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羅針盤が示す異世界で。  作者: AIで書い太郎
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第41章 終焉の地エンデ・ロード


 空を覆う巨大な瞳が消えたあとも、世界には重苦しい静寂が残っていた。

 誰も口を開かない。

 世界樹の葉が揺れる音だけが、やけに大きく聞こえる。

「……今のが」

 レイが空を見上げたまま呟く。

「虚界王……」

 セレスが険しい表情で頷いた。

「ええ。何千年も封印されていた、虚界の王です」

 ノアも腕を組み、珍しく冗談を言わなかった。

「まさか封印率がゼロになるなんてね……。最悪の展開だ」

 アリアはレイの袖を握り締める。

「レイ……急ぎましょう」

 その瞳には焦りが浮かんでいた。

「虚界王が完全にこちらへ現れる前に、最後の門へ到達しなければなりません」

 レイは大きく息を吐くと、静かに頷いた。

「行こう。ここで立ち止まっても始まらない」

 仲間たちは力強く頷いた。

 こうして一行は、世界の北端――終焉の地エンデ・ロードへ向けて歩き始める。

 道中は異様だった。

 空には昼夜を問わず星が輝き、大地には季節の違う花が同時に咲いている。

「時間も空間も壊れ始めています」

 アリアが周囲を見回す。

「世界そのものが、虚界王に侵食されているんです」

 やがて数日後。

 一行は世界の果てへとたどり着いた。

 そこには海がなかった。

 あるのは、どこまでも続く白い大地。

 地平線の先は光に溶け、世界がそこで終わっているように見える。

「ここが……エンデ・ロード」

 レイが息を呑む。

 その中心には、天へ届くほど巨大な白い門が静かに立っていた。

 門には無数の紋章が刻まれ、その中央だけが空白になっている。

 レイの腕の紋章が強く輝いた。

 すると羅針盤が現れ、文字を映し出す。

──────────────

【最終門確認】

選定者の認証を開始します。

──────────────

 レイが門へ近づく。

 その瞬間だった。

 白い空間に黒い亀裂が走る。

 バキィィンッ!!

 空間を裂いて、一人の男が現れた。

 黒い外套。

 銀色の長髪。

 そして、レイと同じように腕には羅針盤の紋章。

「……誰だ」

 レイが身構える。

 男は静かに笑った。

「久しぶりだ。この世界に新しい選定者が来るのは」

 アリアの顔色が変わる。

「まさか……!」

 男はレイを真っ直ぐ見つめた。

「私はゼロ」

 一瞬、空気が凍る。

「最初の選定者だ」

 誰も言葉を失った。

 最初の選定者。

 伝説としてしか残っていない存在が、今、目の前に立っている。

 ゼロはゆっくりと剣を抜いた。

 その刃は、空間そのものを切り裂くような漆黒の剣だった。

「最後の門へ進みたければ、私を越えてみせろ」

 レイは羅針盤を握る。

 ゼロの瞳には敵意だけではない、何かを試すような意思が宿っていた。

 そして視界に、久しぶりの選択肢が現れる。

────────────── 【運命の選択】

① 正面からゼロと戦う

② 話し合いを試みる

③ アリアを信じ、ゼロの正体を見抜く

──────────────

 レイは静かに息を吸う。

 最後の門を前にして、また一つ、大きな選択が訪れた。

 世界の運命は、この選択から大きく動き始める。

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