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第弐九回戦!!新撰組局長

第弐九回戦!!

世界代表!湖の騎士、ランスロット!日本代表!新撰組局長、近藤勇!


感情の読めない表情の騎士が現れる。立派な鎧を着てアロンダイトと呼ばれる剣を持つ彼は最強の円卓の騎士である。

対するは誠の隊旗の下で戦った幕末の志士。壬生浪士くをまとめ、幕末の動乱期を駆け抜けた侍である。


第弐九回戦、開始!!


ランスロットの件が振り下ろされると近藤勇は刀を抜いて受ける。


どちらも剣の達人。


剣戟は高速で交わり、常人の目には追いつかない。


ランスロットはアロンダイトで近藤勇を弾くと大きく後退する。剣士として後退は恥であると近藤勇は吼えるがランスロットはアロンダイトを上段に構えて止まる。


静寂。


振り下ろされる高速の剣。


目を見開く近藤勇。


斬撃は風を切り、鎌鼬となって飛んできた。


近藤勇は鎌鼬を視認すると刀を最速で振り抜く。


鎌鼬を刀の風圧で消すと一瞬で納刀し地面を蹴る。


近藤勇は天然理心流の4代目。


長距離を一瞬で0にすると身体中の全筋肉を使い抜刀する。


切れる鎧ランスロットの鎧はバラバラに解体された。


だが、最強の騎士は窮地も好機に変える。


アロンダイトはガウェイン卿の剣、ガラティーンとも切り結んで壊れなかった伝説の剣。


その硬度は一種の兵器。


アロンダイトの腹ではたき飛ばされる近藤勇。


壁に叩きつけられ壁にクレーターが出来る。


意識が一瞬飛ぶ近藤勇。

ランスロットは斬撃を飛ばし追い討ちをかける。


目の前に見える大量の鎌鼬を見て近藤勇は諦めかける。


オイ。諦めかける?


何、諦めようとしてんだ?


ンなもんやってる暇があんなら、さっさと切れよ!!


戊辰戦争時より少ねぇだろうが!!


何のために剣術の宗家になってンだ!!


こういう時、負けねェ為だろ!!



バコォン!!

踏み破られる地面。

蹴り砕かれる壁。

音を置き去りにする納刀と抜刀。

摩擦熱により燃える刀身。

身体中から聞こえる骨と筋肉の悲鳴。


血で赤く染まった半分の視界で近藤勇が見たのは剣身が斬られたアロンダイトと身体の斜めに刀傷を帯びたランスロット。


そしてランスロットの刀傷と同じ方向に斬れ目が刻まれた壁と天井だった。

新撰組初代局長・芹沢鴨

「近藤勇は剣術道場の試衛館でも剣の才能が抜きん出ていた。本気の剣は壁や天井も斬るから稽古では禁止されてたほどだ。」

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