旅人の日常
マンガ読んでたらいつの間にか日を跨いでいたので投稿。
しかし、出来が微妙という……。
ガタゴトと揺れる馬車に身を任せながら、俺は馬車の屋根の上に寝転がりながら、暖かな日差しによって引き出されたあくびを吐き出した。
どうも、六道です。
村人たちに襲われてから早くも八日。今は王都に向けて馬車に揺られながら街道を走っています。
あの村人たちは触手プレイをたっぷりと堪能していただいたら、心を入れ換えてくれたので解放した。
しかし、また同じことをされても困るので、水遁・線水手操で産み出したスライム君二号に、また同じような悪さをしたら触手プレイを強要するようにプログラミングして、すらむぃという名前と学習能力を与えてから村に置いておくことにした。
これでもう悪さはしないだろう……と願いたい。
それと奴隷扱いをされていた女性たちは近くの街に連絡して来てもらった警備兵の方々に保護していただいた。
しかし警備兵の方々は女性たちを保護すると、転移符という札を取り出し、気がついたら全員いなくなっていたのだ。
すぐさまエリスに聞いてみたところ、「転移符はそれ自体を生産できる魔法使いは少ないんで、昔は国宝級の魔道具だったんですね?けれど、とある魔法使いの方が複写魔法という一つのものを二つにする魔法を発明して、戦争で大活躍したんですよ。それ以来、複写魔法で作られた転移符が一般的に使われるようになり、警備兵や軍隊においては国から支給される常備品になったんですよ?」だそうだ。
ちなみにその後、エリスはスライム君の触手を切り取って有害判定を受けてしまい、触手に捕まったのはご愛敬だ。
しかしこの転移符。一度行ったことのある場所を鮮明に思い浮かべなければ転移に失敗し、岩の中に行ったり、三百メイル(=三百メートル)ほど上空からノーロープバンジージャンプしたそうな。
まあ、ちゃんとリスクもありますよって言うだけの話だ。ちゃんとイメージすればいいんだしね。
「ふぁ~~あ…………暇だ」
あまりの暇さ加減に辺りを見渡すが、舗装されていない道が続くだけのこの街道。馬車に乗った初日は新しい玩具をもらった子供のようにはしゃいだが、三日も続けば飽きると言うものだ。
しかも屋根の上にいるため、太陽光線が俺にダイレクトアタックをしてくるので、全身真っ黒な服を着ている俺のライフは刻々と減っていっている。
「くそっ、こんなことなら名乗りをあげなきゃよかった」
そもそもこんなことになっているのは見張り役に立候補してしまったことが原因なのだ。
見張り役と言ってもなにかを見張っているわけではなく、山賊や魔物が襲ってこないか辺りを警戒するのが役割だ。
だが、人間は四六時中警戒することなど不可能なので、正直一番きつい仕事なのだ。(主に暇だと言う意味で)
そして、俺も例外ではなかった。
「マコト。辺りに異変はないか?」
「特になし。平和そのものだぜぇい」
御者席から聞こえてくるクルスの声に適当に返し、暇潰しに魔法の訓練を始める。
とりあえず指の先っちょにそれぞれ火、水、土、風の四属性の球体を造りだし、それぞれの回転数が同じになるようにしながら、全て別々の方向に振動させる。
これにより、魔力のコントロール力に加え、集中力の強化に分裂思考の練習にもなるという一石三鳥が可能なのだ!!
現にいま、魔法の回転数を第一思考が、魔法の振動を第二思考が、魔法の維持を第三思考が、周りへの警戒を第四思考が行っている。
ちなみに俺は第四思考です。
しかし、俺の魔法は大分前に語った通り、「火」「水」「土」「風」の四種類に風と水を合わせて造った「氷」に、火と土を合わせて造った「爆」の六種類だけだ。
便宜上、「火」「水」「土」「風」の四種類を下級属性とすると、「氷」と「爆」は中級ということになるが、他の中級属性がどういった配分で、どれとどれを組み合わせればいいのかがわからない。
いや、そもそも他に中級属性があるのかもわからない。
下手をしたら、雷やらの属性は中級属性よりも複雑な組み合わせなのかもしれない。
だとしたら、雷やらの属性は上級属性に分類するのが妥当じゃないのか?
いや、そもそもその組み合わせは何なのか。それがわからなければ考えたところで無意味じゃないのか?
だいたいこの属性に関する……。
「……どーん」
「っ!!のああぁぁぁあぁぁぁぁぁっっ!?」
「うおっ!?だ、大丈夫かマコト!!」
突如訪れた横からの衝撃に、俺は瞬間的に魔法を消した。……まではよかったのだが、衝撃で吹き飛ばされた俺は馬車から転げ落ち、かろうじて馬車の屋根を掴むことによって、ぶら下がっている形になる。
挙げ句に俺の叫び声に反応したクルスが、御者席から慌てて顔を出す始末だ。
「だ、大丈夫だ。問題ない」
そう言いながら、俺はこんな状況になった元凶に目を向けた。
そこにいたのは予想通りの少女……いや、少女と呼ぶには幼すぎる金髪を後ろで編み込んだ幼女がいた。
「アル、痛いから手の上に置いた足をどけなさい。……グリグリしない!!」
「…………ん」
こくん、と首を縦に振り、アルと呼ばれた幼じ「……もっかい、踏む?」……少女は俺の手の上から足をどかした。
その隙を逃さず、俺は屋根を両手で掴むと、反動もつけずに一息で昇った。
昇った先いたアルは、何事もなかったかのように明後日の方向の景色をボーッと眺めていた。
アルは前の村で捕まっていた女性たちの中にいた一人だ。
俺としては警備兵に保護して貰いたかったのだが、何故か俺のローブの裾を掴んで離さなかったので、一緒に旅をすることになった。
名前については名前が無いとの事なので、ひょこひょこと動くアホ毛と金髪を編み込んだ姿がどこぞの腹ペコ王を連想させたので、名前を拝借して「アルトリア」と名付け、略してアルと呼ぶことにしたのだ。
しかし、コイツは俺を屋根の上から突き落とそうとした。これは怒ってもいいですよね?いや怒ります。
「アル、いきなり後ろから押したら危ないだろ?」
「……でも」
「ん?」
「でも……マコト、難しい顔してた。だから」
「アル……」
「元気付けようと、思った」
「…………じゃあなんで手を踏んづけた?」
「なんかイラッて来たから」
コイツと言うやつは……っ!!臆面もなく、むしろキリッて効果音が聞こえてきそうなほど身動きせずに言い切りやがったよ。
こんな事を言うやつにはお仕置きが必要なようだな……っ!!
「んなこと言うやつにゃあこうじゃぁ!!」
相も変わらずボーッと景色を眺めていたアルの頭を掴み、左腕でしっかりと固定したら右手を握り込み、アルの米神へと押し当て、捻りを加えた。
そう、人はその技を「グリグリ」と言う!!
「いひゃいいひゃいいひゃいいひゃい!!」
こうかは ばつぐんだ!!
「お~い。あんまし屋根の上で暴れないでくれ。埃が落ちてくる」
そんな下らないやり取りをしていると、馬車内にいたユーリから注意が飛んできてしまった。
「ん、悪いな。手入れ中だったか?」
「まぁな」
そう言ってユーリは剣を陽に当て、柄から切っ先までをいとおしそうに眺めた。
「自分の命預けるもんだからな。しっかりと毎日手入れしてやんねぇと」
確かに、武器を扱う者として、武器は一番信頼できる仲間と言っても過言では無いほどのものだ。
例えるのならば、某蛇にとっての段ボールだな。
信頼できるからこそ、しっかりと手入れをして常に万全の状態でいてもらわねばならないのだ。
「そんなわけだからよ。あんまり暴れて埃を舞わせんなよ?油に埃が入るからな」
「おう、すまんかったな」
それだけ言うとユーリは顔を引っ込め、手入れを再開し始めた。
しかし、武器……か。
「……俺には無縁のものだな」
「……?」
「いや、なんでもないさ」
前触れもなく発言した俺を不思議に思ったのか、アルは首をコテンと傾げて俺を見てきた。
そんな様がおかしく、俺は笑いを堪えながらアルの頭を撫でてやる。
そんなやり取りを交わしながらも、俺の日常は過ぎて行く。
最近は肌寒くなってきましたね。作者はいつも通り満員電車に揺られて学校に行っています。
どうも、夏候燕です。
季節は秋、十月も近づいてきて高校生の人は修学旅行が近づいてワクワクしてるんじゃないでしょうか?
作者は修学旅行で北海道に行ったんですが、移動方法が飛行機……。
当然のごとく高所恐怖症の自分にとって、行きと帰りは地獄でしたね(泣)
さらに北海道で食べたジンギスカンキャラメルの不味いこと不味いこと。
北海道に修学旅行する方も他のところにいく方も是非食べてみてください。多分どの修学旅行先でも国内ならば売っていると思いますから(笑)
それと、この間バイト先で初給料をもらいましたよ。
給料日を聞いたらパートのおば……おねえさんに給料明細を渡されて戸惑ったのを高校生のバイト仲間に笑われたのが恥ずかしかったッス。
とまあこんな感じで近状報告(?)は終わらせまして、いつも通りの一言で締めさせてもらいます。
皆さんの批判、感想、誤字脱字の指摘など心よりお待ちしております。
それでは、長文失礼しました。




