ー未来へのゲートー
二人は路地裏にいた。走りまくったからめっちゃ疲れたぜ、ちくしょう!
「ぜぇぜぇ・・・。んで?ここ来て何するんだよ」
前に立ちはだかる壁。完全に密封されている空間だ。こんな空間に来てやることなんて一つに限られる。そう、『あれ』だ。
「さあ、始めましょうか」
「あれを・・・か?」
一つに限られるもの。それは『タイムリープ』のことだ。・・・
★おさらい★
『タイムリープ』っていうのは、時空を操るってことだね!俺もさっきまでこんなこと信じらんなかったけど、もう信じるしかないね!自分の目で見たもんね!
ここで一つ疑問に思う。
「なあ」
「なんでしょうか?」
「ほかのクラスの連中はどこにやったんだ?」
「ああ、それなら・・・」
三笠が鏡を見せてきた。まるで鏡のあっち側が見えているような・・・?それに、この鏡は反射をしていない。鏡と呼んでいいのだろうか。いや、だめだろ。
「これは『タイムミラー』と言います。これを使うことによってあっち側が見えるということです」
「あっち側って?」
「まだわからないのですか?あなたの脳を疑いますね。まったく。私の住んでいる国『ファラン国』の様子が見えるってことですよ。少しは頭を使ったらどうですか?」
「ひどい言われようだよ・・・。泣きたくなってくるぜ畜生・・・」
どうやら、この鏡を使って『ファラン国』の様子を見せてくれるらしい。三笠が何らかの呪文を鏡に向かって唱え、俺に見せてきた。
「なっ・・・!なんで皆未来にいるんだよ?」
「あ、皆さんのことは先に『未来』に送っておきました。あなたを含めたクラスの皆さんに手伝っていただかないと困るのです」
「自分勝手なやつだな!?」
「とりあえず、『タイムゲート』開きますね」
三笠が呪文を唱え始めた。
「『時空よ歪め。天に帰せ。タイムラウンド!!』」
ブワン・・・。俺たちの目の前にあった壁に時空の歪みができた。三笠が合図してくる。え?この中に入れって?無理だって!怖いよ無理だよ助けてマミー!
「もたもたしてないで行きますよ」
「ちょっ、引っ張るなって、うわぁ!?」
どんどん歪みの中に入っていく俺の体。痛くもない、かゆくもない、なんだこの不思議な感じは。何とも言えない感触に襲われながら俺は向こう側に出た。
「つきましたよ」
「うわ・・・。すげぇなこりゃ」
俺がいたのはとある城下町の入り口。ここが『ファラン国』なのだろうか。人があふれかえっていて、とてもじゃないが向こう側は見えない。でも、一つ見えるのが・・・。
「うお!!なんだあの城!?やべぇな、未来にはこんな城まであるのか!!」
「あれは、この国の女王が住んでいる城で『リュウテン城』といいます。皆さん方はもう城の中で待っています。急ぎましょう」
「みんなあの中にいるのか・・・。行くっきゃないな」
にしても凄い。あれは、武器屋か?え、未来には武器屋とかあるのか!あの武器見たことある・・・。確か、『レイピア』とか言う武器だった(気がする)。うお、防具屋まであるぞ!?未来すげぇ!まるでファンタジーみたいだ!
「何してるんですか。急ぎますよ」
俺たちは人混みをかき分け、城へと急いだ。
結構ストーリーが進んできました!
ブクマ等よろしくお願いします。




