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大学への道のり?(はぁ、ミズチもいくぉ~)


大学オリエンテーションスタートの朝ー私は再び、丸太のようにガッチリとホールドされ朝を迎えました。

気づいたときには時すでに遅し…巨大(215㎝あった…)な人間(ミズチ)フォームになってましたわ。

未だス―スーと気持ち良さそう眠る巨大なミズチの腕を必死に(二日連続で)引きはがし、命からがら(?)抜け出すことに成功した。


(毎日これじゃ…)


「朝から…死ぬ…マジで…対策を考えねば…」


ベッドから這い出た私の、長い銀髪にはミズチの黒髪が絡みついていた。

ふと振り返ると、眠るミズチの睫毛がピクリと動いた。

少し開いた瞼の奥から覗くのは、妖しく何処か無防備な赤い瞳。

私は青い光を放つ己の瞳を半眼に尖らせて、ミズチを恨みがましく一瞬睨みつけた。

そして、ベッドのわきに畳んでおいていた私服を手元に引き寄せ、パジャマを脱ぎ始める。

バサリと服を脱ぐと、私の無駄にでかい胸がたゆんと揺れ、狭い室内でその質量と存在感をこれでもかと誇示する。


(なぜ…無駄に育ったの…)


自分で自分の体を他人事のような感想を抱きながらつくづく、邪魔だと実感せざるえなかった>

実家は神社ー母・百合子(通称:ユリア)はフランス人。

父・神威は代々続く・祓い屋のお偉いさん。(会長)なのにいまだ、最前線に好き好んで働いてる。

怪異、妖は人をたぶらかす悪い存在だと豪語しているため、神社にはほとんど帰ってこない。

まぁ、お母様が切り盛り(神社)してるので、問題はないのだが、三年前に顔を少し見ただけで、今どこで何をしているのかは、お察しなので、私から連絡することは皆無(極まれ)。

着替えを終えたたころ、背後でもぞもぞと動く気配に振り返った。


朝一から、ぼさぼさの黒髪に寝ぼけまなこの瞳を向けたかと思うと巨体で私に抱き着いてきた。


「カイ~。クンクン…あああ~、カイの匂いだぁ~」


巨大故、私は軽々と持ち上げられ、頬ずりされ匂いまで嗅がれる。


(私はあんたのアロマか何かなの?)


「ちょっと、離れなさい!重い、苦しい!力加減を…覚えて!」


普通の人なら体の骨を粉砕骨折される力でホールドされ、私は拳に霊力をこめた拳骨をプレゼントした。


ゴッッッ


鈍い音とともに解放される。


「ぎゃんっ!」


ミズチの頭に拳骨は落とされ、私は床にひらりと着地すると悶絶する、ミズチを見やった。


「朝から、変態なことするからよ!全く」


私は鼻息荒く、リュックを背負う。

これから、大学。ミズチにか構ってる時間はない。


「カイ、どっかいくの…?ミズチを置いてくの!!?」


回復の早い怪異で。


「大学。ミズチは留守番。これ、当たり前」

玄関で靴を履き始めた途端、大きな影が私の背後から覆いかぶさって来た。

「ミズチもいくぉ!独りボッチはイヤ~ッ!」

駄々をごねる子供のように泣きわめき、私を再再度、背後から羽交い絞めにしてきた。

「ちょっ!重いぃぃぃぃぃぃっ!!」

三度目はもう、全力で引きはがしにかかろうとしたが、ミズチの赤い瞳が、留守番と言う孤独に大して異常なまでに、怯えてた色を宿していた。


(はぁ…)

引き剝がす気力を削がれた私は、諦めるように内心で舌を巻いた。


「…この巨体で来るのは無し。蛇になれるでしょ?それなら、ついてきてもいいわ。でも、大学では絶対、余計なことしちゃだめだからね!」


私の言葉にミズチの潤んでいた瞳がパッと明るくなる。


「わかったぉ!カイ、大好き!!」


ぽふんっと音と煙を上げ、30㎝の蛇になるとミズチは私の足元か這い上がって私の首に巻きつき、満足そうに瞳を細めた。

初日から、私は怪異・ミズチを連れての登校となりました…。


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