第75話 妊娠の謎
「なあ、何故今頃になって俺のところに来たんだ?」
「ふふ、聞きたいですか?」
俺と良子さんに睨まれチョット焦る美和子だった。
「聡子ちゃんが四月からここの滅多西高に通うからですよ」
「ほう、あの西高ねデリヘルさんは頭もいいんだ……?!えっ?」
「聡子ちゃん十五歳だったの?まだ未成年でしょう!ありゃサトルヤバい案件だね
焼きチンだけじゃ済まされないわね。
駅前で吊されても文句を言えないよ!」
更に顔色をなくすサトル絶対絶命のピンチだ。
「それにしても、美和子ちゃんに似て美人だしオッパイも大きくてとても十五歳には見えないわ、サトルがデリヘル新人と間違えるのも分かる気がする」
「でしょう、デリヘルの新人でもコレ程の美人でエロい子はいない筈だよ
俺が顧客なら毎日通うな」
「お父さん聡子嬉しい!」
サトルの左腕にしがみつく聡子、勿論右腕には美和子がしがみついている。
「なっ!お前達何故ブラを着けない!」
「だってキツイし家の中じゃいつも外しているよお父さん」
ニヤリと笑う聡子に少し膨らんでしまった。
我娘ながらドキドキするよ。
「あっ!またサトルの心拍数が上がった」
すっと立ち上がりソファを背に床に座るサトルの膝の上に、脚を広げて対面で座る良子さん。
「サトル……我慢できなくなったの?」
なっ!サキュバスだ!俺はサキュバスの館に誘い込まれたのだ!
ってか、俺の部屋だよな……
「……サトルさん」
「……お父さん」
「なっーーーつ!!やめろ!離れろ!
所で美和子どうして妊娠した?いつも山程あるスキンを着けていた筈だ!
間違いは無い筈!聡子には悪いけど本当に俺の子なのか?」
スッと真顔になりバッグからクリヤファイルに挟まれた書類を出して来た。
「これは?」
「DNA鑑定書です」
見ると確かに99、9%父子関係にあると書いてあった。
「鑑定結果では父子関係にあると記載されてある。けど、この父と俺が同一とは言えないだろ?十五年も前の物だ」
物悲しそうな美和子はポツリポツリと語り出した。
「サトルさんが直ぐには子供が欲しく無いのは薄々感じてました。
結婚しても三年は作らないとウチの父親と約束してる事も聞いていました」
「サトルさんとお付き合いが始まった時から私考えていたんです。サトルさんとの強固な関係を築くには何をすればいいかと……
そうだ!既成事実を作ればいんじゃねと思いました。幸いサトルさんはあっちの方は少し鈍チンの所がありますので」
「おー!あるあるよく私を美和子ちゃんと間違えて抱いていたよな!」
「入れても、キスしても薄暗いと気付かない人でしたよね」
ぐぬぬなんで、俺を睨む美和子よ。
「私も焦っていたのかも知れませんが使用済みのスキンからサトルさんの子種を使おうかと考えた事もありました。
でも、丈夫な健康的な子供を産むには
鮮度の落ちたのは使えませんでした」
「うんうん、私は分かるぞその気持ち」
「ある日またまた、発見したんです。
サトルさんのサトルさんの事を……
サトルさんのは本体に関係なく少しの刺激だけですぐに固くなるんですよ。
出してもすぐに復活する本人は気づかず寝ている」
「あー!あるある皆んなで楽しんだよな」
少し美和子の目が細くなった。
「それを私は絶好なタイミングでサトルさんの新鮮な子種を直接注ぎ込んでいたんです」
「出しても起きないサトルだけの裏ワザだな、今度私も挑戦してみるよ」
更に目つきが悪くなる美和子だった。
そう言えばちょくちょく夢精したような感じがあったよな。あれはマジだったんのか、だよな、あんだけやっていて夢精なんてどんだけ好き物なんだよって思っていたが…‥搾り取られていたとは。
「妊娠が分かったのは実家に帰って二、三日後でした」
「おー!なんか運命的な物を感じるな
スピッツ的な」
「スピチュアルだと思うます良子さん」
この人態と言ってるよ。
「おー!流石だな西高合格者」
もう!とほっぺを膨らませる聡子も可愛いぞ!
「良子さんそろそろ俺の上から降りてくれませんか?」
「ん!またしたくなったのか?仕方が無いサトルの性欲を受け止めるのもお姉ちゃんの仕事だもな。よし!ベッドに行こうぜ!」
「良子さん!サトルさんは私のよ!」
「お母さん私もするぅーー!」
「だっあぁぁぁぁぁぁぁぁー!!
お前達さっき迄白目を剥いていただろ!
少しは自重しろよー!」
「サトルが強過ぎるのが悪い!」
「サトルさんが気持ち良過ぎるのよ!」
「お父さんともっとしたいよー!」
何なんだ!コイツらは!
ポ〜ンとテーブルの上の誰かのスマホが鳴った。
『ヤッホー!お兄ちゃんお久!僕だよ』
「おっ!ロロか?本当に久しぶりだな」
『普段から皆んなの側に居るけどね。それで聡子ちゃんは本当のお兄ちゃんの娘だよ!
でも近親相姦はターゲット事案かな』
「なっ!冗談だよなロロ……俺焼きチンされるのか?」
『普通ならサンダーランスにとっくに依頼を出しているよ』
「サンダーランスならカオリのとこだね」
「焼きチン実績No.1のところだよ」
「お父さんのチンコ焼かれるの?」
「ひぃーーつ!!ロロ辞めてください!
おねげぇしまずぅ!!」
涙と鼻水の汚い顔で、スマホに土下座するサトルには、プライドなんて物は初めからなかった。
『じゃ、聡子ちゃんの高校近くのマンションに引っ越そうよ、そこで皆んなと住むといいよ!ってかもう確保してあるけどね。お兄ちゃん名義だよ』
「皆んなって、ここの皆んなか?」
『そうだよ、皆んな引っ越しに賛成している。明日にでも業者が来る事になっているから、今から準備をしないとね』
ピンポ〜ン!
「あ、誰か来た」
「じゃ妻の私が見て来るわ」
「元でしょうが!」
「新太です!母さんがお邪魔していませんか?」
「えっ!新太君なの?」
ドアを開けるとそこには爽やかな好青年が立っていた。
「えっ!お姉ちゃん?」
「うふふ、久しぶりね随分と大きくなったのね」
「お姉ちゃんも全然変わらないよ綺麗なままだし」
「おー!おー!一丁前の事も言える様になったんだ」
「こう見えても、大学三年だぞ!」
「おー!凄い凄いね。上がって頂戴」
「お邪魔します!父さん今帰りました」
「お帰り新太」
「母さん引っ越しの用意できてるの?」
「ウチはそんなに物が無いだろ」
「そうだね。あれこの人は?」
「ああ、デリヘルの新人さんだ。でも手を出したらターゲットにされるから気をつけるんだぞ!未成年者だからな」
「未成年者がデリヘルで働けるの?」
「もう、サトルさんったら、この子はサトルさんの娘よ!挨拶しなさい聡子」
「はい、お母さん私神島サトルの娘で美和聡子といいます。四月から滅多西高に進学する為にここにやってきました。
母共々宜しくお願いします」
ペッコと頭を下げる聡子。
その可愛いさに頬を赤くする新太。
「何赤くなってんだよ!お前彼女さんが居るだろ」
「えっ!そんな事ないよ赤くなってないし」
「まあ、聡子ちゃん綺麗だしオッパイも大きいしね。だけど大丈夫なの?エテ公対策」
「う〜ん、聡子も私と同じで男性が苦手なのよ……どうしようかしらパパ」
こいつ、しれっとパパって言ったな。




