↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
4/8

【04】 人事課長の追求 ~でたらめ言ってんじゃないよ!~

立浪「丹沢さん、ここまで間違いないですか? それとも相違があれば、どうぞ発言してください」

丹沢(うーん『抱き合っていた』のか、それとも『抱きつかれた』のか?)


 丹沢は、言った方が良いのか、言わない方が良いのか考えてしまった。


人事課長「なに、黙ってるんだ! 聞かれたことに、早く答えろ!」

丹沢「あ、あっ、はい」


立浪「なにか、違うところがありますか?」

丹沢「はい、しいて言えば、『抱き合っていた』のではなく、『抱きつかれた』という表現の方が正しいかと」

立浪「向こうが勝手に抱きついて来たということですか?」


丹沢「まぁ、はい」

人事課長「お前は、相手が勝手に抱きついて来た。だから、相手のせいだ。と、言いたいんだな」

丹沢「いえ、そこまでは、」


人事課長「自分は悪くない。だから、倫理条例に違反してないってかぁ、」

 人事課長の声が、段々声が大きくなった。


丹沢「……」

人事課長「お前、相手のせいにして、この場から逃げようとしているんじゃないのか?」


丹沢「そんな。とんでもございません」

人事課長「じゃぁ聞くが、抱きつかれたという証拠は、どこにあるんだ?」


丹沢「ありません」

人事課長「ほら、見ろ! でたらめ言ってんじゃないよ! 抱きつかれたのなら逃げればいいじゃないか。お互いで抱き合ってイチャイチャしてたんだろう、昼間っから」


丹沢「それは、違います。イチャイチャなんかしてません!!」

人事課長「なんだぁー、その言い方は。上司に向かって」


人事課長が丹沢をにらみつけた。


秘書課長「まぁまぁまぁ」

人事課長「こいつが嘘を言うから、つい」


秘書課長「二人で『抱き合っていた』のか? 一方的に『抱きつかれた』のか? ここは、重要なところじゃないですか。それによって、処分だって変わるかも知れない。そうでしょう、人事係長」


 秘書課長は、口論している二人以外の者に話を振った。


立浪「そうですね。処分の軽重(けいちょう)に関わりますね」

秘書課長「丹沢さんとその女性は、以前からの知り合いなの? それともうひとつ、どういう関係なの?」


立浪「丹沢さん、今の二つの質問に答えてください」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。