ダンジョンについて
ダンジョンは、人(人間に限らず知的生命体)の感情をエネルギー源とする存在です。普通の犬猫の感情ではエネルギー源になりません。
小規模なダンジョンなら世界のコアからダンジョンコアに供給されるエネルギーだけで存続出来ますが、発展には生贄が必要です。また大規模なダンジョンは存続するだけで多数の生贄を必要とします。
ただし、システム上死因は問わないため、ダンジョンの求める「価値」が加齢であまり減衰しない場合、寿命等で亡くなるのを待つという裏技があります。
●ダンジョンコア
全てのダンジョンに存在し、世界のコアと繋がっています。組成は世界のコアと同じ鉄ニッケル合金で、特殊な理由により表面は液体のようになっています。
コアを破壊するとダンジョンは消滅するため、ダンジョンマスターが存在する場合、しばしばコアを隠したり複数用意したりします。ただし、コアはダンジョンの管理者のいずれかが触れることが出来る場所に無いといけません。
●ダンジョンマスター
ダンジョンの管理者です。管理者不在のダンジョンも多々あります。修士とは限りませんが多くは何らかの「マスター」であるようです。
ダンジョンによってはダンジョンマスターではなく一部の名前付きモンスター、さらにはその子孫が管理者のこともあります。
システム的な管理者がおらず、単にダンジョンに棲み着いた者が運営しているダンジョンもありますが、その場合はダンジョンの機能は使用できません。
●ダンジョンモンスター
ダンジョンモンスターは基本的にそのダンジョンの「テーマ」に沿った存在しか入手出来ません。基本的には、洞窟ならコウモリやカマドウマや洞窟探検家、海賊船なら海賊やネズミやゾウムシなど、自然に居る者となります。
ダンジョンが成長すれば、洞窟ならドラゴン、海賊船なら骸骨船員など、派生的なモンスターを入手出来ます。
ダンジョンモンスターはダンジョンにより生成された存在で「生きていない」ため、活動エネルギーはダンジョンから供給されます。また、知能も無いため決められた行動しか出来ません。
ダンジョンから出たら活動を停止します。つまり、ダンジョンモンスターの食材は魚でも野菜でもダンジョンから出たら「死んだ状態」になります。
なお、ダンジョンにはシステム的にはダンジョンと無関係の生物が住み着いていることが多々あります。
●名前付きモンスター・名前有り一般モンスター
名前付きのダンジョンモンスター。生きているため食事等が必要ですが、ダンジョンから出ることが可能です。知能がある種族の場合は知能があります。また、倒されたらダンジョンのエネルギーで復活することが可能です。ダンジョンによっては寿命が無い場合もありますが、大抵は世代交代します。
名前有り一般モンスターは、ダンジョンのシステムに関わる権限を持つことができません。
ダンジョンの規模等の条件により、名前付きモンスター・名前有り一般モンスターの数は制限されます。
ダンジョンマスターの同族の名前有り一般モンスターは「ヘンチマン」、つまり手下とも呼ばれます。手下でもただの名前無しモンスターは「ミニオン」です。
●野良モンスター
名前付きモンスターが放逐やダンジョン崩壊等で野生化し、繁殖したものです。
●ダンジョン構造物
ダンジョンの骨格であり、きわめて強度が高く通常は破壊できません。
通常は異世界から複製召喚したダンジョンそのものですが、組成が単純明確な物品はダンジョン構造物として生成可能で、図書館都市ダンジョンでは、城壁・用水路・道路の舗装・船などに多用されています。
●ダンジョンの産物
ダンジョンは特定の産物を産することが出来ます。「鉄鉱石ダンジョン」なら鉄鉱石だけですが、「鉄鉱山ダンジョン」なら採掘器具も入手出来ます。
異世界の産物の場合は複製召喚で、元の世界の情報とこの世界の物質で生成されます。
ただし、工業製品を産出するダンジョンは時代設定などの制約があります。例えば「石の神殿アスカ」の場合、明日香とアステカの石造物を複製召喚可能です。
●ダンジョンの形状
地下洞窟型・塔型・地表面型など多彩です。
●層群
発達したダンジョンは多数の階層からなりますが、「ひとまとまりのブロック」が層群です。図書館都市のように比較的小規模な層群を多数積み重ねる例もありますが、商都梅田のように個々の層群が巨大な例もあります。また、層群構造を持たないダンジョンもあります。
●ダンジョン影響圏
ダンジョンの力が及ぶ範囲。影響圏を持たないダンジョンも、半径数百㎞の影響圏を持つダンジョンもあります。ダンジョンの影響圏同士は重なりません。
ダンジョンであれ人であれ、すでに所有者の居る土地はダンジョン影響圏に組み込まれません。所有者は、ダンジョンまたは何らかの知的生命体が実際に支配し管理している状態で判断されます。
●ダンジョンの固有法則
ダンジョンは、ダンジョンエネルギーにより、ある程度物理法則を無視することができます。これが無いとドラゴンは自重で潰れます。
固有法則以外に、物理的には飛行不可能な鳥人が飛んだり、狐狸が化けるのもダンジョンの効果です。
基本的に固有法則等はダンジョン所属の者にしか効果がありませんが、地下深部での地熱の緩和など空間そのものへの効果は訪問者にも及びます。
●ダンジョンのエネルギー源
ある程度は世界のコアから供給されますが、基本的には人の感情が必要です。
効率的にエネルギーが得られる感情はダンジョンにより異なります。
●人間牧場
ダンジョン内に人を居住させ感情を収集、寿命で死んだら生贄の代用として扱うダンジョンです。
知的生命体の中で人間が最も繁殖力が高いため、一般に「人間牧場」といいますが、人間はマルサス的に殖えるため、往々にしてダンジョンが破綻します。
通常の牧場の場合、一部を出荷しても「次はお前の番だ」と理解出来ない動物だけが家畜化されていますが、そういう知的生命体は珍しいため、人間牧場は寿命を待つのが基本となります。




