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第40話 美紅のオモチャ

 朝早くにホテルを出て散歩がてらに僕は実家に向かった。


勿論中田を回収するためだ。


 早朝は空気が冷んやりして気持ちいいわ

やっぱり北海道を実感できる。


「うう〜腰の辺りが、ふわふわするアイツら人間じゃねぇ!サキュバスだ!」


 本体が気を失ってもまだ搾り取る奴らだ!まあ、扱かれて直ぐに機能を復帰する。僕の子機が悪いんだけど……


最近知った驚愕の事実だった。


 記憶と身体の疲労感が明らかに違う事に、今朝になって気がついたのだ。

そして、その原因も……僕のは別の生物かも知れない事に……


 早朝だけであって車も走っていない、

またにすれ違う人は意識の高い健康志向の人達か、配達の人だ。


 カラスが多いし朝から五月蝿い!

あっ、キツネだ。野良犬は見なくなったけどキツネは街中でも良く見かける。


 流石北海道だな。熊も何度か見た事もあるし、熊注意の看板などあちこちに立っているぞ。


「お、流石にこの時間は鍵が掛かっているか、もし開いていたら小一時間は説教だな」


 僕は実家の合鍵で中に入る。

そして、中田が寝ているだろう僕の部屋に向かって階段を登った。


「お〜い、中田迎えに来てやっあ……」


「なんでお前ら二人して寝てんだよー!

美紅!片乳出てんぞ!

こらっー!強姦魔おきゃがれー!」


「あ〜!神島……助けてくれ〜!」


 二人して寝ているベッドの掛け布団をひっぺがすと、手足を縛られて縮こまった中田が晒されていた。


「おま!美紅にオモチャにされたのか?」


 後ろ手に縛られている為、前を隠す事も出来ない中田。


「……裁判資料としてこの状況を撮影する

未成年者との淫行で20年はぶち込んでやるからな」


「神島!違う!俺は何もしていない!」


「何?ウチの妹がやったと?妹はビッチだと言うのか!」


「違う!違う!美紅ちゃん起きてよー!」


「う〜ん、五月蝿いなぁムニャムニャ……

寝るの遅かったんだからまだ寝かせろや!」


「痛っいーー!!」


「誰じゃー!!めんこい女子高生のお尻をつねるのは!許さんぞー!あ、糞ニィ……」


「起きたか?愚妹よ……でこの状況を説明しろ!」


「えっ?嫌ーーっ!中田氏さんモロ出しでイキリ立っているーー!!」


「誰がやった」


「……記憶にございません……」


「昭和の政治家か!お前!

おいバカ、片乳出てるぞ」


「えっ?嫌ーーっ!中田氏さん酷いー!」


「なっ!俺は何も出来ないだろ!

あっ!神島お前!何処に送った?」


「ん?皆んなに事実を知って貰いたくてな

メグミさん達にナインした」


「何ですとーー!!」


急に萎み出した中田子機だった。


「中田!メグミさんがいながら浮気かよ!」


「入れていないから浮気では無い!」


コイツ開き直りやがった。



 床を良く見るとティッシュの塊があちらこちらに散らばり、キッチン用の料理用の薄いゴム手袋も丸めて捨ててあった。


思わず僕は愚妹の頭を張ってやった。


「痛ったーー!何すんのさ糞ニィ!」


「ゴミはゴミ箱に捨てろバカ」


「うー!分かったわよ!今度からする」


バッチーーン!


「痛っーー!!」


「今からだ」


 糞ニィ……ぶつぶつ言いながらゴミを拾いゴミ箱に捨てる素直な美紅にチョットだけ可愛いと思った。


 要は、また酔っ払った中田が妹美紅にいい様にあしらわれたようだ。


「良かったな中田、美少女女子高生に抜いて貰ったんだろ?」


「ああ、北海道に来て本当に良かったよ

ありがとう美紅ちゃん」


「いやー!キモいってー!」


「酷くねぇー!散々扱いたクセに!」


「気持ちいいーって叫んでいたじゃない!

料金が発生しても、おかしくないわよ!」


「お金を払ったらお前お終いだぞ」


「分かっているって!だから最後にもう一発扱いて下さい。美紅様お願いです」


「するかー!散々出してまだ出すんかい!

変態!」


何かモジモジしている中田。


「どうした?」


「なんか、帰り辛くて……」


「気にすんな、中田の評価は然程、変わらない筈だ。元から低いからな」


「そんなぁ〜」


「ほら、帰るぞ!親父達にも挨拶して行けよ」


「分かったよ兄さん、美紅ちゃんとの結婚を許して貰うから」


へっ?


何言ってんだ、このバカは?


「コレを見てくれ、この状況は美紅ちゃんの愛情表現だ!だから僕はそれに応える義務があるのだ!」


「やったのか!」


「いや、やっていない!だが扱いてくれたし生乳も見せてくれた。

キ、キッスはまだだが、時間の問題だろう。だから僕達を応援してくれサトル兄さん!」


ドガッ!


「ぐっえ!」


思わず中田の顔を踏みつけたサトル。


怒りに満ちた顔をしている。


「中田さん、私彼ピいるよ」


「「なにぃ!」」


「その真意は調べたら直ぐに分かる覚悟しておけ美紅よ」


「御免なさい!見栄を張っていました」




「お父様、お母様、美紅ちゃん本当にありがとうございました」


 深々と頭を下げる中田、迷惑を掛けた自覚はあるようだ。


「中田さんまた遊びに来て下さいね」


「はい!お母様」


「待ってるからな」


「勿論ですお父様」


「中田さん……」


「また、一ヶ月後に会えるじゃないか美紅ちゃん」


「あ、そうですね……」


「じゃあな、皆んな九月の連休で」


「おう、サトル皆んなに宜しくな」


「分かった」


 ホテルへの帰り道、中田は僕にボソッと言った。


「デビルAIは完成してるのか?」


「何故それを……美紅か」


黙って頷く中田。


「お前、LoLoMKーIIIにお兄ちゃんって呼ばせているんだろ?」


「な、何故それを……」


狼狽える神島、目が泳いでいる。


「お前だからさ」


なんか、ムカつく……中田のクセに!


「ああ!そうさ!アプリもLOVE &LOVEにしてやってんだぞ!」


「おお、開き直ったかマニアめ!」


「糞っが!」





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