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幽霊とでもリア充ですよね  作者: ナギ式
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私、更なる危機へと放り込まれる

「いやー、どもども。まいどの蒼太さんがやって来てしまいましたよー」

「何その腹が立つノリは」

「いや、部屋入ろうとしたらそこの人形がボロボロに言ってるのを聞いてね。ちょっとした仕返し的なやつ」


なんかもうこの時点で相手にしたく無くなってきた。今まで3U(うざい、うるさい、胡散臭い)だったのにそれ以上のめんどくさいやつになって帰ってきた。


こういう時の蒼太は人形の言うとうり迷惑を運んで来る時だ。


「で、今度はどんな事をやらかしたの?怒らないから言ってみて?」

「芽衣ちゃん、それ絶対怒るやつじゃん」

「どんな無茶振りをするつもりなのかな?」

「あー、まぁ今回のはねぇ...」


内容を要約すると、この前の騒動で悪魔の質が低すぎる事と後続となる死神が沢山消えたことが問題となったそうで、種族として非常に不味くなったので、印象を良くするための策を提供する必要があるらしい。


というか誰に対しての弁明政策でどういう風に向かわせれば良いのかとかその辺の重要そうな事を聞かされてないばかりか、なんで同じ立場の人にこき使われてんたよこの人は。


「あ、そうそう。これ失敗したらこの辺の悪魔全滅するから真剣によろしくね」

「何だ、無視して大丈夫な内容か」

「ねぇ、本気で考えてよ。この俺と二度と会えなくなるんだよ?」

「いや、別に会いたいとは思わないけど」

「悠太もなんとか言ってよ」

「これ以上生き恥を晒さないで欲しいから芽衣ちゃんに同意」


まさかの実の弟に切って捨てられるとは思わなかったけどまぁ自業自得ちゃあその通りなんだよね。


「そもそも蒼太兄は死んでから悪魔になったってどれだけ人様に迷惑かけたら気が済むんだよ」

「それは初期の2番に聞かせてあげたいセリフだね」

「いや、今そこでちゃちゃ入れないでよ芽衣ちゃん」

「俺に味方は居なかったんだー。悲しいなぁ」


まぁ蒼太がどうなろうが知ったこっちゃ無いが、一応考えるだけはしてみよう。


「ねぇ、全滅って言っても誰が悪魔を滅ぼすの?」

「天使みたいな神に連なる何か」

「へー、天使ってやっぱり居るんだ。それってどれだけ強いものなの?」

「具体的に言えば大体この辺が荒れてるなって思ったらとりあえずその一帯を消滅させて、新たに台地を創り出したりとか?」

「具体的にはどれぐらいの範囲なの?」

「確か最初サイズで北海道がまるまる入るぐらいだったはず」

「悪魔以外の生物は?」

「もれなく道ずれ。消滅もみんなで超えれば怖くない」


あれ、これって想像以上にやばくない?気に入らない絵を破いて書き直すのとは訳が違うんだよ?天使怖すぎでしょ。いや、悪魔が弱すぎるのかな?


「天使と悪魔って戦ったらどっちが勝つの?やっぱり天使なの?」

「引き分けになる事が多いよ。まぁ損害的にはやや負けだけど」

「天使ってそれだけ強いんだね。あれ?それならなんでこの前の騒動を天使が片付けなかったの?それだけ強いならシステム云々なんて直ぐに問題無くなりそうなのに。」

「まぁ正確には天使じゃないからね。今回の相手はそもそも神様だし」

「神様?本当にいるのそんな存在が。私見たって人聞いたことも無いけど。」


流石蒼太。あっという間にあたりは胡散臭い空気で囲まれたよ。悪魔が言うにしたって神様は流石に無理があるでしょ


「そもそも芽衣ちゃんって古事記とか読んだことある?それならこの国の神と呼ばれる存在が何処からやってきたかわかると思うんだけど」

「読んだこともないし詳しくも知らないけどあれでしょ?イザナミとかがどっかからやって来てグルグルと海を混ぜて日本列島を作ったみたいな話でしょ?」

「結構違うけどまぁ必要な所はあるからそれでいいや。結論から言えばあの騒動の時に空にあった穴はその伊邪那岐命等がここに降り立った時の名残であそこは天の国と繋がって居るんだよ。」


へー、なるほど。だからこんな近くで沢山の幽霊が飛び出してきてたのか。じゃあ死んだら神様に会えるってことでいいのかな?


「じゃあもしかして最初に作った島ってこの辺にあったってこと?確かコロコロ島だっけ?」

「いや、それは淡路島だね。それに正しくはオノコロ島だしね」

「まぁそんな神様が出てきて、俺らの土地で何をしとるかと怒り出したものだから、ここは穏便に済まして許してもらおうと試行錯誤案を求めているって訳」

「まぁそんな神様にとっては島ぐらいいくらでも作れるんだから壊しちゃっても別にいいやぐらいのものなのか。」

「まぁ伊邪那美命が日に1000の命を奪うと言い放った時にならば1500の赤子を世に送り出すといい放つような人らだからね」


とりあえず笑い事で済むような話でないことは理解出来た。つまりはあれだ、人知れず日本滅亡って事だね。


その時、バタンと扉の外で何かが倒れる音がした。扉をそっと開けるとそこには顔を青くして倒れている露葉ちゃんがいた。


ああ、平穏より滅亡の方が楽な世界って辛い。



人形ブレイクタイム

西「カミヤテンシハオオザッパデスネ」

日「ススス...(せっかくの出番を奪わせてなるものか)」

西「ジカイ、メイチャンハカミゴロシニナル」

日「ススス...(秘められし力を解き放て)」


芽衣「誰がそんな物騒な事をすると思うのかな?と言うか普通に無理でしょそれは。」

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