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エーテルコード:サイドストーリー  作者: エトコッコ
怜、もふもふの村をプレイする

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「はじめてのプレイ編④」


「そもそも、お金ってどうやって稼ぐの?」


怜は尋ねた。


『一般的なのは、アイテムを売ったり、魔物を討伐したり、任務をこなしたり、アルバイトをしたり——そんな感じ』


閃が説明する。


「結構いろいろあるのね」


「何が一番手っ取り早いの?」


怜が尋ねる。


『最初のうちは、魔物討伐とアイテムを拾って売るのが手っ取り早いかな』


閃はそう答えた。


「なるほど。ちなみに、閃は今いくら持ってるの?」


怜が何気なく聞く。


『んと……1800チップ!』


閃は(なぜか)誇らしげに答えた。


「私より少ない……」


どうやら閃は、なかなかの貧乏プレイヤーのようだった。



「でも、戦うのって難しくない?」


怜が少し不安そうに尋ねる。


『戦闘自体はシンプルだから、そんなに難しくないよ。特に最初は』


閃は気軽な口調で答えた。


「そっか。なら、討伐に行こ」


『あ、それなら先に装備を整えよう』


「貰ったやつは?」


怜は木の剣と木の盾を取り出して見せる。


『それは売ろう』


閃は即答した。


「売るの?」


『初心者装備のままじゃ効率悪いし、まずは資金に換えて少しでも良い装備を揃えた方がいいよ』


「なるほど」


怜は納得したように頷く。


こうして2人は、村にある武器屋へと向かった。



店に入ると、さまざまな武器や防具が所狭しと並べられていた。


怜はその中の一つに目を留める。


(この“氷の杖Lv.1”、10000チップもするんだ……)


思わず値札を見つめた。


『まずは、さっきの木の装備を売ろう』


閃が言う。


怜が木の剣と木の盾を売却すると、200チップになった。


現在の所持金は3200チップ。


『なんか良さそうなのあった?』


閃が尋ねる。


「これ」


怜のマイキャラは、先ほど見ていた氷の杖を指差した。


『怜にピッタリだとは思うけど、今は買えないね……』


現実でも、シラユキの武器はジャベリン


確かに怜によく似合う武器だ。


「“レンタルしてます”って書いてあるけど」


怜は説明欄を見ながら言う。


『レンタルできるけど、セール中とかじゃない限りはちょっと割高かも』


閃が答えた。


「そっかぁ……」


怜は少し残念そうに呟く。


「何かおすすめはないの?」


『杖っぽいのがいいなら、これとかどう?』


そう言って、閃のマイキャラが指差したのは——“鉄の棒Lv.1”


価格は2000チップ。


『鉄装備は序盤だと結構役に立つよ』


閃は説明した。


「なら、これにする」


怜は迷うことなく鉄の棒を購入した。


所持金は1200チップになったが、手にはしっかりとした鉄製の棒が握られていた。



店を出た2人は、そのまま村の出口へ向かって歩き出した。


「閃の武器はどんなの?」


怜が尋ねる。


『俺のは、コレ!』


そう言うと、閃のマイキャラは武器を取り出した。


“ビリビリヌンチャクLv.3”——それが閃の武器だった。


「剣とかじゃないんだ」


怜は少し意外そうに言う。


『前は、めっちゃ強い魔法剣を使ってたよ』


『紆余曲折あって、今はコレに……』


「そうなんだ……」


怜は少し呆れたように言った。


こうして2人は、魔物討伐へ向かった。


——つづく。

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