57話 告白と挨拶
明けましておめでとうございます!
先週は出せなくてすみませんでした!
「ローグさん...殺られてしまいましたか...」
「彼奴!!あれだけ大口叩いておいて、結局これですか!!!!」
「それにしても...オーグ・ウォール...彼は厄介ですねぇ...下手をすれば、私でも危ないかもしれません」
「そんな!オーグ・ウォールと言う男はそこまでなのですか?」
「少なくとも、ローグさんを軽く殺せるほどですからねぇ...まぁ、気長に待つとしましょう」
「ぐぬぬ...はい...」
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セイン達の叙勲式が終わった後、セイン達は王城の一室で休んでいた
「私達...【精霊勲章】を貰っちゃったんだ...」
「そうね...なかなか実感が湧かないわね」
「私達すご~い!!【精霊勲章】なんておとぎ話の中でしか聞いたことないもん!」
「そうだなぁ...俺達おとぎ話の中の英雄になった気分だぜ!」
「そう言えば、セイン君は【精霊勲章】だけじゃなくて【名誉伯爵】の貴族位も貰ってたよね」
「そーだよ!セイン君はもう貴族様になったんだよね!」
「ん?アレクとかも貴族じゃないのか?」
「いや、僕達は貴族の"子"であって爵位を持ってる訳じゃないから。身分的には、3つ下の爵位と同レベルだよ」
「へぇ~...てことは、アレクは公爵家だから、侯爵、辺境伯、伯爵......あれ?同じじゃない?」
「いや、基本侯爵と辺境伯は同レベル扱いだから、僕の身分は子爵と同じだね。でも、公爵家の人間だから、"公爵の子"と言う身分になるんだ。権力は子爵並みだけど、侯爵並みに大事にされる~みたいな感じだね」
「へぇ~複雑なんだね」
爵位を継いでない子供に大きな顔をさせないためかな?
それでも、高い爵位を持ってる人の子供は大事だからって言う事なのかも知れないな
「まあね。でも確か、30歳になるとその身分もなくなるみたいなんだ。だから貴族の長男と次男じゃない男児は、それまでに何かしら叙勲されるか、騎士とかにならないといけないって必死なんだよ。30歳になった時になにもしていないと、強制的に平民に落ちるからね。貴族社会で育った人が、30歳から平民の暮らしができるわけないしね」
あ~まあ大事にされるからって、ぐうたらさせないためだろうなぁ...
「でも平民になって商人をやる人とかもいるんだ。自分が貴族だったころの伝手とかを使えるから、成功する人が多いかな」
へぇ~...まぁそれも手だろうな...
でも凄いな
思い付きだけじゃ成功はできないだろうから、貴族の伝手とか貴族の教育とか、貴族社会で育ったことを上手く使ってるんだろうけどさ
「そんな事より!セイン君が貴族になったんだよ!?」
「そうだね。おめでとう!セイン...いや、名誉伯爵殿!」笑
「おい!」
「もしくは、セイン卿...だな...フフ」笑
「ジェイドまで!?むず痒いから、止めてくれ!」
「ははは!ごめんごめん、面白いからついね」
「はぁ」
「セイン君が慌てる姿なんて、アリスさん関係意外ないからね!」
「うっ...」
「ねーアリスさん?」
「............」
あれ?
アリスさんがフリーズしてる...
「かわいい...」
「へ?」
「おっとこれは...」
ちょっ!?
アリスさん!?
なに言っちゃってるの!?
「かわいい......は!」
慌てた様子で周りを見回すアリスさん
やばい...小動物みたいでかわいいなぁ
「みんな!?えっと、えと...忘れてくれると助かるわ...」
「アリスさん可愛い~」笑
「可愛いねぇ~もうくっ付いちゃえばいいのにぃ~」
「「な!?」」
「いや、アリスさん貴族だし...」
「それを言ったら、セイン君は伯爵だよ~?名誉貴族だとはいえ、侯爵と伯爵なら釣り合うと思うけどなぁ...」
うぉー外堀が埋められていく~
うん、わかった、開き直る
僕はアリスさんが好きだ!
でもみんなのまえで告るとか恥ず過ぎる!?
どうにかしないと...
「あぅ...セイン...君?」
顔を真っ赤にして上目使いでこっちを見てくるアリスさん...
あー終わった...
もう無理だ...
逃げられない...
もー!
やってやるよ!こんにゃろう!
「アリスさん...」
決心したもののどうしたらいいか分からない!!
こう言う経験ないんだって!
好きです!付き合って下さい!
無難すぎる...
ねぇねぇ僕と付き合ってくれない?
チャラい
抱きついてからの、俺のものにならないか?
キザだ
抱きしめてからの、ずっと君のことが好きだったんだ。付き合ってくれないかな...
...まぁ、ましな方かな?...よし...
えー、どうしたらいい!?
「じー」
「「「「「「じー」」」」」」
うっ...
もういいや!
どうとでもなれ!
ガバッ!
「...え」
セインはアリスさんを抱きしめる。
「えっええ!?」
「ぼ、僕は!ず、ずっと君の...アリスさんのことが好きだったんだ!」
「はぅ」
「ぼ、僕と...つ、付き合ってくれないかな...」
「うぅ...私でよければ、喜んで...」
え、即答!?
アリスさんも、僕のこと好いてくれてたってこと!?
いや、好意さ向けてくれてたってことは分かるけど...
憧れみたいな感じだと思ってた
いやいや、そんなことより...
「本当に、本当に俺でいいの?貴族どうしだから付き合うって言うより婚約って感じになると思うけど...」
そうなのだ
法ではないが、貴族は基本的に付き合うなどの関係になる時は婚約する形になる
貴族にとって、むやみやたらに男女の経験をさせる訳にはいかないからだ
とくに、貴族令嬢の場合、男性との経験があると、婚約または結婚ができないと言うことになりかねない
疑いがあるだけで、婚約が白紙なんてこともある
しかし、それは男性側の趣味や性癖といったものではない
生まれてくる子が本当に自身との子かと言うことに確証が持てなくなることからだ
この場合、その子に関して"貴族の子"と言う地位が効かなくなる
子に不自由や理不尽をさせざるおえなくなる
その様なことを避けるため、このような暗黙の了解があるのだ
「わ、私は......貴方が良いのよ」
「ぐはっ」
赤く染められた顔で、しかも上目使いでその台詞は破壊力がやばい......
「じゃ、じゃあ、アリスさんの両親に挨拶に行かないとだね」
「セイン君の両親にも......ね」
「う、うん」
「では今日のうちに行かなければな...フフ」笑
「え!?なんで!?」
「なんでじゃないだろう?今日でなければアリスの両親は自領地に帰ってしまうのだからな」
「え!?あ、そうか...」
やばいやばい!
心の準備がぁ!!
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来てしまった...
アリスさんの、王都のストーム家のお屋敷に
現在、アリスさんと一緒に客室に通されています
「アリスさん、アリスさんのお父さんってどんな人なの?」
「そうねぇ...厳しくも優しい人...かしら」
アリスさんに、今までのあわあわ感がなくなり、自己紹介の時のような喋り方に戻ている
でも、最初のような冷たさはなく、むしろかっこ可愛いかんじで、こちの方が好みかもしれないと思うくらい魅力的に思えた
「厳しくも優しい人...か」
意外と、そう言う人ほど納得してもらうのが大変そうだなぁ...
コンコン
「失礼する」
黒に近い茶色い髪を刈り上げたような髪型をし、服の上からも分かるほど鍛え上げられた体の
少し怖い系イケメンな30から40代くらいの男の人が入って来た
僕とアリスさんは立ち上がる
「アリス...久しいな」
「お父様、お久しぶりです」
「【精霊勲章】を授けてもらったそうだな」
「はい」
「...よくやった。流石は俺の娘だ」
「っ!ありがとうございます」
「そのようすでは、学園に行って腕が上がったようだな」
「はい。新しい発見もあり、充実しています」
「そうか...して、今日はなに用だ?」
これ...親子の会話なのか?
いや、お父さんの愛情は伝わらなくもないけど、敬語...
「今日は、私の婚約者候補を連れて来ました」
あ、しゃ、喋んなきゃ
「僕は、セイン・ウォールと言います。アリスさんとの婚約を許して頂きたく思い、参上した次第です」
「ほう...セイン・ウォールか...副王、オーグ・ウォールの息子だな」
「はい」
「して、ウォール家は平民の家系のはず。お前と、家のアリスと、釣り合うとは思えぬな」
やっぱりそれはでてくるよな
「恐れながらストーム卿...いや、お父様」
「ぬぅ」
露骨に嫌そうな顔をする...
やっぱり父親だな
「僕は、此度の魔物達の進行で手柄を立て、【精霊勲章】及び【名誉伯爵】の爵位を頂いています。既に僕は貴族ですし、アリスさんと同じ【精霊勲章】も頂いています。釣り合わないことは無いと僕は考えます」
「ほう...名誉貴族か......手柄を立てたと言ったな?」
「はい」
やばい、嫌な予感が...
「では、その腕前、確かめさせてもらおうか」
今も読んで頂きありがとうございます!
やっとセイン君が告りました!
そしてテンプレです!
いやーこのシーン書いて見たかったんですよ!
それと、先週は投稿出来なくてすみませんでした〈(_ _)〉
バイトを始めたこともあり、面接やら新人研修やらで精神が磨り減ってしまって...
長々と言い訳をすみません
次の投稿は来週の月曜日です
これからも読んで頂けると嬉しいです!
よろしくお願いします!




