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第34話 中田の災難

 三和子さんのご両親が帰った次の日、僕達のお祝いだとメグミさんや中田、良子さんと新太君もウチに押しかけた。


 勿論、飲み会がメインだ。会社の他の人にはまだ言っていないが、じきに報告しなければ、ならないだろう。


 僕も実家に連絡を入れたら、半信半疑の対応をされた。まあ当然と言ったら当然だろうと、あの事も知っているし自分でも思う。


『なにぃ!結婚するって!女の人かい?』


「何ボケてんだよ!男とするかい!」


 横で聞いていた三和子さんが声を押し殺して爆笑していた。


なんて器用な人だろうと僕は感心した。




「取り敢えずは、神島、美和さん婚約おめでとう!」


「「「おめでとう御座います!」」」


「では、乾杯〜!」


「「「乾杯〜!」」」


「「ありがとうございます」」


「早ぇな何処の飲み会だよ」


「サトルさん、そんな事言わないのよ」


「はい、分かりました」


 二人のやり取りを見ていた中田は一人ゴチる。


「く〜!僕も彼女が欲しい〜!」


「あら中出し君はメグミちゃんとお付き合いしていないの?」


「良子さんコイツまだ経験ないのよ」


「えー!!童貞?」


「ど、ど、童貞ちゃうワイ!」


「声が上擦っているわ」


メグミさんに指摘される中田。


「中出し君と呼ばれているから初対面の女の子にも平気で中出しする鬼畜な人かなと思っていたけど童貞だったのね。お姉さんビックリよ!」


 良子さんの中田に対する辛辣に僕もビックリした。


良子さんが中田にピッタリと寄り添う。


ターゲットを変えたか?


 いや違う!これは、メグミさんと良子さんの目が妖しく光ったのを僕は見逃さなかった。


「中田君は、まだ緊張しているの?コレを飲んだら落ち着くわよ」


 と濃いめのハイボールをドンドン作り勧める二人。


 両脇に美女が座りメグミさんや良子さんがオードブルを取り分ける時に態と中田に触れたり、胸の谷間を見せつけたり偶にオッパイを当てたりしている。


 当然中田は人相が変わる程、鼻の下を伸ばして、注がれた酒を飲み干していた。


「中田君、これ美味しいわよ私が食べさせてあ・げ・る。はい、あ〜ん!」


「うっひょー!ありがとうございます!

良子さん!」


「サトルさん、私中田さんが辛くて見てられないわ」


「大丈夫だよもう直ぐに終わるから」


 そう言った途端に中田は後ろにひっくり返り寝息を立てていた。


「あら、こっちも立てているわね」


 これは仕方がないだろう、メグミさんと良子さんなのだ、僕でもそうなる自信があるぞ!


 三和子さんは新太君にオードブルを取り分けジュースを注いだり口を拭いてあげたり甲斐甲斐しく世話を焼いていた。


「じゃ、そろそろタクシーを呼ぶかい?」


「タクシー呼ぶのもいいけど私の携帯番号知られるのはちょね」


「あー、可笑しな連中多いからね」


「中田さんのスマホ使ったら」


「おー!ナイス三和子!」


「ありゃ、ロックが掛かってるわ」


「顔認識ね、どれ……駄目ね……」


「メグミちゃん目を瞑っているからだよ」


 良子さんが親指と人差し指で、無理矢理、中田の瞼をこじ開ける。


間抜けな白目を晒す中田。


ブッホー! ゴッホ!ゴッホ!


 それを見ていた三和子さんが飲んでいた缶酎ハイを吹き出した。僕の顔に向かって……あれは誰でもふくわ!


「サトルさん!御免なさい!」


慌ててタオルを取りに洗面所に行く。


ピッコ〜ン!


「ありゃりゃ!解除されたよ」


「他人のスマホの中身って興味が湧かないかな?

どんな隠された秘密があるかなんて」


「分かるわ良子さん」


「中田君が悪い道に進んで行かない様に検閲が必要だと思うのよ」


確かに……


納得するメグミさんと三和子さん。


「中田君の様な便利グッズ私も欲しいわ」


 とんでもない事を言い出す良子さん。

三人が頭を寄せ合い何やら企んでいる

グフフフと笑いを我慢しているし。


「じゃ、私のナインも入れておくわ、

皆んなのも入ってるの?」


「メグミのだけじゃない?」


「三和子ちゃんも入れなきゃね。はい」


「おー、三人とも入ったわ。ありゃ!

メグミちゃんのだけ名前がゴージャスで周りに星がチカチカ光ってるよ」


「あー、本当だね。まるで特別な人ねメグミ」


「じゃ、お礼にメグミちゃんの胸の谷間のドアップ写真を入れてあげよう」


カシャ!


「よく撮れているけどドアップ過ぎて谷間かお尻か分からないよ」


「一枚で二度美味しいね」


「だな、それじゃ良子さん下乳を持ち上げてポヨ〜ンポヨ〜ンとしてよ。

動画にするから中田も喜ぶよ」


「メグミ、中田さんトイレに篭って明日仕事にならないんじゃない?」


「んなの、平気平気だって!

ってか、良子さん普段からブラ着けてないの?

突起が分かるよ」


「いや、流石の私だって着けているわよ!ただ、家にいる時とここに来る時は外しているけどね」


「三和子!確信犯だわ!」


「嫌ー!サトルさんが寝取られるー!」


三和子、今更感があるのだが……


キャハハハハ!と楽しそうである。


「ねぇねぇ、今思いついたんだけど中田君の口止めが必要だよね」


ウンウンと頷く二人。


そこで、ゴニョゴニョゴニョ……


「ひゃー!良子さん鬼畜ー!」


「何をする気なんだ?」


「大した事ないよ、中田君の自撮りだよ」


「そうそう、自撮りね」


「きゃ!」


三和子さんだけが恥ずかしがっている。


 メグミさんと良子さんの手慣れた動作であっと言う間にズボンとパンツをずらされる中田。気持ち良さそうに彼は寝ているが、彼のは元気に起きていた。


「うひょー!童貞チ◯コ激写!」


カシャ!カシャ!カシャ!


「は〜い!オッケーだよ、それじゃ皆んなに送るね」


シュッ!シュッ!シュッ!


「嫌ー!キモいー!」


「だな、三和子、これじゃ自分の自撮りを送りつけるセクハラヤローだな」


「明日の全国版のワイドショーで顔写真付きで紹介される事案だよ」


「ひぇー!この人達こぇーよ!」


 その後、中田のスマホからタクシーを呼んだ。ダメ元で前回の運転手さんを聞いたら出勤しているそうで、その人を呼んで貰った。


暫くするとタクシーがやって来た。


 僕が中田をおぶり、階段を降りてタクシーに乗せる。三人ともついて来たが良子さんには胸を隠して貰った。


なぜか?爆乳でブラ無しだからだ。


 運転手さんも前回があるから要領を得ていて中田の実家の電話番号も入っているとの事だった。


 僕は一万を渡しお釣りは貰ってくれと頼んだ。到着してからも大変そうだ、からだ。


 部屋もどると新太君はグッスリ寝ていたので奥の部屋に寝かせてテーブルを縮小して二次会の開始だ。


まあ、三人とも良く食べ、良く飲むわ。


気がつくと僕は船を漕いでいたようだ。


 先にシャワーを浴びるように急かされた。


 何なら私達と一緒に入りたい?と言われた。


 丁寧にお断りしてサッサと浴室に入った。バスタオルで身体を拭き短パンTシャツ姿で頭を拭きながらリビングに戻ると既にテーブルは片付けられていた。


「サトルさん眠たいでしょう?先に横になって

下さい。私達はもう少し起きてますので」


 女の人達だ、話す事が一杯あるのだろう僕は少し酔ったようだとても眠い。


「お客様より、先に寝るのは心苦しいですけど、

すみません先に横になります」


「気にしないで下さい」


「おやすみなさいサトル君」


「また、後でね」


ん?なんか言った?……




「ん?三和子さん……我慢出来なかったの……僕もだよ三和子さん……」


「ありゃ、ネットリとキスしてるわよ」


「何で気づかないのよサトルさんは!

それに私そんなにビッチじゃ無い!」


「神島君はオッパイで判断している訳じゃ無いのね」


 薄明かりの中で、誰かに見られている気がする。


「サトル君どうしたの?

途中で辞めないでよ」


「えーー!!メグミさん??」


 急に寝室が明るくなり僕はメグミさんを抱きしめていた。


「何だろうね。顔と声だけで判断しているのかね?」


「酷いわ!サトルさんは婚約者の身体も分からないのね」


「い、いえ!その様な事は……」


「また、貸しが増えたわね神島君。

まずはメグミちゃんを最後までしてあげてね」


僕は脂汗をかきなが頑張りました。


 今は三人の前で正座を、させられています。前にも正座をさせられ社会人としての心構えを説かれた事があったよな、

三和子さんとメグミさんに一人ずつ。


「と言う事でサトルさんギルティです!」


「えー!そんなぁ!」


「三和子ちゃんを納得させたからね。

だから、三和子ちゃんの承諾無しで出来る様になりました」


「はい!拍手!」


パチパチパチパチパチパチパチパチ


「あっ!そんなに騒ぐと新太君が起きてしまいます。ましてこれを見たら……」


皆んなマッパなのだ。


「それもそうね」


納得の三和子さんとメグミさんだ。


「大丈夫よ新太には新しいお父さんだって教えてあげれば新太も喜ぶわ」


「余計なこと教えないで下さい!」


「やっぱり良子さんは確信犯よ」


「嫌ー!サトルさんが寝取られるー!」



 その後、三人に弄ばれた僕は彼女達の満足の行くまで搾り取られましたとさ。



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