私、返事を待ちます
なんだかよく分からないけど、取り敢えず救急車と先生を呼んですぐさま保健室に移動。
幸いにもすぐに来てくれたので、そのまま搬送されていった。きっと気分が優れなかったのだろう。と言うか、こんなことならもっと早くに呼んでおけば良かったかな、もし手遅れとかになったらどうしよう?
警察に捕まる?殺人扱いになるのかな?う、何か胃の辺りが痛くなってきたかもしれない。是非とも生き残ってくれ、私の名誉のために。
迷惑極まりない神様的なアレの対応は蒼太に任せた。結局あの件については、たかだか一体の悪魔程度の力で決壊するシステムを組んでいた方に怠慢があるとして逆ギレをする方針で決まった。(蒼太の上司には報告してないけど)
神様的な存在は神の定めたシステムに則って作業をするが、曖昧な部分を多分に含んでいるので、そこら辺の認識の甘さをついてぐちぐちと開き直り、ついでにそのせいでどれだけ此方に迷惑がかかったのかを力説して丸め込むことにした。
所詮は神の下にいるものだから死神上がりの悪魔程度しか力はない。バックが怖いだけでこの文句を言ってきてるのはその程度の相手なので、それで十分だという方針で決定した。
私は、露葉と共に救急車に乗り込み、移動をしながらもそんな思考にとらわれていた。邪魔な天より身近な友である。まぁ半分程は保身について考えていたのだが、それはこの際置いとくとして、私は無事を祈りながら病院へと運ばれて行った。
そして、そこでなんともないただの疲労による気絶のようなものだと医師に聞かされ安堵した。特に問題が残る訳でもないらしいので、目が覚めるまでは寝かせておいてその後起き次第帰宅させる方向になった。
病院にはお空母親と思われる人が見舞いに来て、寝顔を見ながら少し呆れていた。
私はその人物にお辞儀を軽くしてから退室し、帰宅した。
次の日になると、回復したのか普通にその姿を見ることが出来た。しかし、運ばれた事はそこそこの人が知っているらしくその周りは人に囲まれていた。
なので、もし仮にまた倒れたとしても誰かが連絡を入れてくれるだろうから安心だ。まぁそんなに頻繁に倒れるならそもそもそんな生活をしなければならない現状に問題があるのだが。
そうならないために1回七光りを締め上げておくべきだろうか?倒れるまで無茶をさせるなんて信じられないったらありゃしない。少しは反省をさせらりべきだろう。いかに自分が迷惑をかけてきたのかをじっくりと教えてやろう。
そんなことを考えている横で、2番達は迷惑の量ならどっこいどっこいだとか言っていたけどそんなことは無いはずだ。全く、私がそんなに迷惑みたいに言われるのははっきり言って心外だね。あの七光りと同じだなんて色んな意味でお断りしたいと心底思う。
そう言えば、蒼太の方の案件はどうなったのかだが、これはまだ分からない。それは、蒼太曰く最低でも1週間はかかると言っていたからで、長いこと生きている神とか天使とか悪魔みたいなものにとって時間は無限に等しい為、時間に割とルーズらしい。
人間が死神、悪魔と姿を変えていくに従って1番驚くのはそのゆっくりとした時間感覚なんだそうだ。死神時代に必死になって魂を集め、昇華させて格を上げて更なる強さを求めようとするのだが、上に行くほどやる気が無いようにも見えるのだ。
まぁ実際に無いわけでは無いけどもそう見えてしまうのだ。セミから見れば人の命が驚くほど長いと感じるように、そういった人等にとって1週間は1時間程度のものとしか思えず、つまりは最速の時間でそれってことになる。
なのでそれまでその話題は放置された。というかそもそも無理ならその瞬間何が起きるので、どっちみち私にはもうどうしようも無いのだ。
去らば私の人生、蒼太は末代まで呪ってやる。...まぁ同時に消えるんだけどね。
そんななげやりともやけくそとも無関心ともとれるような感じで生きている私だが、まあそのことを全くもって伝えていない露葉にとっては聞けば再び卒倒するぐらいの内容なのだ。
と言うかもっと興味もって積極的に行動して欲しいと思ってはいるが、どうせ言ったところで聞きはしないのだと2番達は既に諦めていたりする。最悪天国に逃げることが出来るので余裕があるとも言える。
ともかくそんなわけで、あれから一週間がたったのだった。その間に露葉がその後のことを聞いてきたけれど、蒼太に全てぶん投げたとアバウトな説明しかできなかったけど、その結果がそろそろわかる頃合いだ。
私達は蒼太を部室で待つことにした。けど、その日はやってこなかった。仕方がないので次の日にして帰宅し、次の日に集まってみてもやはり来ることはなかった。
私としては、まぁ向こうにとって一時間程度としか思ってないなら数日ぐらい遅れても不思議では無いと思っているのだが、露葉としては何かあったのではと不安が募っていったようだった。別に蒼太の1つや2つ無くなった所で気にしなければいいのにと思うのだが、流石にそこまで薄情ではいけないので、最低限の温情をもって帰りを待つことにした。
人形ブレイクタイム
西「カエリガオソスギデスネ」
日「ススス...(多分何とかなるでしょう)」
西「それはワカリマセンヨダレニダタッテ」
日「ススス...(その後の話は存在するのに?)」
西「ソレハタノシミガヘルカイトウデスネ」




