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落ちこぼれ治療師は傷ついた騎士の剣を取り戻す  作者: 月森しおり
第一章 旅の治療師と傷ついた騎士
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女神の祠

 広場に残っていたざわめきは、夕暮れの光とともに少しずつ薄れていった。

 村人たちは薪を拾い、傾いた荷車を元に戻し、何事もなかったかのように家路につきはじめる。けれど、誰もが何度も振り返っていた。

 見ていたのだ。

 エリオットの右手が、ほんのわずかに動いた瞬間を。

 ミラもまた、その光景を忘れられずにいた。

 あれは偶然ではない。

 そう言い切るには、まだ材料が足りない。

 けれど、ただの痙攣だと片づけるには、彼の手首の護符と、自分の胸元のペンダントが放った光はあまりに奇妙だった。

「ミラさん」

 村長に声をかけられ、ミラははっと顔を上げた。

「今日はもう遅い。泊まる場所へ案内しよう」

「あ……はい。ありがとうございます」

 ミラは革鞄の紐を握り直した。

 村には、旅人が泊まるような宿屋はないらしい。案内されたのは、村長の家から少し離れた小さな空き家だった。

 かつて薬師が使っていた建物だという。

 低い屋根。古びた木の扉。窓辺には乾いた薬草の束が吊るされ、室内には簡素な寝台と小さな机、古い戸棚がある。隅には薬研や乳鉢も残されていた。

「前にいた薬師が亡くなってから、ここはほとんど使っていなくてね。掃除はしてあるが、不便があったら言っておくれ」

「十分です。ありがとうございます」

 ミラは頭を下げた。

「明日からは、ここを診療所代わりにしてもいいでしょうか」

「ああ、もちろんだ。むしろ助かるよ」

 村長はそこで少し言葉を切った。

 そして、どこか迷うように視線を落とす。

「……エリオットのことだが」

 ミラは静かに村長を見た。

「昔は、本当に立派な子だったんだ。いや、今だって悪い子じゃない。ただ……戻ってきてから、ずいぶん変わってしまってね」

「王都の騎士団にいたと聞きました」

「ああ。村中の誇りだったよ。あの子が騎士団に入った日は、皆で祝った。いつか偉くなって、この村にも良い知らせを持って帰ってくるんじゃないかって」

 村長の声に、懐かしさと苦さが混じる。

「けれど、帰ってきた時には、もう右腕が使えなくなっていた。本人は何も言わない。こちらも、どう声をかければいいのか分からない。心配はしているんだ。皆、あの子のことを大事に思っている」

「はい」

「でも、その心配すら、あの子には重いんだろうな」

 ミラは昼間のエリオットの表情を思い出した。

 期待されることを拒む目。

 同情されることを嫌う声。

 それでも、右手が動いた時に見せた、消えかけた灯のような希望。

「……明日、もう一度診ます」

 ミラは言った。

「治せるとは、まだ言えません。でも、今の状態をきちんと見極めたいです」

「頼むよ」

 村長は深く頭を下げた。

 ミラは慌てて手を振る。

「そんな、頭を上げてください。私は治療師として当然のことをするだけです」

「それでも、頼む」

 村長はゆっくりと顔を上げた。

「エリオットが、もう一度前を向けるなら……それだけで、この村には十分すぎる奇跡なんだ」

 その言葉を残し、村長は小さな空き家を出ていった。

 扉が閉まると、室内は急に静かになった。

 窓の外では、夕焼けが村の屋根を赤く染めている。遠くで家畜の鳴き声がして、誰かが子どもを呼ぶ声が聞こえた。

 ミラは寝台の横に鞄を置き、ゆっくりと息を吐いた。

「……奇跡、か」

 小さく呟いてから、首を横に振る。

 奇跡という言葉は、治療師にとって危うい。

 患者も家族も、それを望む。

 けれど、奇跡を期待させることは、ときに何より残酷だ。

 ミラは机に荷物を広げた。

 包帯、小瓶、軟膏、乾燥薬草、魔力結晶、応急用の魔法陣札。それぞれの状態を確認し、足りないものを紙に書きつける。

 そして、別の紙を取り出した。

 治療記録用の帳面だ。

 日付。村名。患者名。症状。処置。経過。

 ミラは少し迷ってから、患者名の欄にこう書いた。

 ――エリオット・バーンスタン。

 症状欄には、慎重に文字を並べる。

 右腕の機能不全。

 魔物討伐時の負傷。

 肉体の傷は治癒済み。

 痺れ、感覚鈍麻、握力の喪失。

 魔力路に異常の可能性。

 黒い靄状の反応。

 右手の護符と白花のペンダントが反応。

 そこまで書いて、ミラの手は止まった。

「魔力路に異常、なんて……」

 王都の魔術学校で習った言葉だ。

 けれど、今日ミラが見たものは、授業で扱うような単純な乱れではなかった。

 彼の腕の奥には、何かがいた。

 いや、何かが残っていた、と言うべきか。

 魔物の瘴気。

 焼け焦げた道。

 塞がれた帰り道。

 そして、それを見た瞬間、ミラの中に浮かんだ言葉。

 ――この腕は、死んでいない。

 自分で思ったはずなのに、まるで誰かに教えられたような感覚だった。

 ミラは胸元のペンダントに触れた。

 白い花の形をした、小さな古い飾り。

 母から譲られたものだ。子どもの頃から身につけていた。特別な魔道具だとは聞いていない。家族の誰も、このペンダントについて詳しいことは話さなかった。

 けれど、この村に来てから何度も温かくなっている。

「あなたは、何なの……?」

 答えはない。

 代わりに、ペンダントがほんのりと熱を帯びた。

 ミラは窓の外を見た。

 村の外れ。

 木々の向こう。

 夕方に見えた、治癒の女神の祠。

 行ってみるべきだろうか。

 もう日が暮れる。知らない村で夜に出歩くのは褒められたことではない。けれど、明日エリオットを診るなら、知らないままではいられない。

 ミラはしばらく考え、立ち上がった。

 鞄から小さな魔力灯と肩掛けのショールを取り出す。治療鞄は置いていこうか迷ったが、結局、最低限の道具だけ小袋に入れて腰へ下げた。

 扉を開けると、夜の空気が頬を撫でた。

 村はすでに静まり始めている。

 灯りのともった家々からは、夕食の匂いと話し声が漏れていた。ミラはそれを邪魔しないように、足音を抑えて村道を歩いた。

 祠へ向かう道は、広場から少し外れた木立の奥に続いていた。

 月明かりが葉の隙間からこぼれる。

 虫の声が細く響く。

 奥へ進むほど、水の音が近くなった。

 やがて、古い石段が見えた。

 その先に、小さな祠があった。

 苔むした石造りの祠。屋根は古び、柱には風雨の跡が刻まれている。けれど荒れ果ててはいない。足元には掃き清められた跡があり、祠の前には新しい白い花が供えられていた。

 側には小さな泉があった。

 岩の間から澄んだ水が湧き、浅い水面に月が映っている。風が吹くたび、月影が揺れた。

 ミラは言葉を失って立ち尽くした。

 派手な神殿ではない。

 祭壇も、神官も、豪華な装飾もない。

 けれど、そこには確かに静かな気配があった。

 人に忘れられかけても、長い時間そこに在り続けたものの気配。

 ミラが一歩近づくと、胸元のペンダントが熱を持った。

 白い花の縁が淡く光る。

「……やっぱり」

 ミラは祠の前に膝をついた。

 供えられた花と、自分のペンダントを見比べる。花弁の形が似ている。祠の石に刻まれた古い紋様も、エリオットの護符と同じものに見えた。

 指先で石の紋をなぞろうとした、その時。

「こんな時間に、女神様に呼ばれたのかい」

 背後から声がして、ミラはびくりと肩を跳ねさせた。

 振り向くと、杖をついた老女が立っていた。

 白髪をゆるくまとめ、肩には古いショールを羽織っている。背は曲がっているが、目だけは驚くほど澄んでいた。

「す、すみません。勝手に入ってしまって」

「謝ることはないよ。ここは誰のものでもない。祈りたい者が来ればいい」

 老女はゆっくりと石段を上がり、ミラの隣に立った。

「旅の治療師さんだね」

「はい。ミラ・コックスと申します」

「あたしはエダ。昔は村の薬師をしていた。今はこの祠の掃除くらいしかできない婆さ」

「祠の世話をされているんですね」

「世話というほど大げさなもんじゃないよ。花を替えて、水を汲んで、落ち葉を掃くだけさ。今じゃ女神様の話を本気で聞く者も少ない」

 エダは祠を見上げた。

「それでも、昔からそうしてきたからね」

 ミラは胸元のペンダントを押さえた。

「あの、エダさん。ここの女神について、何かご存じですか」

「何か、か」

 エダは小さく笑った。

「古い話なら、少しはね」

 ミラは思わず身を乗り出した。

 エダは泉のほとりに腰を下ろし、杖を膝に置いた。ミラも隣に座る。

 夜の水音が、二人の間を満たした。

「昔、この村にはひとりの娘がいたそうだ」

 エダは静かに語り始めた。

「医者でも、立派な魔術師でもなかった。ただ、傷ついた者を放っておけない娘だったという。戦で多くの人が傷つき、村にも怪我人が運ばれてきた時代のことさ」

 ミラは黙って聞いた。

「その中に、ひとりの騎士がいた。腕をひどく傷つけられ、もう剣は握れないと言われた男だった。娘は毎日この泉の水で傷を洗い、祈り、手を当てた」

 ミラの胸が小さく鳴った。

 傷ついた騎士。

 腕を失いかけた男。

 まるで、エリオットのことのようだった。

「ある夜、娘の祈りに女神様が応えた。女神様は娘に、傷を塞ぐ力ではなく、失われたものを本来あるべき姿へ導く力を授けた」

「本来あるべき姿へ……」

「この村では、その力を“戻し手”とも呼んだらしい」

 エダは祠の紋様へ目を向けた。

「傷を消すのではない。迷った身体に、帰り道を教える。そういう力だと伝わっている」

 ミラは息を呑んだ。

 今日、エリオットの腕に触れた時に感じたものと同じだ。

 戻る道を塞がれている。

 帰り道を探している。

「その娘は、どうなったんですか」

「多くの者を救ったというよ。だが、やがて村を離れた。都へ行ったとも、戦で傷ついた人々を助けるために旅に出たとも言われている。血筋はどこかで続いたのかもしれないが、この村には残らなかった」

 エダはそこで、ミラの胸元を見た。

 月明かりの下で、白い花のペンダントが淡く光っている。

 老女の目が、わずかに見開かれた。

「その花……」

 ミラは反射的にペンダントを握った。

「母から譲られたものです。古いものだとは思いますが、詳しいことは何も」

「見せてごらん」

 ミラは少し迷ったが、ペンダントを外し、エダの手のひらに乗せた。

 老女はそれを祠の紋様と見比べる。

 長い沈黙のあと、エダは小さく息を吐いた。

「似ているどころじゃないね」

「え……?」

「この祠の古い紋と同じだ。花弁の数も、中心の形も。少し形は変わっているが、元は同じものだろう」

 ミラは言葉を失った。

 エダはペンダントをそっと返す。

「治療師さん。あんた、今日エリオットの腕に触れたんだろう」

「はい」

「何か、見えたかい」

 ミラは迷った。

 見えた、と言っていいのか。

 自分でも説明できないものを。

 けれど、嘘をつく気にはなれなかった。

「……黒い靄のようなものが見えました。腕の中に、魔力の道みたいなものがあって、それが絡まって、焼けたみたいに歪んでいて」

 エダは黙って聞いていた。

「でも、完全に失われてはいませんでした。奥にまだ、光が残っていたんです」

「そうか」

「エダさんは、何か知っているんですか」

「知っているというほどじゃない。ただ、伝承ではこう言う」

 エダは泉の水面を見つめた。

「女神様の力は、誰にでも扱えるわけじゃない。加護を受けた娘の血を引く者、女神の力が残る土地や遺物、そして、治される者の強い願い。そのすべてが重なった時に、ようやく目覚める」

 ミラの指が、ペンダントを強く握った。

「私は……その娘の血を引いているかもしれない、ということですか」

「どうだろうね」

「でも、私は王都では落ちこぼれでした。治癒魔法しか得意じゃなくて、その治癒魔法も地味で……」

「地味な手ほど、人の痛みに長く触れられる」

 エダは穏やかに言った。

「派手な光が救う命もある。けれど、静かな手でなければ拾えない痛みもあるんだよ」

 ミラは返事ができなかった。

 王都では、そんなふうに言われたことはなかった。

 治癒魔法だけでは足りない。

 大規模術式が使えない。

 魔力量が平凡。

 王都の治療院には向かない。

 そう言われ続けてきた。

 だからミラは旅に出た。

 自分にできる場所を探すために。

 けれど、旅で積み重ねてきたものが、今ここで何かに繋がろうとしている。

 ミラは祠の前に供えられた白い花を見つめた。

「エリオットさんは、何度もここで祈ったそうです」

「そうだろうね」

 エダの声には、少しだけ痛みがあった。

「あの子は、誰にも見られないように夜ここへ来ていたよ。右手で護符を握れないから、左手で包むようにしてね。剣を握らせてくれと、声にならない声で祈っていた」

 ミラの胸が締めつけられた。

 エリオットは何も起きなかったと言った。

 けれど、彼は祈り続けていたのだ。

 期待したくないと言いながら、心の奥では諦めきれずに。

「女神様は、なぜ腕を治さなかったんでしょう」

 ミラが呟くと、エダは首を横に振った。

「女神様は、人の代わりに傷を治すわけじゃないのかもしれない」

「代わりに?」

「女神様は、手を貸す相手を選ぶ。傷に触れる手を。痛みを知ろうとする手を」

 エダはミラを見た。

「あんたのような手をね」

 ミラは何も言えなかった。

 その時、胸元のペンダントが強く光った。

 同時に、祠の奥から淡い光が漏れる。

「……!」

 ミラは立ち上がった。

 祠に刻まれた白い花の紋様が、月明かりを受けるように光っている。泉の水面にも同じ紋が浮かび、波紋となって広がった。

 耳の奥で、誰かの声がした気がした。

 ――痛みを恐れず、触れなさい。

 ミラは息を呑む。

「今の……」

「聞こえたのかい」

 エダが静かに尋ねる。

 ミラは唇を震わせた。

「声、みたいなものが」

 エダは深く頷いた。

「なら、女神様はあんたを拒んではいない」

 ミラは祠を見つめた。

 恐ろしい、と思った。

 自分の知らない何かが、自分の中で目覚めようとしている。

 それは願って得た力ではない。

 扱える保証もない。

 けれど同時に、胸の奥に小さな灯がともる。

 もし本当に、この手がエリオットの右腕に帰り道を教えられるのなら。

 彼がもう一度、剣を握れるのなら。

 ミラは震える手で、白い花のペンダントを握りしめた。

「私に、できるでしょうか」

 その問いはエダに向けたものでも、女神に向けたものでもなかった。

 自分自身への問いだった。

 エダは答えない。

 ただ、泉の水音だけが静かに続いていた。

     *

 同じ頃、エリオットは自室で目を覚ましていた。

 寝台に横になっていたはずなのに、眠りは浅かった。右腕が熱い。痛む。ずっと眠っていた傷の奥が、誰かに揺り起こされたように疼いている。

「……くそ」

 エリオットは身体を起こし、右腕を見下ろした。

 ミラが巻いた布は緩く、傷を締めつけてはいない。手首の護符は、暗がりの中で淡く光っていた。

 痛みがある。

 それが腹立たしくもあり、どうしようもなく恐ろしくもあった。

 二年間、この腕は自分のものではないようだった。

 痺れと鈍さだけがあり、力を込めようとしても応えてくれなかった。

 けれど今は違う。

 痛い。

 熱い。

 つまり、感じている。

 エリオットは机の上を見た。

 木の杯が置いてある。

 いつもなら左手で取る。右手で取ろうなどと思わない。落とすだけだと分かっているからだ。

 だが、今夜だけは視線を逸らせなかった。

 エリオットは右腕をゆっくりと持ち上げようとした。

 肘が重い。手首が頼りない。指先は思うように動かない。

 それでも、右手はわずかに机の上へ伸びた。

 杯に触れる。

 指が滑る。

 掴めない。

「……っ」

 苛立ちが込み上げる。

 やはり無理だ。

 期待するだけ馬鹿を見る。

 そう思った瞬間、昼間のミラの声が蘇った。

 ――動いたのが一度なら、次は二度を目指しましょう。

 しつこい治療師だ。

 エリオットは奥歯を噛んだ。

 もう一度、指を動かす。

 人差し指が杯の縁にかかった。

 中指が遅れて曲がる。

 力は弱い。

 杯を持ち上げるなど到底できない。

 けれど、木の杯が、かすかに動いた。

 ほんのわずかに。

 机の上を、音もなく滑った。

 エリオットは息を止めた。

 右手を見つめる。

 指は震えている。痛みもある。汗が背中を伝った。

 それでも、動いた。

「……もう一度」

 誰に聞かせるでもなく、彼は呟いた。

 もう一度。

 もう一度、剣を握る。

 そう願った瞬間、手首の護符が淡く光を放った。

     *

 祠の前で、ミラのペンダントも同じ光を返していた。

 離れた場所にいるはずの二人の間に、見えない糸が通ったようだった。

 ミラは胸元に手を当てる。

 エダはその様子を見て、静かに微笑んだ。

「治療師さん」

「はい」

「女神様の力は、奇跡なんかじゃないのかもしれないよ」

 ミラは老女を見た。

「祈った者の願いと、触れる者の手。その間に道を作るだけだ」

「道……」

「その道をどう歩くかは、人が決める」

 ミラは祠へ向き直った。

 夜風が白い花を揺らす。

 泉の水面には、月と花の紋様が重なって映っていた。

 エリオットの腕は、まだ治っていない。

 治るかどうかも分からない。

 けれど、今日まで止まっていたものが、確かに動き始めている。

 ミラは深く息を吸い、祠に向かって頭を下げた。

「明日、もう一度診ます」

 それは女神への誓いではない。

 エリオットへの約束でも、まだない。

 治療師として、ミラ自身が選んだ言葉だった。

「私にできることを、全部します」

 祠の光は、答えるように一度だけ淡く瞬いた。

 その光を胸に抱いたまま、ミラは夜の村へ戻っていく。

 明日になれば、また彼の右腕に触れることになる。

 今度は、偶然ではなく。

 治すために。

 戻すために。

 そして、彼がもう一度剣を握る未来へ続く道を、探すために。



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