表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幽霊とでもリア充ですよね  作者: ナギ式
95/102

私、年を越す

2020年に入りましたね。本当はもう少し早く出したかったのですが年末年始は忙しくてこんなに遅くなってしまいました。投稿頻度は遅いですが今年も「幽リア」をよろしくお願いします。

年が開けて初日の出を見る。それが私の一年の始まりを告げる合図なのだ。その後は家族に新年を祝う挨拶を返し、おせちや雑煮を食べる。そして、ひたすらゴロゴロとして気がつけば2,3日。なんと立派な寝正月だろうか、しかも只の寝正月ではない。私は今新年初風邪をひいたのである。なので強制的に行わざるを得なかったのだ。


年末にコタツに入ってゴロゴロしていたのがいけなかった。途中でコタツの電源が切れた事にも気付かずにそのまま寝てしまったのでその結果はものの見事に風邪をひくという最早お約束かと思うほどの見事なものであった


家族は私をほっぽって帰省するし友達のすずたちは初詣や福袋等とお正月を満喫しているなか1人ポツンと部屋のなかである。2番たちがいようとも1人である。何故なら人が1と書いて1人と読むからである。


何て下らないことを考えながらはや三日。とうとう回復したのは1月4日の事であり、正月ムード等何処へやらといった感じである。


最寄りの神社に行ってみればそこには屋台等何処にも無く、何時も通りの風景がそこには広がっており、商店街に行っても辛うじて鏡餅を飾っているところがちらほらあるだけでクリスマス後に見たような盛況さはなく、僅かに影を残すばかりである。


もう私の味わえる正月っぽい行事は七草粥ぐらいしか残ってない。ちょっと、いや、かなり絶望した。こんなことになるのはきっと神様が私を嫌っているからに違いない。私が一体何をしたって言うんだよ。...そういえば神様の決定に異議申し立てしている最中だっけ?


完全に忘れかけてたけども蒼太は元気かなぁ。もう二月ぐらい会っていない気もするけど...もう一年ぐらい合わなくてもいっか。


「いやいや、ちょっと、それは酷いからやめてくれよ。俺はこんなに会いたかったって言うのにさ」

「ねぇ2番、今何か言った?」

「いや、多分芽依ちゃんの後ろにいる人が言ったんだと思うよ」

「ん?いや、ここに人なんて居ないけど」

「ねぇ芽依ちゃん俺のこと見えてるよね?悠太も何かもっとはっきりと言ってよ」

「いや、もうこれ以上言うことはないかなと思って」

「いやいや、せめてお帰りぐらい言ってくれても良いじゃん。」


「2番と蒼太が話すと~、字にした時わかり辛いかな~」

「ん?お前は一体なんの心配をしてるんだ。日記でも書くのか?」

「いやぁ~、気にしなくてもいいよぉ~」

「ならそうするとしよう!」


「んん?もしかして皆この俺が帰って来て喜びを隠すために照れてるのかな?この特別イケメンな蒼太様にさぁ」「顔は俺と同じじゃん」「むしろ劣化2番」「痛くした2番だな!」「自意識だけは特別かな~」


「あの、ぐっさりと刺さる言葉はやめてくれない?後劣化とか言わないで、優れてるところもあるから」

「そう、例えば?」

「これでも悪魔の中ではそこそこいい地位にいる」

「ここでは最下位の立場だけどね」

「幽霊、鬼等のあらゆる物とコンタクトがとれる」

「なんなら芽依ちゃんはマウントまでとるけど」「おい2番、どういう事かな?」


「弟が冷たい。昔はあんなになついて可愛かったのに。これが反抗期って事か」

「多分信用や信頼を思いっきり下げたのが原因だと思うけど」


というかそもそも蒼太が帰って来たって事はもう問題は解決したのだろうか?先ずそれを聞くべきだった気もするが、まぁ今から聞けばいっか。


「ねぇ、それで本題の抗議はどうなったの?」

「それはもう完璧にこなしてきたよ」

「どんな感じで?」

「基本あいつらってプライドがメチャクチャ高いのさ、だから自分達のミスを自らが見下している人等に解決させておいて、その上で問題が起こりそうだから消滅させるとか、自らの尻拭いもまともに出来ない何て恥ずかしくないのかと煽りに煽って無事無罪放免って訳」


よくこれで今の私たちは生きているな。プライドが高いのに散々煽ってきたってそれ下手したらもっと被害が拡大していた可能性もあるってことで、結論から言えば成功だけどもかなりというか恐ろしいぐらいに確率の低い賭けをしていたことがわかった。


そして、やっぱりこいつに交渉事は向いていない。これなら2番の方が何倍も上手くやるだろう。事実、蒼太は鼻高々に語ったものの、それを聞いた私たちは誰1人としてその行いに称賛を贈るものはいない。


むしろ何で喧嘩売ってきたの?下手に行けよ、こいつバカなの?バカだね、なら仕方ないね、でももうちょい考えて発言してこいよといった感じで皆が蒼太を見ていた。


それを感じ取ったのか、あれ、思ったのかは知らないが、取り繕おうとしていろいろと弁明を始めたが、その全てが言い訳じみたものであり、より一層蒼太を見る目が冷たくなったのは言うまでも無いだろう。


ああ、何て年越しだ。

人形ブレイクタイム

西「トウトウアタラシイトシニナリマシタネ」

日「ススス(私たちの出番はここだけになる日も近い)」

西「コレデモスデニ、シゴバンヨリハレギュラー二チカイ。ソウタナンカモスデニコエタシ」

日「ススス(1、3番を越える日もすぐそこ)」


蒼太(いつまでもここが安泰だと思わない事だね)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ