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第31話 メグミと中田氏

「メグミさんおはよーございます!……」


「なによ!」


「メグミさん……悪霊に取り憑かれた顔をしています……」


「どんな顔じゃ!」


「そんなメグミさんも僕は好きです!」


「ぐっ……」


笑顔で答える中田が眩しかった。


「メグミおはよー、大丈夫?具合悪そうだよし、口も悪いよ」


「メグミさん僕胃薬持ってますので飲んで下さい」


「ありがとう、サトル君それに中田君」


「えっ!僕もですか?僕なんてメグミと身体を密着出来ただけで幸せですよ!」


「なっ!お前は大勢の人が食事中に大きな声で……バカ!」


「うひょー!バカ貰いました!」


「うふふ、楽しそうね中田さん」


本当の馬鹿なだけだろう。


 社内で一二の美女をおんぶして、背中だけどそのオッパイを堪能出来たのだもの一生の思い出にして生きて欲しい。


「メグミさんに着いて来て僕は本当に幸せです!」


 あらら、メグミさん黙り込んでしまいましたよ。席を立ち口を押さえて駆け出しました。

飲み過ぎだよ。




「メグミ、貴方時間いっぱいまで部屋で寝ていなさい!中田さんに着いて貰っていれば安心でしょう」


「分かった。寝る」


「中田早まるなよ人生棒に振るぞ」


「分かってるって、メグミさんの信頼を裏切れないからな」



「メグミさん僕は部屋の外で、待機してますので何にか、ありましたら声を掛けて下さい」


「いいわよ、何入って」


「ええ!それじゃ二人きりになりますよ」


「私に何かする気なの」


「いえ、決してそのような事は……」


「スマホでの撮影は禁止ね」


「えっ!……はい……」


先に釘を刺され同様する中田氏。


「目が泳いでいるわね」


「いえ、決してそのような事は……」


「じゃ、時間になったら起こして」


そのままベッドに潜り込むメグミだ。


「はい!かしこ参りました!」


「声がデカい!」


スンマソン……



 レストランに三和子さんのご両親が朝食を取りにやって来た。


ここも、ビュッフェスタイルだ。


「あ、お父さん、お母さんおはよー!」


「おはようございます」


「三和子も神島君もおはよう」


「ホテルは如何でした?よく眠れましたでしょうか?」


「ああ、中々のホテルだったわい」


「大浴場も広くて良かったわねお父さん」


「それは良かったです」


「お父さんトレイを持って皿を乗せて好きな物を乗せていけばいいんだからね」


「三和子それくらいワシだって知ってるワイ!

バカにすんな!」


「お父さん親切に三和子が教えてくれているのに、駄目ですよそう言うのは」


「……ああ、気をつける……」


 美和家、女系なのか!いや、逆らえないだけだろう……僕もだけど……





ピリリリリリリリ!ピリリリリリリリ!


「んあ?スマホのアラームか僕も寝てたようだ」


「中田君!私シャワーを浴びるから外の方を見て目を瞑りなさい!」


「えっ?」


「なによ、私の裸が見たいの?」


「見たいですけど今は絶対見ません!」


「そう、信用していいのね」


「命に替えても!」


「何処かの騎士みたいね」


「メグミさんの騎士になりたいです

弱いけど……」


「多分私の方が断然強いわよ」


「はい!殴られないよう肝に命じます!」


 目をギッチリ瞑っている物だから、顔のパーツが中央により、吹き出しそうになるメグミだが、耐え切ったようだ。


 メグミの衣擦れの音が中田の脳裏に昨日の事が鮮明蘇る。


「ああーあ早くトイレに篭りたい!」


 皆んな美和さんのオッパイに意識が持っていかれるが僕は真実を知っている。


 メグミさんも立派なモノをお持ちな事を、僕だけがその感触も知っているのだ。


 ああ、トイレに篭りたい……ああ、シャワーの音がする……メグミさんが裸であの身体を洗っているのだ。


「ああ、トイレに行きたい……」


「なに、妄想で膨らましている?」


「ひぇー!メグミさん!シャワーを浴びていたのでは!」


「様子を見に来たのだ。ちゃんと約束を守っているようだな」


「当たり前ですメグミさんに失望されたくありません!」


 昨日から中田は自覚はしていないが、

メグミに熱烈なアプローチを繰り出している。が、メグミには何一つも刺さらなかったようだ。


そう簡単に落ちる女では無いのだ。


 暫くするとシャワーが止まった。

そしてドアが開く音が中田の耳にも聞こえたのだ。


彼女が僕の前に来ている。


「私との約束を守ってくれて嬉しいわ

中田君目を開けてもいいわよ」


僕はゆっくりと目を開けた。


 するとメグミさんがバスタオルを身体に巻いたままで僕の目の前に立っていた。まるで天使のように……


「中田君、ご褒美よ!」


「なっ!メグミさん!」


彼女はバスタオルを床に落とした。


「ひぃ!」


 そこには、オフショルダーの身体にフィットしたクリーム色のサマーニット。(少しお腹が見えている)そして僕には眩し過ぎるジーンズのホットパンツだった。


 胸の形がハッキリ分かる所謂童貞殺しに童貞の僕は抵抗する間もなく大暴発してしまった。


 裸でも無いのに僕を行かせるとは流石僕の愛したメグミさんだ。


 まさか、この歳になって女性のサマーニットを見ただけでトイレに篭るとは思わなかったと痛感する。


松坂メグミ恐ろしい人だ。


僕はパンツを洗いながら、そう思った。


後で写メ撮らせて貰おうと心に誓った。

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