第弐七回戦!!竜巻博士
第弐七回戦!!
世界代表!発明王、トーマス・エジソン!日本代表!竜巻博士、藤田哲也!
1%の閃きと99%の努力は世界に光をもたらし夜を照らした。電車を燃やしかけ、卵を孵し、フィラメントの為に世界の竹を探し回った破天荒の人である。
対するは竜巻を解析した教授。あらゆる数式を図化した男はダウンバーストを発見した。世界が認めた竜巻の尺度。単位になった博士である。
第弐七回戦、開始!!
始まりはトーマス・エジソン!!
巨大な蓄音器が降って来ると耳栓を着ける。
爆音はあらかじめ録音した爆発音。
鼓膜を破壊しようとする。
大音量。
藤田哲也は音波を消すためにかつて観測した竜巻を呼び起こす。
まずはF1。
飄は空気を巻き込み音を妨害する。
ならばと降って来るのは巨大なキネトスコープ。
本物と違い使用者の力が作用するこの場で初期の映写機は本物を映し出す。
電気鉄道はスクリーンを飛び出して藤田哲也を轢こうとする。
なら次は吹き飛ばそうと言う藤田哲也。
F4の竜巻は鉄道を飲み込むが列車は重く浮き上がらない。
他はどうか?
キネトスコープが巻き上げられ加速する。
高く舞い上がったキネトスコープは頂点に達し落下する。
落下地点には電気鉄道。
高速落下したキネトスコープが当たり線路から吹き飛んだ列車は横倒しに倒れて止まった。
トーマス・エジソンは最大の作品を出す。
白熱する電球。人類が生み出した文明の光。
人工の太陽は一帯を焼き照らす。
藤田哲也は慌てない。
いや、慌てている?
地上が燃やされ空と温度差が大きくなった。
気流が生まれる。
雲が出来る。
積み重なる雲。
巨大な雲。
高速の気流。
やがて気流は回転し。自然と竜巻を起こす。
ここは本来ならば有り得ないことも容易に起こる場所。よって、彼が想像したことも起こるのだ。
彼が竜巻博士と呼ばれるゆえに竜巻は発生した。
人類未観測のクラスは発生した。
全てを破壊するF6。
未曾有の大災害は想像主の意思に従い敵を破壊した。
海洋学者・石黒鎮雄
「彼はノーベル賞に気象学部門があれば受賞確実と言われていたよ。観測記録を見やすく分かりやすい立体図で図解して気象界のディズニーとも言われていたね。」




