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プロポーズ?

本人たちにその気は決してとは言えませんが

ないはずです。


ニズム:オーガの智将、三つ子の三番目、三本角

ノゲシ:雌オーガ、序列は5番目、弱い、小さい、賢い、面倒見がいい

オーガの村。


防衛構想の議論が一段落したあと。

まだ熱は残っている。

だが——わずかに空気が緩む。


火の余韻だけが、場に残っていた。


ニズムが前に出る。


静かに。


「……もう一つ、提案がございます」


視線が一斉に集まる。


「防衛は“構造”だけでは不十分です」


一拍。


「個体そのものの強度を、同時に引き上げる必要がある」


合理の言葉。


いつも通りの冷静な提案。


だが——その視線は、ひとつの点を捉えている。


ノゲシ。


まだ完全ではない身体で、それでも立っている。

子どもたちの中心にいる。


“守られる側”から、“守る側”へと戻りつつある存在。


ニズムは懐から、小さな箱を取り出す。


開く。


中には——金の指輪。


中央に、小さな魔属石。

淡い光を吸い込むように、静かに揺らいでいた。


周囲に、わずかなざわめき。


ニズムはそれを取り出す。


「メタ殿と共同で開発したものです」


メタが腕を組んだまま、短く頷く。


「武器を持たない者でも、最低限の攻撃手段を持てるようにした」


ニズムは数歩、前へ進む。


ノゲシの前に立つ。


一拍。


言葉を選ぶような、珍しい間。


そして——


「……これは」


そこで一度、止まる。


らしくない沈黙。


それから静かに続ける。


「貴女にお預けいたします」


指輪を差し出す。


ノゲシは一瞬、驚いた表情を見せる。


だが——ゆっくりと受け取る。


金の輪を見つめる。


「……きれいですね」


素直な声。


飾りのない言葉。


ニズムは小さく頷く。


「使い方は簡単です」


少しだけ声の温度が戻る。


「対象に向け、その石に内なる力を流すだけです」


視線を横へ向ける。


少し離れた場所。


置かれたままの鎧の胸当て。


「試してみてください」


ノゲシは少し迷い、それでも頷く。


指輪に意識を集中する。


魔力を流す。


——一瞬、間が空く。


沈黙。


周囲の子どもたちも息を呑む。


そして。


魔属石が、光を帯びる。


淡い緑。


次の瞬間——


空気が裂けるような震え。


指輪の石から、緑の刃。


一直線。


胸当てへ。


衝突。


鈍い衝撃音。


鎧が弾かれ、地面を転がる。


静寂。


一拍。


そして——


「すげぇぇ!!」

「ノゲシせんせー!!」

「まほうだ!!」


一気に弾けるような歓声。


ノゲシ自身も、驚いたまま自分の手を見る。


ニズムはその様子を見て——わずかに息を吐く。


「……十分です」


低く。


「それだけあれば、身を守れる」


一拍。


言葉が、少しだけ柔らかくなる。


「……そして」


視線が、もう一度ノゲシへ戻る。


「子どもたちも」


ほんの僅かに——温度が混じる。


「守ってください」


静かに。


短く。


だが——重い。


空気が、一瞬だけ止まる。


ナイザーが腕を組んだまま、小さく呟く。


「……それ、完全に」


メントが即座に被せる。


「言うな」


三智将の二本角ディスナイズが咳払いする。


「……良い技術ですな」


丁寧な言葉。


だが視線はやや逸れている。


メタは、面白そうに口元を歪めている。


子どもたちは意味を理解していない。


ただ純粋に喜んでいる。


その中で、ノゲシだけが——


少しだけ表情を緩める。


「……はい」


小さく。


しかし確かに。


応える。


ニズムはそれ以上、何も言わない。


ただ、静かに頷く。


——それで終わる。

キャラ説明回入れたほうがいいよなあ…

もう少し増えるつもりなのでその時にまとめて入れよう。

ビジュもいると言われたから考えておこう…

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