私、初めての体育祭です。4
体育祭は後一話続きます。
私の最初の仕事は終わった。
次の種目は午後からなので、比較的ゆっくりとしていられる。
今グラウンドでは...えーと、、ああそうだ。ムカデをやっている所だ。
あの連なってウジャウジャと行くやつである。
うん、連携だけは良いよねうちの色。
あれかな?練習が出来たからなのかな。
まぁそんな感じで頑張っているわけですよ。
点数も特に大きく開いているわけでは無いが、しかしながらやはり前半はリレー等が多いので、白に負けている。
誠に遺憾だがまぁ後半に期待だね。
時刻はもうすぐ12:30で昼休みに入る時間だ。
そしてムカデが終わり、昼休みに入った。
結果は圧勝だった、白は足並みがバラバラで何回か転けてしまったのが主な原因。
まぁ仕方ないね、と言うか今年白が体育館使ってたら万に一つも勝ち目無いよね。
今さら気付いた幸運に感謝しつつも、今の興味の大半は奮発したお弁当だ。
登校途中にあるお弁当屋さんの特大エビフライ弁当(750円)だ
実はこれ人気過ぎて注文でしかてに入らないのだ。
奇跡的に買えた事に感謝しながらいざ実食。
10センチ以上のサクサクのエビフライに特性ソースを掛けると、とてもいいソースの香りがしてくる。
齧ると、プリッとした身とソースが絡み合いとても美味しい。
私はどちらかといえばタルタルソース派だが、これはこれで
悪くない。
うん、語彙力が足りない食レポはともかくとても美味しかった。惜しむらくは、冷めていたことだろう。
そんな芽依を余所に1番達は放送を聞いていた。
「いやー、それにしても連日の雨が嘘のように日差しが照っていて、日焼け止め塗っていてもピリピリしますね」
「いや、この時期に日焼けとか肌弱くないですか?」
「あ~やっぱりそう思います?あっ、そう言えばピリピリと言えば今年の1年の赤組と白組は中々熱いですね」
「その持っていき方の強引さは置いとくとして、確かにそうですね、何せあの二人が居ますから。」
何て話をやって昼休みを放送部が盛り上げていた。
「成る程、見方を変えれば確かにそう見えなくも無いな!」
「もはや因縁の~、ライバルみたいだね~」
「まぁ当の本人は端っこでエビフライ食べてニヤニヤしてるけどね」
「それに対して白組は熱気が違うな!」
そう、赤組がのほほんと弁当を食べる間、白組は士気を上げていた。
具体的には金剛さんが応援団みたいなことしてるのだ。
負けは許されない状況に気持ちを昂らせる1年に気圧されるように2、3年も気持ちを昂らせていた。
と言うか必死に気合い入れてた。
しかし以前としてのほほんとしている我らが赤組は圧倒的に有利なので特に力を入れて盛り上げたりはしない。
そして昼休みも終わり、後半がスタートした。
さぁ、反撃を始めようか。
先ずは綱引きだ。
はっきり言ってこれは負ける要素が無い。
何故なら3組の中...何とか君が100キロを越えており、その踏ん張る力も中々なのだ。
向こうのやる気が物凄く高いので、最初は驚いていた赤組も私の姿を見ると途端に負けない位の必死さになって気合いを入れていた。
まぁこれは放送で色々言われていたのが原因なのだが、エビフライに夢中だった私はそんな事は知らずにいたので、
向こうの気合いに押されないよう必死になっているのだと思っていた。
そして、まぁ同じ条件なら負けるわけもなくあっさりと勝利。
中何とか君も猪かと思うぐらいの勢いで引いていたので、人間、やる気だけでここまで違うのだと思った。
因みに放送では、1年にして不良を纏めた金剛の1番強い手下を手も足も出させないままに空へほり投げたとか、気に入らない生徒を窓からほり投げるだとか言った物だった。
本人達は面白可笑しく話していたが、聞いていたものにとっては、と言うか選手にとっては恐怖でしか無かった。
そのせいもあってもうのほほんとした雰囲気なぞ綺麗に消え去っていった。
「いや~、後半にもなると赤組有利だからか気合い入っているね」
「いやいや、昼休みの放送聞いてなかったの芽依ちゃん?」
「ん?もしかして大事なこと言ってた?」
「いや、雑談だったね、観客を盛り上げる為に色々言ってたよ。」
「ふーん、それであれだけの士気を出せるのだからプロって凄いね。」
「あー、うんもうそれでいいよ。」
何だか良くわからないがまぁ結果オーライだ。
その後は徐々に点差を詰めて言った赤組とプレッシャーと焦りに倒れる人まで出た白組。
救急車が何台か来てたが一体なんだったんだろ?
見に来た人が倒れたりとかしたのかな?それとも熱中症?
等と未だにのほほんとしている芽依を残しながら、体育祭はかなりカオスな状況に陥っていくのだった。
ああ、もう後は勝つだけだ。




