モンスター:召喚名前付き(ネームド)モンスターは鉄道により死亡した鉄道員で、チュートリアルによる名前付き(ネームド)モンスターは清水太右衛門という。人間のままで寿命があったため、とっくにこの世界での天寿を全うしている。


 第一層群(group)「梅田」

 地上は明治大正風の市街地。地下は迷宮となっており、地下だけで2万人が居る。鉄道省・市営・箕有・阪姫などの駅の他、新幹線大阪駅・阪奈電鉄(世界によっては阪奈鉄道)・阪亀鉄道など世界によっては建設されなかった鉄道駅が組み込まれている影響で迷路は複雑怪奇となっている。

 第一層群のみ鉄道路線が外部に延びており、「大大阪」時代に大阪に存在した鉄道車両のみ召喚可能。ただし石炭が無いためSLは動かない。


 第二層群「名古屋」

 比較的小規模。第一層群の地下にある。「地上部」は大正時代風の木造住宅街の中に、高さ200m以上ある天井に届く高層ビルが数棟建っている。天井は地下だが光る「空」となっている。


 第三層群「池袋」

 東西南北に4つの鉄道系百貨店を持つが、北口に南武鉄道(川崎が地盤)、南口に北武蔵急行電鉄(阪奈系。北武を自称するが、本来の北武は大正時代に行田あたりにあった鉄道で別物)があるなど名称と東西・南北の位置関係が逆になっているという紛らわしい層群。

 ダンジョン研究者が棲む。


 第四層群「新宿」

 ひたすら巨大で、その広さで人々を惑わす。感情の無いダンジョンモンスターの「通行人」が万単位で棲息している。


 第五層群「渋谷」

 複雑な構造の立体迷路。層群下層の地下5階には凶暴な東横キッズ(トー横ではない)が出没するため誰も踏破しておらず、そのさらに下、第六層群は存在の有無を含め不明。


 第六層群「横浜」

 動的に内部構造が変わるという迷惑極まりない層群。地図を作ってもすぐに時代後れになるが、そもそも到達者がおらず地図を作る者も居ない。


 第七層群「東京」

 最深部。東銀座・茅場町は層群中心から1.5kmほどという、とてつもない広さの地下迷宮。大抵のダンジョンは最深部のダンジョンコアを破壊すれば攻略できるが、商都梅田は各層群に多数のコアを持つ。


【播磨屋久兵衛】21章371話

 商都梅田から身終(みのおわり)への使者。


【玉造(たまつくり)次郎三郎】33章598話

 偉いさん。



【石の神殿アスカ】

 商都梅田から電車と徒歩で2日程度と比較的近い位置にある。明日香がアステカの要素を持つダンジョン。

 ダンジョンにはダンジョンモンスターでは無い修羅が住み着いており、生贄狩りを行っている。『鬼の俎』で黒曜石のナイフを使って生きたまま心臓を取り出して、血を『酒船石』の水路に流す。

 ダンジョンには珍しく影響圏外への攻撃手段を持つ。『亀石』に多数の生贄を捧げ、敵対する都市に『亀の瀬』を形成し泥沼に沈めることが可能。「大和殺すにゃ刃物はいらぬ。亀の瀬滑るだけでよい」


 人間牧場には珍しく300年を越えて長期間存続しているが、領域拡張を抑え、過剰な生贄を捧げることで人口爆発を抑えている。


【ゼア・マイス・トラオリ・アスカ】33章592話

 支配者(トラトアニ)でアスカを襲名したトウモロコシ修羅。隠居するとシントリ、即位前はエロトル。先々代が生きていた場合はオロトル。配下にトマト修羅のソラナム・リコペルシカム・シトマトルやシソ科(ファミリー)のサルビア・ヒスパニカ・チーアなどがいる。



【畝傍艦】33章593話

 山の上に軍艦が載ったダンジョン。艦長(カピテン)は400歳のイチイガシ修羅クエルクス・ギルバ従一位(じゅいちい)艦長、橿原(かしはら)トリヤ。軍艦の管理はカエル畜生のアンリ・グルヌイユ中尉達が行う。

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