A.I.ONLINE プロローグ side D
何日あいたんでしょうか・・side Dです。
基本的に side Cがリアルのお話。
side DがVRMMO内のお話になっております。
地面が光り通常よりも大型のモンスターが少し離れた場所に現われる。
本来ならば、ここでこんなところでモンスターが沸くのかよ!とかなんとかいうところではあるのだが、
今回は違う。このモンスターを狩るためにここで待機していたのだ。
POPしたばかりのモンスターは2秒ほど無敵時間が存在しており、その間は攻撃もしてこないし、攻撃を当てることができない。
俺は周りを見渡して仲間に目で合図をする。
無敵時間が消えたのかモンスターがアルゴリズムに従って一歩二歩と歩き出す。
すると俺たちに気づいたのか、ピタと止まり見た目ドラゴンが咆哮する。
「対音防御!」
などとかっこよく行っているが単に耳を防ぐだけである。
龍の顔がこちらを向き恐らくターゲッティングしたのだろう。
それに合わせてこちらも抜剣する。
俺は背中から両手で持つ大きな剣を、各々仲間達は1人を除いて自身の武器を構える。
「マスター、敵ボスモンスターきます。」
少女はそう言うと唯一パーティの中で持っている杖を構える。
「よし、行くぞみんな!」
大剣を下段に構えスキルを発動させて一気に接近する。
恐らく現実世界では縮地等言われる類技になるんだろう。それのスピードに剣の力を乗せる。
「おおおりゃああああああああ!」
別にスキルを発動させるのに叫び声は必要ないのだが叫びながら敵に正しく瞬間移動したかのように突っ込む。
下段から振り上げた基本攻撃プラス瞬間移動の複合スキルだが思いのほかスピードが乗っていたのかボスのHPが目に見えて減っていく。
振り上げた剣に引っ張られているかのように空中にジャンプをする。
「はっ!」
空中に飛び上がってそのまま剣を振り下ろす。
基本攻撃スキルジャンプ攻撃である。
「おりゃああああああ!」
またも叫びながらスキルを発動させるが今度は敵がこちら側を向き口から火を噴く。
「ちょ、」
回避スキルを発動させようとするが攻撃スキルを発動させている以上回避スキルを上書きすることができない。
あたるともった瞬間味方がいる方向から何かが飛んできてそれにあたりそのまま吹っ飛ばされる。
「あ、ちょ、まっ!」
空中でバタバタと足を動かすが時すでにおそし、難なく地面に叩きつけられてゴロンゴロンと何回か回転する。
それと同時に自身の視界の上の方にあるHPバーがガクンガクンと減っていき、完全に静止した時には2割ほどHPが持って行かれてた。
「ありがたいが!痛すぎるんだけど!」
かなりボスから離れてしまったので大声で先程の援護に対する抗議する声を上げる。
「炎継続ダメージを喰らわなかっただけ感謝すること!」
女性の声が聞こえた後ボスモンスターにこちらから側から見えないがスキルを発動させているエフェクトが見える。
「ったく、んぐっ」
グチグチいいながらポーションを煽る、瞬時にHPが回復する代物ではないが、2割程度ならば直ぐに回復する。
一度攻撃してわかったのだがどうも炎属性に耐性があるらしい、まぁ見た目が龍だからなぁ・・
ならば。
「ショートカット装備4を適応!」
そう言うとシステムがその言葉を受信し自身のアバターに変化が現われる。
大剣が消えて手には少し根元が大きい片手剣が現われる。
「カートリッジモードアイス」
再度システムに声をかけると、ガコンという音と共に剣の根元が横にスライドして弾を吐き出す。
それと同時にポーチから氷属性を持つアイテムをシリンダーに無造作に叩き込む。
今回の氷属性を持つアイテムは魔法瓶に入った「水」だ。
すると入れ物に入っていた水は光り輝き弾丸に形を変える。
「本来なら氷とかのほうがいいんだけど・・まぁこれでも十分でしょ」
スライドしていたシリンダーをまた剣に収納し今度は上段に構える。
再度瞬間移動を発動させて接近しようとすると待ってましたと言わんばかりに尻尾で迎撃される。
ペチン!
「おわっ」
地面に叩きつけられてそのままバスケのボールのように空中に投げ出される。
ダメーが減るが気にしている余裕がない。
剣を敵の方角とは逆の方向に向けて剣の柄のある部分を握る。
ジャコ・・・ドン!
大きな音と共に剣先から弾が発射され反動で敵の方に身体が向かう。
「下がれ・・・みんな!」
接近して攻撃しているパーティーメンバーに声をかけて攻撃スキルを発動させる。
「重3連続スキル、アイススラッシュ!!」
声に反応したのか身体が自動的に敵の後ろから思いっきり切り抜ける。
ズザーとブーツから音を鳴らしながら地面を滑る。
その滑っていく足を無視して再度地面を大きく蹴る。
「せやあああああああああ!」
剣を突き立てて龍の腹に突き刺さりパーティが減らしてくれていて残り少ないHPを削る。
だが残り少し残ってしまって減少していたボスのHPが停止する。
「げ」
そう言いボスモンスターを見上げると少し笑っているように感じた。
「なーなんてな」
柄を握り銃剣の銃の部分を使う。
「これで終わりだ。」
龍の体の中に弾丸が発射され最後に残っていたボスのHPがなくなる。
「余裕!」
パーティメンバーにピースサインを送ると返ってきたのは投げられてスキル投剣が発動した剣の数々であった。
「あんた馬鹿でしょ」
「すいません」
「・・・・お前俺たちの目的忘れたのか」
「僕が言い出したことです・・」
「・・・もういいかないうことないし」
「いや、顔が上がらないです本当に・・」
パーティの前で正座させられていた俺は半ば土下座のように頭を垂れていた。
「・・あんたが言い出したんでしょA.I.に炎系列のBUFFスキル教えようって!」
「はい・・・僕が言いました」
「・・んで、なんでお前がラストアタック取ってるんだよ?わざわざカッコつけて」
「・・・いや・・なんていうかノリでつい・・」
「・・・・・・ふぅ・・」
「ため息だけとか傷つくからやめて!」
「多少反省してくれた方がありがたいんだが?」
「マスターを虐めるのはそのへんにしてもらって・・どうします?もうすぐもう一度POPする時間帯ですが・・」
ほかの3人はこちらを伺うように見てくる。
「はい・・援護に徹底して前衛でないです・・」
3人は頷いて消耗した武器の手入れを開始する。
「A.I.助かったよ、ありがとう」
A.I.にほかの3人には聞こえないように耳打ちする。
「・・・マスター今度同じことやれば飛んでくる剣の数増えますよ?」
「・・最近お前も俺のことそういうふうに見るようになったよな・・」
そいうと少女はム口を尖らせて、
「マスター、マスターが私のためにスキル取りに行くって言ってくれたとき嬉しかったん・・ですよ?」
「・・・・・頑張って後衛務めるわ・・」
こう言われたら何も言えない、今度こそ彼女のためにあのボスモンスターを倒そう。
色々と無い知恵を絞って書かせていています・・
ご意見ご感想お待ちしております。




