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幽霊とでもリア充ですよね  作者: ナギ式
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白昼夢のような現実の中で

「で、どうすればいいの?」

「それっぽい理由をつけて...」


ここは何処だろうか、確かオカ研の部室に向かったのは覚えている...そこで...そこで、確か滅ぶとか言って、、


声が聞こえる。聞きなれた声だ、よく知る人の声だ。その人が、その人達が必死になって何かを語り合っている、なんだろうか良く聞こえないけれどもとにかく焦りは伝わってくる。


「でもそんなので何とかなるわけない。相手は神様的なやつなんだよ?」

「だからさ、神本人ではなくそれに近いだけの別物だからこそこれで行こうと俺は言ってるのさ」

「そんな軽いノリで私達に責任押し付けないでよ。自分達のせいでこうなってるのに」

「元はと言えばそこに転がってるやつが悪いんだよ?わかってるの芽衣ちゃん」


神様?責任?何を言っているんだろう。そこに転がる?そこってどこ、分からない、目を開こう。体が重い、意識をはっきりとさせたいのに何故か否定する私がいる。


どうして、なぜ、何に、何を怯えて...そうだ、そうだそうだ、私は聞いたんだった。何が起きてどうなったかを、責任とは何かを、全て私の不注意が招いたのだったと。


怖い、なんて責められるのかが怖い。責められるだけで済むのかな?それだけじゃあ終わらないよね。嫌だなぁ、もう何もかもが嫌になる。このまま眠って眠って眠り続けて全てから逃げてしまおうかな。そうしたらもう何も怖くないよね、だってその時にはきっと誰も残りることなんて無いんだから。


「ねえ、そろそろそれが目を覚ましそうだよ?」

「そうなの?急に倒れたからビックリしてたけど何ともなくて良かった。」


待って、来ないで、こっちを見ないで。私に構わないで、そっとしといてよ。無理なの?1人でいる事は許されないの?何故?、ああ、私のせいか。私が全てめちゃくちゃにしたのに、他人に干渉したのに自分だけされないなんて都合のいいことは無いよね。


「大丈夫?何処か辛かったりしない?」


揺すってくる。さっきまで上がらなかった意識が急激に上昇していくのを感じる。やっぱり下に留まりたい。でもそれは叶わない。そうしてやっと目を覚ます。


「やっとお目覚めか。いや、1時間も起きないから心配したよ」

「疲労でも溜まっていたのかな、俺も苦労する方だから辛さわかるし」

「そんなに2番に負担掛けてた?それなら私も少し考えるけど」

「幽霊って意識だけの存在みたいなものだからね。そこに居るだけで疲れるし寝れないから疲れも取れないんだよね」

「確かに徹夜するだけでも疲れるもんね。でもその理屈なら休みを与えても仕方がないから休息は却下しようかな。」


「そんなことよりこの件どうするのさ」

「ちょっと黙ってて疫病神」

「今回に関してはもっと適任な疫病神が居るんだけどね?」

「あー、じゃあ悪魔野郎」

「そのままだよねそれ」

「自己中二悪魔」

「最悪の混ぜ物が産まれた。でもそれだけは許容出来ないなぁ」


あれ?私の事はそれでおしまいなの?もしかして既にどうするか決まっているとか...例えば生贄とか、、多分それだ。確かに私を差し出せば丸く解決するかも知れない。だって元凶だし、まぁ妥当だと思うけど、嫌だなぁ。あれもこれも嫌だなんてわがままだとは自分でも思うけど、それじゃあ神様は納得なんてしないかもしれない。そもそも私ひとりで足りるのかも分からない、もしそうなら、もっと悪いなぁ。


「あ、ごめんね。こんなに大声出して騒いじゃって、響かなかった?体調悪化させたりして無い?」

「副会長ってやっぱりしんどいんだな!まぁあの会長を御してるって考えたら負担も大きそうだしな!」

「有栖さん、流石にそれは失礼ですよ。かい...じゃなくて七...っあ、会長に。」

「すずってやっぱり変な影響受けやすいよな」


違う、そうじゃない。そんなのは負担でも何でもない。そうだ、せめて言おう。これだけの迷惑を掛けておいて何も言わないなんてそれこそ最悪だ。「ごめんなさい」とだけは言っておかなければ。せめてそれだけは言わなければ


「返事しないけど大丈夫なの?」

「やっぱり~、救急車呼ぶべきだったんじゃないのかな~」

「ううむ、確かにそうかもしれないな!」

「もしかして~、既に手遅れみたいな~」

「え、縁起でもないことを言うもんじゃない!流石にそれは無いはずと思いたいな!」


開け、開いてよ。言え、言え、言えってば、早く口から声を出してよ。ごめんなさいと早く、何か喋らしてよ。せめて何か言わせてよ。声が出ない、音が出せない。


「これは危険な状態なんじゃないですかな?」

「意識がはっきりとしていないのでは?」

「意識はありそうなんだけど、寝ぼけてるのかな?」


そんな訳ない。今はもうしっかりとしてる、話も聞こえてる。でもそれを伝えられない。体が重い、声が出ない、思いを伝えられない。


でも、それでも、例えこの後永遠に声が出なくなったとしても構わないからせめて今だけでも出させてよ。


「ぁ、お、あえ、ご、ごめんなさい。ごめ、ぃ。」

「え、ごめんなさい?なんで?、ねえ、やっぱり大丈夫じゃなかった。救急車早く呼んで!大至急!」


私は言い終えたあとぐったりとして倒れた。

人形ブレイクタイム


西「コレハダレノシテンナノデショウ」

日「...ススス(話ぐらい人形でも出来るのに焦れったい)」

西「ココロガアルカラコウナルノデス」

日「...ススス(つまりわれわれは出来損ない!)」


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