怒りの力
事件から1週間が過ぎてアンケートに答えた人たちも、混乱はおさまった。
その間に信也は別の平和な街にうつった。
「まず、あの猪を狩ってみろ。」
「分かった。」
「劔を構えろ」
「よいしょっと」
ズッドーン
「お、重いなんて重さ何だよ⁉︎」
「まだお前レベルが低かったか。」
「ふんっっっっ はっはっは」
「うりゃあっっはぁはぁ」
すると周りで誰かが信也の事を笑った。
「あいつ劔を持てないくせに馬鹿みたいに声あげてんぜ〜」
「ていうか馬鹿だろ〜」
2人声を揃えて
「ひゃっひゃっひゃ」
と笑った。
「気にするな信也」
「ああ」
「あれあれ〜あっちでもチビが頑張ってるぜ〜」
その先では男の子が川のそばで、剣を振っていたのだった。
「頑張ってんな〜チビ」
ドン
男達が男の子を川に突き落とした。
「あばっあっボコボコ」
男の子は、川に溺れている。
「何やってんだ⁉︎あいつら⁉︎」
そう言い信也は川に飛び込み、男の子を助けた。
「おお?正義の味方気取りかにいちゃん?」
「うるせー。お前ら何やってんのかわかってんのか?」
「チビを川に突き落としやったんだよ!」
「もう少しでこいつは死ぬところだったんだぞ!」
「ごちゃごちゃうるせーなあ。お前より俺は5もレベルが違うんだよ!」
そう言って鋼の劔を持って襲いかって来た。
ガギン!
信也は水晶の劔を持って男の剣を抑えていた。
「信也?怒りでレベルが上がったのか⁉︎」
ジンが驚いている間にも信也のレベルは上がっていた。
水晶の劔を一振りするだけで突風が起きるのだった。
その姿に驚き男たちは「ば、化け物だ」とにげていった。
ドサ
信也は空気にもたれるように倒れた。
ジンはそれに気付き鞘に戻り、ジンの力で信也を音速で家に連れて帰ったのだった。
信也の目が覚めたのは3日後だった。3日と短く感じるが現実世界では6日、約一週間が過ぎていたのだ。この言葉で気付いただろう。
そうこの世界は現実世界の0.5倍の速さで1日が過ぎていくのだった。
信也の目が覚めた時、身体は包帯だらけ、横には、あの時の男の子が可愛い寝顔を見せ、椅子に座っていたのだった。
「ジン」
信也が呼ぶと静かに劔がよってきた。
「此処まで運んでくれたのはジンだな。ありがとう。この子は?親は?」
「この子の事は分からない。私はお前の心の中でお前と会話することしか出来ない。だがこの子は、自力で此処まで来たんだ。」
「まあ、起きたら話を聞こう。だから今はそっとしといてあげよう。」
その時目の前に“questclear”の文字が現れた。
「え?」
経験値3000入手
LVUP!LV68になった。
「え⁈どういう事だ⁈」
「どうやらイベントだったようだな。」
気がつくと男の子がいたところに男の子の姿は無かった。
「まあ、良かったんじゃないか?信也のレベルも上がったのだからな。」
だが、この日から人前でレベルを表示しないようになったのだった。その理由は…
あの〜みなさん誤解していないか心配なんですけど、キャラクターの中の“ジン”
は魔神じゃないですからね〜。まあ〜そぬうち物語の中に出てくるでしょう。
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