ータイムリープー
「私は次元を操れます」
正直、何言ってるかわからなかった。この子は不思議ちゃんなのかな?とも思った。でも、この後の出来事で、俺たちは全てを知ることになる。
「次元を操れる?何を馬鹿なことを」
クラスの男子、池辺が言った。その通りだと思った。次元を操れるなんて、そもそも、常識的に考えておかしいだろ!
「大体、次元を操るってなんなんですか?どーゆうことなんですか?俺たちには理解できないのですが」
次元なんて、操れるわけない。俺たちの常識にはそうインプットされている。
「いえ、本当に操れます」
三笠かなえが言った。って言われたって信じられるわけないじゃないか。
「操れるなら、見せてくださいよ。その『次元を操る』とやらを」
「わかりました」
三笠かなえはそう言うと、手を天に掲げた。何するつもりだ?クラス中がざわつく。すると。
「『我は次元を操りしもの。我に力を捧げよ。タイムリープ!!』」
突然、時空が歪んだ気がした。頭が痛くなる。耳が聞こえない。そして、視界が真っ暗になった。
ジリジリジリジリ.....。
目覚まし時計が見る。八時二十五分を指している。
「....ん?ここは?あ、家か。」
俺は、自分の家にいた。フカフカのベッドの上。あ、そうか、今のは夢だったのね笑笑。
でも。この光景は見たことがある。太い針が「八」を指し、細い針が「五」を指している。つい最近、こんなことなかったっけ?
「あ、そうだ!俺はさっきまで学校にいたんだった!!」
そこで、あることに気づく。
「だとしたら」
大急ぎで階段を降りていった。そう。もし、これで三笠かなえの言ってることが正しいのならば、妹に会うはずだ。すると。
「お兄ちゃんどうしたの?そんなに急いで」
やっぱりだぁぁぁぁぁ!!??あいつ、ほんとにタイムリープさせやがった!?
「あ、ああ。なんでもない!!行ってきます!」
「お兄ちゃん、ご飯はいいの??」
「ああ!あとで食う!ってか、お前時間見とけよ!?!?」
「え!?あ、もうこんな時間!!」
俺は家を出て大急ぎで学校に行く...ふりをした。
「ってか、隠れてないで出てこいよ。三笠」




