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第弐三回戦!!陸軍軍曹
第弐三回戦!!
世界代表!撃墜王、フランク・ルーク・ジュニア!日本代表!陸軍軍曹、船坂弘!
エンジン音が聞こえ上空で旋回する。飛行機に乗り空を飛ぶ彼はアメリカ空軍に名を残す軍人である。
対するは小銃と手榴弾を装備した歩兵。撃たれても死なず、死んでも蘇った不死身の軍人である。
第弐三回戦、開始!!
落とされる焼夷弾。
燃える大地。船坂弘はその中を悠然と歩く。
熱いはずなのに冷静に手榴弾のピンを抜き大きく真上に投げる。
爆発する手榴弾。
衝撃により揺れる戦闘機。
操縦が困難になる瞬間を見逃さず小銃の狙いを定める。
撃たれる弾丸。落とされる爆弾。
弾丸と爆弾はぶつかり空中で爆発する。
赤熱の破片が船坂弘にも降ってくるが傷一つ付かない。
弾丸は再び放たれエンジンのローターに当たる。
崩壊を始めるプロペラ。
フランク・ルーク・ジュニアはエースパイロットとしての腕前を見せ不安定な機体を無事不時着させる。
着地の際船坂弘を轢こうとするが鋼鉄にぶつかった様な音が響き本人は無傷。
フランク・ルーク・ジュニアは拳銃を構えてコックピットを出ると視界の正面にピンの抜かれた手榴弾。
爆発、炎上する飛行機。
日章旗が掲げられた。
楯の会・三島由紀夫
「奴は日本軍人の中で唯一戦史業書に名を刻んだ不死身だ。爆撃程度で死ぬ訳がないだろう。」




