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文明が滅びた近未来で、俺の万能ナノマシンが便利すぎて静かに暮らせない  作者: 月灯り庵


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神域マニュアルなど存在しない

「……どういうこと?」


拠点前方。


整列。


跪く武装勢力。


完全に儀式空間。


「我々は理解しました」


指揮官の声、妙に敬意満載。


「この領域は神域」


「違う」


「絶対違う」


「誤解よそれ」


拠点側、満場一致否定。


だが。


「供物を用意いたしました」


「やめろ」


運び込まれる物資。


燃料。


食料。


資源。


「なんで!?」


「なぜ貢ぎ物文化が発生している!!」


ノアが一番混乱していた。


「違いますよ!?」


「神ではありません!」


「管理者でもありません!」


外部勢力、深く頷く。


「謙遜もまた神性」


「違う!!」


話が通じない。


「以後、定期的に巡礼を――」


「いらない!!」


「なぜ観光地化しようとする!!」


リナ頭を抱える。


「最悪の方向へ進んでるじゃない……」


エリシア冷静分析。


「敵対意思ゼロ」


「脅威度低下」


「ですが」


「極めて面倒です」


正しい。


非常に正しい。


「……なあ」


ガルドが呟く。


「これ戦うより厄介じゃないか?」


「否定できないな……」


その時。


──ボンッ!!


「ぎゃああああああ!?」


「なぜですか!?」


完璧なタイミングで爆発。


外部勢力側。


「……」


「……」


「……神罰……?」


「違う!!」


「ただの事故よ!!」


「日常です!」


「言い方ァァァ!!」


結果。


「やはり神域……」


「神の御業……」


「違うって言ってるでしょ!!」


完全に収拾不能である。


こうして。


楽園拠点は正式に


意味不明な信仰対象扱い となった。


主にノアのせいではない。


今回は世界のせいである。

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