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幽霊とでもリア充ですよね  作者: ナギ式
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1番デート(昼)

忙しかったもので遅れてしまって申し訳ない。

だがこれで終わった訳ではない。

まだだ、まだ終わらんよ。


現在私は服屋の前のコーヒーショップで優雅にティータイム中だ。

コーヒーとショートケーキの480円のセットを食べながら休日を満喫している。


向かいには同じ高校の制服を来た友達がいる。

友達とコーヒーショップでティータイム。

これ、やってみたかったんだよね。

リア充してる感じがあるからさ。


「芽依ちゃん真面目にやってよ」

「どうせ時間かかるでしょ。袖通すだけと言っても割と種類多いし。」

「はー、俺も休息にしようかな。あんなデートを見ていたくはは無い」

「流石両手に花の2番は違うね。美少女二人だよやったね」

「3番の見た目はともかく中身がちょっと」

「つまり私は文句無しと」

「どっちかと言えば男友達みたいな扱いかな」


ずーん。

まさか男友達扱いだなんて、彼女っぽいとかじゃなくてもせめてモブ女A位の扱いが良かった。

いや、喋れないモブよりはましなのか?


そんなこんなで一時間、とうとう店から二人が出たので、私達はひっそりと追いかけた。


端から見たら一人で変な動きをしているだけとか思ってはいけない。


次は付属の映画館に向かうようだ。

二人でシアタールームに入って行った。

ポスターを見る限りでは恋愛映画らしい。

お金を払わずに映画見放題とは羨ましい奴め。

まぁ一人恋愛映画とか嫌なので、そもそもアクション系の方が好きなので、近くのゲーム台で時間を潰す事にした。


UFOキャッチャーやレースゲーム、太鼓のゲーム等色々あった

因みに幽霊それぞれに得意なものがあって、

2番はレースゲーム

3番はリズムゲーム

4、5番はUFOキャッチャーだった。


見た目はお年寄りな二人だが、完璧な連携で次から次へと取っていく。


さて、そんな意外な活躍を見れたゲームコーナーだが、狭いので、二時間潰すのは難しかった。


まぁ談笑したりショップをみたり、ポップコーンを買って小腹を満たしたりしていたら時間がたち、二人が出てきた。


その後は、書店やアクセサリー、腕時計等を見ながらショッピングセンターの中を移動して行くのであった。



そして、気がつけば辺りは茜色の空になっていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


さて、どうしようか。

俺は今非常に困っていた。

どの服が似合うかと聞かれても何と答えたら良いのか分からないのだ。


まぁ俺だって、多少のセンスもあるし、お世辞だって言えない訳じゃない。

だがそれとこれとは別問題だ。

どの服を着ても似たり寄ったりになってしまうのだ。

膨れ上がった服とそこから想像出来る見事な逆三角形の筋肉。

はち切れんばかりにミシミシと音のなる袖口。

何よりインパクトのありすぎる化粧。


もう何て言うかムリ

ちらっと後輩の方を見たら3人で仲良く談笑をしていた。

チクショウ。


「ねぇ~、今度はどうかしら。かなりいいと思うんだけど。」

「あ、ああ。そういうのもありだと思うんだな!」

「うふふ、嬉しいわ。いっちゃんって読んでもいいかしら?私の事もあきこって読んでもいいわよ~」


今初めて名前を知った。

でも、出来れば知りたくなかったかもしれない。


「ねぇいっちゃん。私これで更に美しく成れたと思うの。いっちゃんもそう思うでしょ?」

「あ、ああそうだなあきこ」

「照れちゃって~、かわいいわねぇ~」


なんだろうこの拷問。

筋肉の塊に猫なで声で囁かれるとゾワゾワしてくるぞ。

これが恐怖と言う奴なのか?


初デート あの子の声で 背が冷える 1番。


思わず謎川柳を歌ってしまった。

それから俺たちは移動することにした。

次は映画館だ。


映画館に着くと、休みの日だからかそこそこに人が集まっていた。


「ねぇ~、これいいと思わない?見てみましょうよ。」

そう言って選んだ映画は「この想いは世界を駆ける」と言うタイトルの恋愛映画だった。


映画の内容はざっくり言うと、

中学生の主人公は親の仕事でアメリカに移る事になった。その主人公はその時の彼女と別れたく無かったけれど、仕方なく別れることになった。それから暫くして日本に帰って働いていた時に久しぶりに彼女と再開した。彼女が実はもう同じ会社の上司で、一度付き合うと言う話だ。


俺には、こういった恋愛映画はよくわからないが、あきこは大号泣していた。

きっと感動的なストーリーなんだろう。

出来ればアメリカンヒーロー映画とかが見たかったとかは言わない。


それからは特に当てがあるわけでもなくアクセサリーを試着したり(飾ってある試着不可の奴を)腕時計をつけたり(買ったらウン十万以上の)色々回っているうちに辺りは夕焼けに染まっていた。


「ねぇ~、時間ってたつのが速いわね。あなたは何時までデートしてくれるの?」

「一応12時までは行けるんだな!でも芽依ちゃんの帰宅とかあるから10時位までが限界なんだな!」

「まぁそれは仕方がないわね~、でもいいわ、楽しみましょ」


ああ、もう少しの辛抱なんだな!

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