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幽霊とでもリア充ですよね  作者: ナギ式
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私、幽霊騒動の終わりです。

私達は、あの広場で悪魔をあらかた倒して上機嫌だった。


「なんにせよこれで捗るね芽依ちゃん」

「明日もここに来るっていうのも面白そうだけど流石に財布を軽くしすぎたから厳しいかもしれない」

「一体いくら使ったの?」

「2日で一万強ぐらい。バイトしてない私にはなかなかの出費だよ」


そう、そもそも高校生の時分なぞ一万もあれば一月は余裕で持つ金額である。それなのにだった2日で消えたのだ。このお金は経費で落ちるのだろうか?いや、落として見せる。


そんな事はおいおい考えるとして今は端まで逃げてしまった悪魔をしっかりと討伐していこう。場所はすぐにわかるのでそれだけが救いだ。




何故場所がわかるのか、それは幽霊の逃げてきた方向に向かえば良いからである。悪魔や死神達は恐怖心から少しでも力をつけようよ私から逃げながらも必死に幽霊狩りをしているので、わりと見つけやすい。


そんなわけで、着実に数を減らしていく悪魔達。強くはなっているのだろうが、そんなにサクサクと強くなるなら世界は悪魔だらけになっていること間違いなしってな訳で、雀の涙程度の力の差しかない。しかも、倒す度に酒呑童子が強くなっていってるので、向かうところ敵なしだ。


言いにくいから省略してシュテンとかでいっか、そう言えば名前のわりにお酒飲ませたこと無いけど鬼ってお酒飲むのかな?それなら家にある銀色のやつでも飲ませてみるべきかな?幽霊達とちがって労ってあげれてないし。


そんな感じでサクサクと撃破。夕暮れまでには一掃出来た。このまま他の所にも回ろうかと思ったけれど、お金が足りそうに無かったので泣く泣く断念して家に帰ることにした。入場料を払わなければいけないので行き継いだ方がお得なのだ。


「ねぇ2番。そろそろ幽霊の回収機能とか回復しないのかな?その辺蒼太から聞いてない?」

「いや、蒼太兄からは何も。と言うかそもそも会ってないから聞く機会すらないんだけどね」

「そりゃそうだよね。こうテレパシー的な何かで交信出来たりしない?」

「それができたら電話はこの世界から無くなるね。何せ俺は元人間だし。」


全くもってその通りとしか言いようがないけれど、私は少し納得しかねる。だって何時までかかるか解らないから。ああ、お金が持ちますように。


そんな願いが叶ったのか、それは次の日の朝唐突に起きた。何気なく空を見上げ、安定の晴れた曇天に嫌気をさしてため息をはこうとしたそのとき、雲の一部に穴が開き、光が漏れ出していた。そして、その穴は渦を書くようにゆっくりと広がっていった。


「ねぇ、あの光ってもしかして回復したんじゃない?」

「うん、そうだな!これでひと安心なんだな!」

「あれはたぶん威力がかなりあると思うから気をしっかりとはってないときつそうだよ。先輩は大丈夫だと思うけど4、5番は大丈夫かな?」

「多分大丈夫でしょ、だって今まで何とかなってたんだし」


そんな風に雑談をしていると、突然何かに引っ張られるように1番たちが動いた。先程から警戒をしていた事もあり、直ぐに対処できたようなので今のところ大丈夫そうだけれど、


さて、これで悪魔を倒す必要はもう無くなったので、めでたく万事解決だ。私は制服に着替えて学校に向かう準備をした。


そして、電車の中で、今度は私服の金剛さんとあった。

「ん?何で友梨は制服なんだ?今日もパークに行くんだろ?」


一体何をいってるんだ金剛さんは。

「空を見た限り問題は解決したと思ったんだけど。晴れてるし」

「そら?お、おお、本当に晴れてるな、今朝は曇りがあったから今日も回らないと行けないと思ってたけどこれなら解決だな!」


さて、今の現状を知ってもらえた所で一つ伝言を頼むとするか


「ねぇ金剛さん。蒼太にあったら会計1万2368円の請求を私がしてるって伝えといて。」

「え、あの蒼太に請求するのか?」

「だって自分の仕事を他人をこき使って達成したんだよ?それ分の対価いや、これじゃあ私は損だから2万円の請求をお願いしてもいい?まぁ私の所に来るように伝えるだけでもいいから」


そして、学校で久々の授業を受けて(2学期初の授業なので)、放課後に至る。


「えっと、芽依ちゃん?有栖から俺に話があるって聞いたけど一体なにかな?」

「ねぇ蒼太さん。今回の件、報酬どれぐらい貰ったの?」

「えっと、どうしてさん付けに戻ってるんですかね?」

「ん?よく聞こえないなぁ、どれぐらい貰ったの?」

「約500万円相当です。」

「私や金剛さんへの報酬は?」

「ゼロですね。ハイ、そんなに怒らないで下さい。何で人間なのにこんなにこえぇんだよ芽依ちゃんは。」


よし、私に報酬を渡す気は無いらしい。こうなったら物理でもってもらうしか無いよね。


「蒼太さん。4等分と封印、どっちがいい?」

「4等分って報酬だよね。ボディの事じゃないよね!?」

「報酬の話だよ。」


私は最高の笑顔でもって蒼太さんに優しく語りかけた。何故か蒼太は青ざめてたけど。


「報酬を4等分でいいよ(誰だよあの本芽依ちゃんに渡したの)」

「ん?封印がいいって?しょうがないなぁ」

「4等分にさせてください。流石にその本に封印されていい未来があるとは思えないので」


よし、私は満足した。でもこれって100万円を手にいれたって事だよね。やった、凄い成果だ。


私の後で2番が「蒼太兄、ドンマイ」と言っていたけれど、気にしたら敗けだ。


ああ、お金って素晴らしい。

取り敢えず幽霊騒動の表は終わりました。後はこの件の経緯などを、何かの始まりを語るだけだ。

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