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ダークマター=サブスクリプション㊷
加えて、クォーダの防御にも変化が生じた。最小限の動作で攻撃を避けていたはずが、大剣に頼る回数が増えてきた。反撃する頻度が目に見えて減ってきた。疲労の色も濃く、息も上がってきた。亀が強いかどうかは置いておいて、この攻撃は反則だ。いずれ体力なりMPなりが切れるその時まで、耐えるしかなさそうだ。そうでなければ、ちょっと光は見えそうになかった。
亀の攻撃が止まらない。無差別全方向への重量砲撃。回避でやっと、弾くばかりで反撃まで辿り着けずにいる如月とクォーダ。ここまでいいようにやられる2人はあまり見ない。カメタロウの実力は本物だった。体力も削られ、直撃ではないにしろ、被弾する頻度が目に見えて増えてきた。如月とクォーダのイライラが蓄積し、ラビとフィオの不安も募っていった。しかしながら苦しいかな、打開策が思い浮かばない。手が出せない。目下、幻魔のMP切れを待っている最中なのだが、そんな素振りは全く見られない。5秒に1度、変わらぬペースで発動される幻魔の攻撃。堪らず如月とクォーダが身を寄せた。




