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幽霊とでもリア充ですよね  作者: ナギ式
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私、神戸へと向かう3

友梨家の朝は遅い。

9時になって全員が揃うのだ。別に一人だけがが遅かったり、はたまた夜更かしをしたわけではない。大体が8時~9時になって目を覚ます。


「やっと目を覚ましたな。ネボスケども」

因みに祖父のみ6時起きである。なぜなら早寝早起きこそが長生きの秘訣だと信じているからだ。祖父は健康が好きで、そう言ったことにはとても気を遣っているのである。

但し酒を沢山飲むのは何故か止めない。本人曰く、楽しみはそれだけで人生を豊かにするからだそうだ。


後、昨日の会話で名前を知ることが出来た。

祖父は友梨 健治(ともなし けんじ)

祖母は友梨 彩月(ともなし さつき)

で、以外と普通だったのに対して従兄弟は変わった名前だった。

従兄弟の兄は|友梨 太陽(ともなし ふれあ)

従兄弟の弟は友梨 満月(ともなし らいと)と言う名前で、昨日知った時は吹き出しそうになった。(2番は爆笑して、1番に怒られていた。)


さて、必要最低限の名前を知れたのはいいとして今日は何をしようか。この祖父の家には3泊する予定なのだ。そして、今日が2日目。3日目はお経を読んだりしてやることはあるが、2日目は予定がないのである。


「お前って今日は何して過ごすんだ?」

兄のフレアが話かけてきた。行け、2番君に決めた。

「えっと、今何をしようか悩んでた所」(in2番)

「なら俺達と一緒に観光しに行くか?お前よりは知ってると思うぞ」

「まあ暫く来てなかったからね、お願いしようかな」

「わかった。ライトにも話しとくよ」


何だかんだで板についてきた気がする。もしかして私より友梨芽依を上手くやれるんじゃない?まあなんにせよ予定が埋まって良かった。と言うか本人が本人らしいと思ったりしてるんじゃいつか体乗っ取られても文句言えそうにないね。


(とりあえずは今日1日表よろしくね2番)

「絶対自分でコミュニケーションとった方がいいと思うよ?」(これは言ってみれば2番の予定じゃん?だったら2番がこなすべきだと私は思うよ?)

「いやまあ確かに相談せずに予定決めたけどさ...」

(ほらほら、ろくに異性と喋ったこと無さそうな二人に夢を見させてあげないとね)

「中の人は男だよ。それに人の友達すら片手も埋まらない芽依ちゃんがそれ言っちゃう?」


ぐはっ!。私は今盛大に傷付いたよ、まさか2番がそんな事思っていたなんて...


「落ち込んでる所悪いけどそもそもな所リア充なる気とか芽依ちゃんあるの?」

(いや、もう友達二人もいるしリア充でしょ)

「普通リア充って言えば友達は2桁以上は当たり前、何なら彼氏彼女がいるのが当たり前な時代だよ?」


私は絶句した。いや、まさかね。そんなはずないじゃないですか、うん、きっと2番の勘違いにちがいない。二桁以上の友達とか彼氏とか、一体この子は何をおっしゃっているのやら、ハハハ。


「芽依ちゃんが現実逃避を始めた」

「もしかして知らなかったのか?驚きだな!」

「悲しい現実からは~、避けては通れないかな~」


酷い追い討ちもあったものだ。ここまで傷付いている私に手をさしのべるどころか心を抉りに来るなんてさ。


まあそんな事は忘れて速く行こうじゃないか。キラキラネームなお二人がお待ちかねだよ。



「さて、それじゃあそろそろ行こうか」

「今日はよろしくお願いします。」

「案内よろしくね、二人とも」


私達はてくてくと辺りの観光をして歩いていった。

まず初めにメリケンパークに行き、そこから東に向かって歩いていくのだ。ポートタワーや繁華街をゆっくりと食べ歩いたりしてゆらゆらと。三ノ宮につく頃には4時ぐらいになっていた。


私は近所にはないビルの群れや普段見ない景色等で楽しかったし、二人も満更でも無さそうな顔をしていた。


「久しぶりに結構歩いた気がする。もう足が疲れたよ」

「何だライト情けないな。芽依さんもそう思うだろ?」

「いえ、私もかなり疲れました。太陽も暑かったですし」

「あー、まあ芽依さんは外ではしゃぎ回ったりしなさそうだから体力も無いのか」


何か2番はやけに喋るようになってきたね。もしかして好意でも抱いているのかな?男だよその二人。それとも心を女っぽくしたせいで新たな扉を開いてしまったのかね?


まあ一つだけ言えるのは、今自分の体に戻りたくないと言う事だ。だって絶対痛いじゃん


あれ?これはもしかしてずっと2番に体渡していてら体力が自然と身に付くんじゃない?名付けて全自動体力増幅計画。


まあそんな事を考えながら電車で神戸駅までゆらゆらと揺られながら早数分。私の数時間の移動距離をあっという間にゼロにしてしまった。何か双六で初めに戻るってこういう気持ちになるんだろうとか思いながら帰宅した。


家に変えると、寿司が用意されていた。

40貫近く入ったケースが3つあった。


夕食の時間になるとダイニングに皆集まり、「今日は寿司をとった。満足行くまで召し上がれ」と言う祖父の言葉で私達は寿司を食べ出した。


私が疲れているだろうからと、フレアが率先して寿司をとってくれたので楽だった。あれだね、きっと良いとこ見せたいんだろうね。


(2番気に入られて良かったね)

「微笑ましく見てるけどこの体芽依ちゃんだからね?」

(つまり私に格好つけていると。男って大変だね、疲れていても良いとこ見せようと頑張るなんて)

「俺の頑張りも出来れば誉めて欲しいな」

(2番何かしたっけ?)

「1日会話やったじゃん。それと歩き回ったりもした。この体は体力ないから疲れてないように振る舞うの苦労したよ」

「それってもしかして戻ったら悲鳴とかあげちゃうような感じ?」


戻るのが嫌になるね


ああ、今日はかなり楽しめた。




最近今が何日の何曜日なのかを意識しないぐらいの重体であったことが発覚しました。時の流れは早いものです。

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