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30話 合格発表



試験日から2週間後僕と父さんと母さんで合格発表を見にきていた。いや、行こうとしていた。



「はぁ~合格してるかな~?」


「合格してるわよ。試験日、帰ってきた時『手応えあった』て言ってたじゃない」


「そうなんだけどさぁ~入学試験でハンスさん...理事長をボコボコにしちゃったんだよね。模擬戦だけど...」


「な!? ハンスをボコボコにした!? あいつ結構強いはずだぞ!?」


「うん、強かったよ? あの父さんも見切れなかった八重桜の8つの斬撃のうち3つも防いだんだよ?」


「おお!! ハンスも強くなってんだな!!

それを倒せるお前って........知らないうちに強くなったんだなぁ~」



そう、父さんはこの7年、殆どと家にいなかった


なんでも、多種族との関係良化をはかるため、他国を転々としていたみたいだ


これも副王の仕事らしい



そんな感じで父さんとの勝負は1年に2回くらいだった。


まだ負け越している


まだ父さんはには勝てない。


白気の強化も使えるからだ力とか、速さとかでは勝ってるけど、戦闘経験と、持っている技の数が違う。


父さんは炎神流と言う攻撃主体の流派と、


水神流と言う受け流し主体のカウンターを得意とする流派の2つを合わせて使っている


それに対し僕は、アニメや小説で見聞きした事がある技とか、こんな事出来たら強そうだなと思ったことを再現しているにすぎない。


《身体操作》と《魔素操作》を合わせて使って外から自分を見て、身体を操作しても簡単な受け流ししか出来ない。それも上段からの振り下ろしに対してだけだ。


だから受け流されない刀の振り方を考えた。


そして直線的に力の通った刀を振ることに行き着いた。


いつも直線的に振ってたんじゃないかって?


そうなんだが、意味が少し違う。


刀を直線的に振るだけでなく、刃を全くぶれさせることなく重心を乗せて振ると、受け流せなくなるのだ。


でもまだ完璧じゃない。


なんでかって言うと、一時は受け流せなくなってた父さんも、成長してきて、受け流せるようになって来ているからだ


それに、《魔素操作》で見ると、極僅かだが、まだぶれているのが分かる


だからもっと刀術の技術を上げないといけない........



「はい、もう行きましょう?母さんも、早くしりたいから.....ね?」



あっ、忘れてた



「は~い」


「そうだな」


「じゃあ行きましょう」




________________________




と、言うわけで見に来たわけですが...



「ねぇ~どこにあるの~?」


「やった~合格した~!!」


「ああ!!私Sクラスだわ!!」


「くそ~!俺はBクラスか」


「ない!!何処にもないぞ~!!」



そこは阿鼻叫喚と化していた



「すっ、凄いね...」


「そうか? いつもこんなだぞ?」


「そうねぇ~今年は少々多かった見たいね」



そうなんだ...


まっ、まあ僕は自信あるし?大丈夫だと思うけど....


ヤバイ、不安になって来た


3000人くらいいたもんな~


大怪我かな~


そう思いながら合格者番号が載ってるボードを見ると、



「はぁ~ないか......そりゃそうだよな...理事長ボコボコにした奴なんか入れたくないよな...はぁ~」


「おいセイン、どうだった?」


「なかったよ「セイン!!よくやったわね!!」え?」


「おお!!セイン、お前主席じゃないか!」


「え?」


ボードをよく見ると、


「やっぱりなくない?」


「なに言ってんだ!ボードの上だ上!」



ん?ボードの上?


そこには、特設枠に主席から三席までの人が載っていた



「本当? あそこに載ってるの本当に僕?」


「なに言ってんだ!セイン・ウォールなんて名前他にあるか?」


「本当なんだね!! やったぁぁぁ~」




と、言うわけで入学手続きに来ています。



「セイン・ウォールです!」


「セイン・ウォールさんですね? これが制服になります。伸縮性に優れているので少し少さ目に作られていますが、耐久性にも優れているので学園の戦闘訓練にも使うので毎日着て来てください」


「は~い」


「そして、これが制服に付けるバッチです。

学園に来る時は付けてきて下さい。この学園の生徒だ、と言う証明になりますから。


「はい」


「では最後に寮の部屋は381号室で、次席の子と相部屋です」


「分かりました」






________________________





そんなこんなで父さんの実家に帰ってきたわけですが、早速制服を着てみました。


なんか薄いのに透けないタイツみたいなのとスポーツやってる人が着るインナーみたいなのが上下でくっ付くようになってて、その上に普通の制服のズボンとブレザーみたいなのを着る感じだ。中に下着は着れない........


「おお!カッコ良いじゃないか!」


「そうね~よく似合ってるわ」


「そうじゃな」


「そうだね」



何か皆に絶賛されると照れるんだけど



「それじゃあ汚れると嫌だから脱いでくるね?」


「分かったわ、綺麗にしとくのよ?」


「は~い」



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